Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

07« 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »09
08

16

15:22
Fri
2019

No.0261

うかい鳥山 ほたる鑑賞お食事会

先月、山の中で深夜まで及ぶ撮影がありました。
車に戻ってさて帰ろう、という時「蛍がいる!」とちょっと騒ぎになりました。
私は残念ながら見えなかったのですが、木の上の方で光っていたみたいです。
「蛍見るの初めて」という方が何名かいて、鎌倉で何度か見たことのある私は、そうか蛍って珍しいんだ、と思いました。
子供の頃は何匹か捕まえてきて、虫かごで飼っていたこともあります。
とはいえ、考えてみたら私もここ何年か見ていません。最後に見たのは、いつだったかしら・・・。
光るものが大好きな相方も喜びそうだな、と蛍の見られるイベントを調べてみました。
椿山荘は終わっていましたが、私がずいぶん前から気になり続けている(こちら参照)うかいグループの、うかい鳥山亭で8/18まで、蛍が見られるとのこと。
これは行くしかない!と《哲学者の薔薇園》周辺の方々を中心に、賛同者を募りました。
ドレスコードは「和装」。
今年は着物を極める、と言いつつ1月以降全然着ていない私には、着物を着る絶好のチャンスです。

サイトを見てみましたが、部屋数や席数の情報がありません。
予約の時に「8名の個室ならお取りできます。それ以上ですと12名です」と言われ、人数が確定したら連絡します、ととりあえず8名の個室を予約。
結局当日は7名になったので、ちょうど良かったです。

夏の着物をしばらく出していなかったので、何があったかな、と前日くらいに確認すると、持っていた筈の単の着物が殆ど見当たりません。
浴衣にしようかな、とも思いましたが、高級なお店に行くのですからやはり着物で行きたいところ。
一番涼しげな蝶柄の着物に、帯揚げ代わりのスカーフとブローチで、洋風テイストを加えました。

18時からの予約でしたが、バスが00、20、40分初とのことなので、念の為17:15集合に。
ここで時間通りに集まったのが4名。
20分のバスで、先に向かいます。
バスはマイクロバスではなくて、観光バスのような大型のバスでした。それが1時間3回も走っているのだから、お客の多さが分かります。
途中「うかい竹亭」でお客を降ろし、そこからはすぐでした。駅からは10分くらいでしょうか。

2019811うかい鳥山亭_190812_0025

着いたとたん、まるで古都の町並みのような、風雅な建物の数々に唖然としました。
山の中にこんな場所があるなんて、まるで隠れ里です。

2019811うかい鳥山亭_190812_0026

苔むした門を入ると、入口に大きな水車がありました。

2019811うかい鳥山亭_190812_0030

うかい鳥山亭のエントランスは、ホテルのような開放的な場所で、物販コーナーが併設されたウェイティングスペースもあります。

2019811うかい鳥山亭_190812_0023
皆が揃う前の一枚。

やがて、次のバスで2名到着。お部屋に案内して頂くことにしました。
参加者7名中5名が和装です。
男性2名の浴衣がアリス柄と宇野亜喜良デザインという素敵センス!
スタッフさんについて歩いていくと、「鮎焼き小屋」があったり水車も幾つかあったり、とにかく敷地が広大。

2019811うかい鳥山亭_190812_0034

広さを聞くと、なんと敷地面積6000坪、座敷数は150近いとか!!
席数は一体何席あるのでしょう。本当に驚きました。
うかいグループは「とうふ屋うかい」からスタートしたものと思っていましたが、ここ鳥山亭が発祥なのだそうです。
調べてみたら、1964年創業とありました。

2019811うかい鳥山亭_190812_0033

案内された個室の外にも池があり、錦鯉が泳いでいます。
殆どの方が日本酒が飲みたいということで、竹に入った竹酒を注文。
私はソフトドリンクの、梅蜜の水割りにしました。

2019811うかい鳥山亭_190812_0035

お飲み物が運ばれて来たあたりで、最後の一名が到着。コースがスタートしました。
この日のメニューは、「いろり炭火焼き 鶏・佐久鯉の洗いのコース」

2019811うかい鳥山亭_190812_0036

まず運ばれて来たのは、先付けの長芋そうめん、胡麻豆腐、冬瓜、海老もろこし揚げ。
包丁で切っているという長芋そうめんの細かさ!まさに職人技です。
彩り、喉ごし、食感、味わいの全てが計算しつくされた美しさでした。

2019811うかい鳥山亭_190812_0037

向付は、佐久鯉の洗い。
氷の上に並べられた花弁のような鯉が、これまた美しい。
1週間ほど前から、地下水で泳がせているのだそうで、臭みがなく甘みが感じられるお造りでした。
手前は蓮の実。初めて食べた気がしますが、シャキシャキした不思議な食感でした。

2019811うかい鳥山亭_190812_0038

次に、鮎の塩焼き。柔らかいので丸ごと食べられます、とのことで、頭から齧ります。
野趣豊かな、滋養に満ちた一品でした。

2019811うかい鳥山亭_190812_0039

次はいよいよ炭火焼き。
スタッフさんによって運ばれて来た炭と網がセッティングされました。
籠いっぱいの食材から、まずはじゃが芋串が置かれます。
続けて大きな鶏串。焼け具合を見ながら、一通り焼けたらたれを付けて再度焼きます。

2019811うかい鳥山亭_190812_0040

椎茸は焼くのは片側だけで、旨みが窪みの方に溜まるのだそうで、これが本当に美味しい。
手羽中、獅子唐と、一通り食べるとお腹いっぱいなりました。
鶏つくね汁を頂いたら、あと一歩。

2019811うかい鳥山亭_190812_0041

麦とろご飯、味噌汁、香の物は量が控え目だったので、何とか食べ切りました。
そういえばとろろに麦を合わせるのって、何故なんでしょうね。

2019811うかい鳥山亭_190812_0042

水菓子は水ようかん。楓の葉が敷かれています。

お食事が終わったのは、21時過ぎ。
最終バスが21:50だそうなので、それまで蛍を鑑賞できます。

2019811うかい鳥山亭_190812_0001

両側に色とりどりの行灯が置かれた、水路の上に渡された板を歩いていくと、水辺に蛍が光っている、はずなのですが、最初は明るくて良く見えません。
でも水路の入口に蛍小屋が設置されていて、その中に沢山飼われているらしく、かなり間近で蛍を眺められました。
奥まで行くと蕎麦を打つ為の水車小屋があり、線香花火が置いてあります。

2019811うかい鳥山亭_190812_0004

花火を楽しんでからまた水路を戻ると、今度はところどころに、小さな明かりが見えました。
今いるのはゲンジボタルよりも小さなヘイケボタルなのだそうで、明かりもごく控え目なのです。
予想を遥かに上回るお店とお料理、おもてなしの素晴らしさを満喫して、帰路に着きました。
うかいグループのお店、都心にも何軒かあります。
きっとまた行こう、と思いました。

2019811うかい鳥山亭_190819_0047

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
07

24

01:33
Wed
2019

No.0257

《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座第三回「魔女術 ハーブ活用法」レポート

7/19(金)に第三回目を迎えた、 《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座。
今回のテーマは「魔女術 ハーブ活用法」。
毎回、アシスタントをして下さっている長南氏が、魔女術の実践も行っているので、今回はゲスト講師ということでお願いしました。



一言で魔女と言っても、その包括する概念は膨大になります。
神話に登場するキルケーやグライアイのような魔女から、薬草を用いて産婆や医療行為を行っていた中世ヨーロッパの魔女、軟膏を塗って空を飛び、悪魔に仕えて黒ミサで淫蕩な行為を行うとされた邪悪な魔女、自然の恵みに感謝を捧げるサバトを一年の決められた時期に行う、ペイガニズムの文脈の中の魔女、そして創作上の、魔法を使ったり異世界人だったりする魔女。
全てを取り上げるのはきりがないので、魔女と言えば薬草術かな、と、主にハーブに焦点を当てて紹介することにしました。
最初に、キリスト教社会に於ける魔女狩りの歴史などを踏まえて、魔女がどのような変遷を辿ってきたのかを説明。
それから長南さんにバトンタッチし、現代の魔女がどのような思想体系の元で生活や儀式を行っているのかを、紹介して頂きました。

20190720_190720_0009.jpg

その間、私は野菜・フルーツに庭で摘んできたハーブや常備しているハーブ・スパイスなどを入れて作った「魔女のスムージー」を作り、受講者の皆様に配りました。
この「魔女のスムージー」は、私が休みの日の朝などに作って飲んでいるもので、レシピも大体のところは決まっていますが、野菜・果物はその時に手に入ったものを使っています。
最初は手軽に野菜が採れて良さそう、と思って作り始めたスムージー。
ほうれん草や小松菜を中心に作っていたのですが、どうも飲みにくいので、フルーツの分量を多くしていきました。
そのうちに、使い切れないで香りが落ちてしまうことの多いハーブやスパイスを活用するのに良いと気付いて、様々なハーブ・スパイスを試すようになりました。
この時に作ったレシピは、バナナ、ハネデューメロン、キウイフルーツ、ホウレンソウ、レタス、アロエ、アロマティカス、ローズゼラニウム、ペパーミント、オレガノ、フェンネル、シナモン、カルダモン、オールスパイス、牛乳。
皆様にも好評だったと思います。
ハーブ・スパイスには癖のある香りのものが多いので、好みに合わせてオリジナルのレシピを考える楽しみがあると思います。

20190720_190720_0022.jpg

それから、エッセンシャルオイルを使ったアロマスプレーの作成。
残念ながら全員に作って頂くには時間が足りなかったので、代表でお二人に作って頂きました。
お一人はラベンダーとローマンカモミールの、リラックス効果のある香りのスプレー、もうお一人はティートゥリーで殺菌効果のあるスプレーを作っていました。
ハーブの効用を一覧にしたものを、資料としてお配りしたのですが、かなり膨大な量になってしまいました。
ちなみに配布のものもあくまで一例で、情報としては増やそうと思えば無限に増やせると思います。
ハーブに纏わるエピソードなども少しお話したのですが、話し足りないこともあったので、noteに纏めてみました。
そちらも是非、お読み頂ければと思います。

今回に限らずですが、受講者の中にはかなり豊富な知識をお持ちの方も多く、どちらが講師か分からなくなる場面も(笑)。
情報交換の場としても、とても意義のある講座だと思います。
次回8月16日(金)は、ゲストに宇田川岳夫氏をお招きします。
テーマは 「儀式的音楽」。
ご興味お持ち頂けた方、是非ともご来場下さいませ!

aRIMG0005.jpg

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。




にほんブログ村
07

18

23:51
Thu
2019

No.0256

INIBURAライブ vol.2@《哲学者の薔薇園》

7月15日は、友人の画家・古賀郁氏や、私の主催している演劇ユニットMONT★SUCHTのメンバーでもある黒い瞳嬢のやっている実験的即興ノイズ・アンビエント・ユニットINIBURAの、3月に続いて2回目のライブでした。
ライブでは郁さんは鉄板などのメタル・パーカッションを大量に持ち込むので、荷物が大変そうで、雨模様のこの日もタクシーを使って来られたのだそう。
この日はテーマが「雅楽」とのことで、メンバー全員和服だと言うので、私も着物で行こうと意気込みました。
何故と言うに、今年は着物を沢山着よう!洋服との和洋折衷コーディネートを極めよう!などと1月に数回も着物で外出したのにもかかわらず、2月以降はぱったり着る機会を逸してしまい、なんと令和になってからもまだ一度も着ていない体たらくなのです。
薄手の黒の単を着るつもりでいたのが、当日になって探しても出てこず、茶会記では衣装はモノトーンと決めている為、仕方なく白の襦袢の上に黒の半幅帯を締め、レースの上着を羽織ることに。
でもこの日は蒸し暑く、荷物の多い状態では上着など着ていられなくて、開き直って襦袢で歩いていました。
着物文化を重んじる方には怒られそうです。

この日は祝日だった為、ライブは17時からの予定。
セッティングはいつも通りメンバーに丸投げし、喫茶室の方でチラシの折込を作成したりしているうちに、チラホラお客様がお見えになりました。
ところが、17時の開演時間になっても相方が姿を現しません。
焦ってLINEを送り、とりあえずイベントスペースを開場。
喫茶茶会記は、入口側の喫茶スペースと奥のイベントスペースが扉で仕切られています。
この日はメンバートークを予定していて、私が司会をすることになっていた為、喫茶スペースに誰も居ないままだとまずいのです。
幸い、開場してすぐに相方が到着。
演奏中はステージの写真を撮ったり、喫茶スペースで一息ついたり。
お店をやりながらだと、なかなかライブの観客に専念することは難しい。
バックで流れている映像も郁さん作なのですが、サイケデリックかつ魔術的で非常にカッコイイのです。

2019715茶会記_190718_0010
撮影:由良瓏砂

30分程で、インターバル。この間にドリンクの注文なども入ります。

後半はメンバートークでスタート。
私のアイデアを元に郁さんの相方の栗栖有稀ちゃんがまとめていてくれた質問、INUBURAの結成秘話などを伺いました。
ギターのTANAO氏と郁さんで始めたというINIBURA、なんと結成は約25年前だそう!
去年、たまたま郁さんが鉄屑を集めたり始めたタイミングで、Tanao氏から活動再開の話があり、スタジオ入りして撮影した動画などをTwitterで公開したら、それを見たDr.stutter氏から加入したいとの連絡があったのだそう。
で、もう一人くらいメンバーが欲しいなと思っていたところへ、栗栖さんの推薦で瞳ちゃんが参加することになったのだそうです。
ちなみに瞳ちゃんは、ミュージカルソーやピアニカ、チャイムや各種笛など、様々な楽器を駆使しています。

この日のライブのテーマは「雅楽」。神主の資格を持っているDr.stutter氏が、練習の後にご飯に行くのを「直会」(なおらい。私は「ちょっかい」と読んでしまいました。恥)と呼んでいるそうで、つまり神事ですね。
楽器演奏はもともと神楽など、神に捧げるものでしたので、とても納得がいきました。

2019715茶会記_190718_0012
撮影:神崎悠雅

そしてこの日の突発的ゲスト、占い師の中村氏が、生年月日と氏名で占ってくれるというので、お客様やメンバーから3名を募り、順番に見て頂きました。
結果は納得のいく部分もあり、そうでもない部分もあり、という感じだったかな?
私が聞きたかった質問、メンバーのお勧めノイズバンドは、郁さん→Nurse With Wound、瞳ちゃん→Aksak Maboul、Tanao氏→AssHoleGrindMother、Dr.stutter氏→タクロック。(ノイズじゃないのも入ってますが)

トーク後は、演奏をバックに、栗栖さんの作った物語を瞳ちゃんが朗読。
3月は「消失測定器」というお話でした。今回は「白詰草に死す」というお話。
ノスタルジックで幻想的なストーリーに、瞳ちゃんのアンニュイな朗読がはまっています。
瞳ちゃんをモデルに栗栖さんが撮影した写真も映像で流れ、更にその写真を郁さんが水彩画にするというメディアミックス展開も!
ライブ後は、今回の特製メニュー「高菜と鱈子の揚げおにぎり茶漬け」も皆さんに楽しんで頂きました。

2019715茶会記_190718_0001
撮影:由良瓏砂

INIBURAライブ、次回はまた秋か冬頃に開催しようと思います。
浮遊感溢れる演奏を、是非とも体験しにいらして下さいませ。

2019715茶会記_190718_0003
「みんな違う方を見よう」と撮った集合写真。撮影:栗栖有稀

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
07

12

03:17
Fri
2019

No.0255

《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座第三回「魔女術 ハーブ活用法」

5月に開講したSPINOR夜学002 オカルティズム講座も、早いもので第三回。
毎回いらして下さる受講者の方も多く、有難い限りです。
今回のテーマは「魔女術」、ゲスト講師は《哲学者の薔薇園》でお馴染み、長南浩氏です。

魔女と言っても指し示すものが相当広いです。
当初は近代から現代にかけての魔女達がどのような魔術や儀式を行っているのか、ということに絞ってお話しようと思っていました。
が、受講者の方からのリクエストもあり、魔女が歴史、特にキリスト教史の中でどのように扱われてきたのか、というところからご紹介していきたいと思います。
また、私が日常的に愛飲している、ハーブを沢山取り入れたスムージーをお出しします。
ハーブやアロマに興味がある方も是非、ご参加下さいませ。
**********
オカルティズム講座第三回「魔女術 ハーブ活用法」
2019/7/19(金)19:30-21:00
スピノールギャラリー
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目1−20 小川ビル2F
料金3000円

講師:由良瓏砂
ゲスト講師:長南浩



魔女とは何か?、キリスト教会と魔女の歴史に始まり、
魔女の生活、儀式、薬草術などについてお話します。
ハーブやアロマの効用等、実践的な内容も。
魔女のスムージーサービス!

takabatake.jpg
Toru Nogawa "Le Requiem" カンバスに油彩

予約フォーム

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
06

23

16:46
Sun
2019

No.0250

《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座第二回「神道の構造 祓ひ・祝詞・祟り」レポート

去る6/21(金)、神保町スピノールギャラリーにて、オカルティズム講座第二回を開催致しました。
今回のテーマは「神道の構造 祓ひ・祝詞・祟り」。
受講者は14名。
伴田さんから「夜学最高記録です!」とのお言葉を頂きました。
(夜学自体、開始して間もないと思うのですが・・・)
かなりぎゅうぎゅうでしたが、ギャラリー内のパーテーションも撤去されたので、何とかお席を作ることができました。
受講者の皆様、有難うございました!

今回のテーマを聞いて、あれっと思った方もいらっしゃると思います。
「神道って、オカルトなの?」
まあ、あらゆる宗教にはオカルト要素はあるとも言えますが、これには訳があります。

最初に考えていたテーマは「言霊の力 祝詞と呪詛」でした。
というのも、少し前に観に行ったお芝居で、登場人物の男が旧家に呪いを掛けるシーンがあったのですが、その時に唱えていたのが、まさしく祝詞だったのです。
祝詞って呪詛にもなるのか?と疑問を抱いたのが、始まりでした。
祝詞といえばハフリーヌさん、とゲスト講師をお願いしてから少しして「私呪詛に関してはあまりお話できないと思うので、タイトル変えていいですか?」と提案されたのが、上記のテーマ。
言霊を扱うのには違いないので、それで行くことになりました。

当日はハフリーヌさんは着物で来られるというので、私も着物にしようかと思ったのですが、日本古来の衣服と考えるとどうも着物という感じがせず、大陸風のワンピースに変更。
先日見たスペクタクル映画「日本誕生」でも、高天原の神たちはギリシア神話風の衣装を着ていましたっけ。

講座のスタートは、例によって最初はお茶のサービスから。
今回お茶請けにご用意したのは、ハフリーヌさんが大好きだというロータスビスケット。
肝心のお茶ですが、日本茶は仏教や着物同様、日本には後から入ってきたものだと思いますので、何か野草茶の類を、と考えましたが、そうかロータスビスケットだから蓮茶でいいんじゃ、と安易に決定。
人数と場所の狭さを考えて茶器は妥協し、紙コップで提供しました。

第二回「神道の構造」_190623_0002

今回も長南さんがスライドを作成して下さったので、スライドを投射しつつ自己紹介から。
で、タイムテーブルは作成していたのですが、ハフリーヌさんは「話し出すと止まりませんから」と仰るので、まあ臨機応変でいいかなと構えていました。
以下は講座の内容ですが、お話された順番に前後があるかもしれません。

前回のキリスト教神秘主義からの続きで、アルベルトゥス・マグヌス、トマス・アクィナス、西行に少し触れてから、国学の四大人、荷田春満、賀茂真淵、本居宣長、平田篤胤についての解説。

そして、言霊についての説明。
言霊は、濁音があるとエネルギーが濁るそうで、極力濁点は付けずに読むといいのだそうです。
また、漢字の成り立ちにも意味があり、例えば「令和」の「令」ですが、上にある時は命令の意味は持たず、「綺麗な」という意味になるのだそう。
「令」の字は、三角形の帽子を被って、横向きに座っている人を表します。
「和」は、戦の門の横にある、祝詞を入れる箱を表し、休戦を表すのだそうです。

中国と日本とでは漢字の意味が違う、というのも興味深かったです。
中国では鮎は鯰、鮭は河豚の意味なのだとか。

それから、祝詞実践。
天津祝詞と三種太祓、そして、ハフリーヌさんが先日の新潟地震に際して、鎮災の為に作った祝詞を皆で読みました。

家栄え
海穏やか
土平らけく
山安らかに

十宝印という印を組み、序文に続けて読みます。

祝詞に述べられているのはシンプルな内容で、「~で~だから~します」というようなことを報告するのだ、とか、神様は「心を合わせる」といった抽象的なことより、お供え物を喜ぶというような身も蓋もないお話も(笑)。

私の天津祝詞奏上は、時間の関係で飛ばしたのかと思いきやいきなり振られました。
節の付いたバージョンだったのですが、緊張して声が上手く出ないわ途中飛びそうになるわ・・・。

祟りについても少し。
祟りというのは偉い人だけが出来ることで、昔は夢の中で祟られて死ぬ、というパターンが多かったのだとか。
眠ったまま死ねるなんて、むしろ良い死に方のように思えますが。

で、もうフリートークの時間は無かったので、質疑応答。
受講者の方々も興味深く聞いて下さったようで、色々な質問が飛び交いました。

第二回「神道の構造」_190623_0006

次回2019年7月19日(金)のテーマは「魔女術 ハーブ活用法」、ゲスト講師はいつもアシスタントをして下さっている、長南浩氏。
現代のペイガニズム中心で取り上げようかと思っておりましたが、受講者の方からのリクエストもあり、中世以降のキリスト教社会における魔女の歴史も少し取り上げます。
沢山のご参加をお待ちしております!

第二回「神道の構造」_190623_0008

ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村