Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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07

30

02:13
Fri
2021

No.0389

リストランテ アクアパッツァ

前々から、YouTubeで見ているイタリアンのシェフのお店に行きたい、と言っていた悠雅くん。
そのお店、アクアパッツアのランチが予約でき、先日行って参りました。
地下鉄外苑前の駅を出ると、溶けそうな日差し。
少し歩いて、お店のあるビルに辿り着きました。中はひんやりしています。

考えてみると、イタリアンの高級店に行くことはめったにありません。
年に3、4回くらい、誕生日などに行くのは大抵フレンチです。
イタリアンってそんなに高くなくてもそこそこ美味しいお店が沢山ありますもんね。

前に住んでいた初台にはオペラシティがあり、その高層階にはサバティーニがあったので、たまに行っていました。
都庁にもサバティーニのラウンジがあったと思います。
青山店も一度、訪れました。
バロック風のペイントが施されたピアノが素晴らしかった記憶があります。

フィレンツェに語学留学していた時には、語学学校の向かいにエノテカ・ピンキオーリがありました。
一度だけ、ディナーを食べに入ったことがあります。
アクアパッツアのオーナーシェフ、日髙良実氏は、そのエノテカ・ピンキオーリで修業をしたこともあるそうです。

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アクアパッツアはエントランスも、内装もシンプルでした。
やはりフレンチよりも素材で勝負するイタリアン、店内も無駄に装飾することがないのでしょうか。
ランチョンマットも布ではなく、紙製です。
だからって一枚くらい、店内の写真撮ればよかったです。

ドリンク付きのメニューでしたが、魅力的だったのがこのドリンク。
お酒をほとんど頂かない私たちは、大抵は水かジュースしか選択肢がないのですが、ここはノンアルコールカクテルやコーディアルが豊富でした。
ビネガードリンクなども気になりましたが、ノンアルコールジントニックがあったので、珍しさに惹かれてそれにしました。
悠雅くんはスパイシー、私はスイートのフレーバー。
パスタランチだったので、メインはサルシッチャのタリアテッレをセレクト。
悠雅くんは、揚げ茄子とトマトソースのスパゲッティ。

まずは前菜の、タイのカルパッチョ。

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ガラスの皿に盛られた半透明の身が美しい。
アサリのエキスが掛かっていて、ミョウガなどの薬味が少し和のテイストを添えています。

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タリアテッレは、癖の強いサルシッチャをミニトマトの甘さが中和していて、とても美味しかったです。
それぞれのパスタにはこのソース、というのがあるのですよねえ。

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口直しにミルクシャーベット。

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それからマンゴーのスープ!濃厚な甘味ですがよく冷えているので、口当たりはさっぱり。

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そしてコーヒーと、カントッチョ。
美味しかったです。ご馳走様でした。

日高シェフが一つ一つのテーブルを回って挨拶されていました。
エノテカ・ピンキオーリの向かいにあった語学学校に通っていたと話すと「ヴィア・ギベリーナですね」と仰って下さいました。
ちなみに東京のエノテカ・ピンキオーリは、ディナー2万円越えとだいぶ高かったのもあって行かず仕舞いでしたが、調べたら閉店してしまってました。
名古屋にはまだお店があるようです。
 
お店を出て、悠雅くんがバッティングセンターに行きたいというので神宮バッティングセンターを目指して歩いていると、途中から東京オリンピックのスタッフと思しき人たちが沢山集まっているのに出くわしました。
そうか、あと3日くらいしたら、オリンピックが始まるんだっけ。
「ボランティアかしら。大変だなあ」と思いながら進むと、検温・消毒の受付があります。
その横をすり抜けようとすると「一般の方は入れません」と注意されました。
「バッティングセンターに行きたいんですけど」と言うと、「この辺りはオリンピックの開催地だから、入れないですねえ」とスタッフさん。
そんなあ。聞いてないよ…。

諦めて渋谷駅に向かい、アミューズメントビルで卓球とシューティングゲームをしてきました。
オリンピックのスタッフの皆様、お疲れ様でした。

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07

26

00:24
Mon
2021

No.0388

ヨコハマおもしろ水族館 赤ちゃん水族館

7月11日の記事に、YouTubeで何かやるかも、と書いた後、16日に早速撮影に行ってきました。
この日は動画を8本位撮るとかで、朝9時台の出発です。
しかし普段引きこもりでほとんど家から出ない相方が、そんな過酷なスケジュールに耐えられるんだろうか。
旅行の時も、回れるだけ回るタイプの私とは対照的に、無理にスケジュールを詰め込まずのんびり行こう、と極力行先を減らしたがります。
私もすっかりそのペースに合わせる癖がついてしまいました。
美術館や博物館では、二人ともじっくり見る方なので、ちょうどいいんですけどね。

まず最初の行先は中華街です。
ビルの中に「おもしろ水族館」という水族館があるのだそう。
私は事前情報無しで挑んだ為、一体何が面白いんだろうと興味津々です。

チャイナスクエアビルのエレベーターに乗り、3階で降ります。
ひなびた観光地のお土産物屋さんのようなところに受付があり、チケットを購入して入口へ。
そのエントランスは、まるで小学校の下駄箱。

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そう、おもしろ水族館とは、小学校を模した作りになった水族館だったのです。

こんな場所に水族館があることは、あまり知られていないのでしょう。
お客さんは決して多いとは言えませんでした。
スタッフさんは大変親切で「記念写真撮りましょうか?」と仰るので、入口付近で一枚撮って頂くと、「奥の方に神社があるからそこでも撮りますよ」と仰って下さいました。

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水槽は一つ一つが非常に凝っています。
例えばヤドカリ水槽にはお家のフィギュアが幾つも飾られていて、その中の一つにヤドカリがいたり、カレイとヒラメの水槽には中央にカレーライスのお皿があり、下にはカレーのような砂とご飯を模した石、福神漬けを模した石が入っていたりします。
そして多くの水槽には、三択のクイズが付いていて、入口で配っていたマグネット付きのペンを当てると当たりの場合くっつくという形で答え合わせができるようになっています。
最初は全部のクイズを撮影していましたが、多すぎるので徐々に省いていきました。

可愛いかったのは、マダコの赤ちゃんが入ったたこ焼きの模型入り水槽。
たこ焼きに混ざって透明なタコツボがあって、そこにタコが入れるようになっています。
「教員食堂」ということでお寿司屋さんの屋台を模した水槽があったり、グソクムシの水槽の下から首を突っ込んでさらし首のような記念写真が撮れたりと、小規模ながらこれだけ楽しめる水族館はそうそうない気がします。

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途中になるほど、作り物の神社があり、入口にいたスタッフさんが再び「写真撮りますねー」と来て下さいました。
ところが、何度やっても「赤くなっちゃうの」とうまくシャッターが押せない様子。
5回くらい繰り返してやっと撮影に成功!
楽しいスタッフさんでした。

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中華街の門の模型を使った、竜宮城の水槽はとても幻想的。

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おもしろ水族館を出ると「もう一つの水族館も見られますよ」と、今度は赤ちゃん水族館の方へ誘導されました。
何でわざわざ別の名称を付けるんだろう?と思いましたが、こちらは魚の赤ちゃんが見られる水族館とのことで、幼稚園を模しています。
ちゃんと、入口では靴を脱いで上がるようになっています。
中では楽し気な音楽が流れていました。
こちらには滑り台やジャングルジムの中に水槽が設置されていて、中には鉄棒を上らないと観察できない水槽などもありました。

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ここも同じく水槽が凝っていて、中央に開いた傘の模型があり、泡が出てきた時に魚が逃げ込めるようになっていたり、お弁当の模型の中に梅干しそっくりなウメボシイソギンチャクがいたり。

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説明板は幼児の絵日記風に書かれていました。

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でも相方が疲れてきていて、赤ちゃん水族館で撮影したのはラストのカットのみ。

おもしろ水族館 赤ちゃん水族館の動画はこちら

水族館を出てから、焼き小籠包の食べ歩き動画を撮るとのことで、「王府井」というお店に向かいました。
熱々の焼き小籠包を購入し、食べる場所を探してちょっとうろうろ。
「ここでいいか」と立ち止まって撮影を始めました。
が、ここでトラブル発生!!!
私が齧った小籠包の反対側から肉汁が噴き出し、相方の服とカバンにべちゃっ!と掛かってしまったのです。

私だったらぱぱっと拭いて撮影続行するところですが、自分の持ち物を異常に大切にする相方。
しばらくショックで呆然としているので、とりあえず持っていた紙おしぼりを渡し、座って小籠包を置いたり服を拭いたりできる場所を確保しようと探すと、すぐ近くにもう一軒「王府井」の店舗があり、運の良いことにイートインスペースもあります。
「入っていいですか?」と店員さんに聞くと、最初は断られましたが、同じ店で購入したと分かったらしく「良いですよ」と仰って下さいました。

これはもう撮影中止かな?と思いながら、ひたすら服とカバンを拭く相方を見守っていたら、一通り綺麗にしてようやく気を取り直したようです。
そこで追加でタピオカドリンクも注文し、撮影続行。

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そんな大変な思いで撮影した食べ歩き動画はこちら

この後ゲームセンターなどで動画を数本撮っていますが、ひとまず日記はここで終了です。
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06

26

02:35
Sat
2021

No.0383

銀座時計店巡り

奥野ビルでのグループ展に参加した際、在廊していた時のこと。
いらして下さったお客様とお話していたら、腕時計のコレクションをされていると仰います。
お話を聞いてびっくり。
コレクションの十数本は、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ ピゲの三大時計メーカーを始め、高級時計メーカーの時計ばかりではありませんか。
「え、一本何百万円もしますよね?!」
「ビンテージだとそうでもないですよ?」
そうは言っても、何十万ってことはないでしょう。
ロレックスやオメガを持っている人はまあまあ居ますが、三大時計メーカーの時計持っている方には初めてお会いしました。
(もちろん、私が知らないだけかも知れませんけど)

私も古物商の端くれとして、今までに時計の仕入れを考えたことはあります。
時計好きのお客様や時計専門の同業者も勿論いますし、アンティークフェアなどで男性が見ていくのは、大体時計です。
仕入れができるように主要メーカーをざっくり覚えてはみたものの、時計を仕入れてもメンテナンスが出来ないし、第一鑑定ができません。
ケースは本物でもムーヴメントが偽物、なんてものもあるらしいので、そんなのに当たったら目も当てられません。
それで、仕入れるにしても安いクオーツに留めておくことにしました。

そのコレクター、ハシビロコウさん(ハンドルネーム)は、良かったら在廊中に銀座の時計店を案内しますよ、と仰って下さいました。
お言葉に甘えて、在廊の合間を縫って連れて行って頂くことに。

まずは私も名前を聞いたことのある、アンティークショップのシェルマン。
パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オメガ、ロンジンなどの時計が綺麗に手入れされて、ショーケースにずらりと並びます。
スタッフさんは「アンティークだと婦人ものはかなり細いです」などと、丁寧に説明して下さいました。
ここで私が一番惹かれたのは、パテック フィリップの懐中時計。
大抵の時計の文字盤はアラビア数字か、数字が無いかでしたが、この懐中時計はローマ数字で、針もケースも装飾的で美しかったのです。

次にバーニーズ・ニューヨークの時計売り場へ。
ハフリーヌさんたちと小祠巡りをした時に、ゴシック様式のファサードが素敵ですね、と話していた、交詢ビルの1階です。
入口ではドアマンがさっとドアを開けて下さいました。
バーニーズは紳士用と婦人用で売り場が分かれていたのですが、紳士用の店員さんの接客が、本当に時計が好きなんだなあ、と感じられてほっこりしました。
TISSOの時計を、そんなに高価ではないけれどこれが好きなんですよ、と仰っていました。

その次に行ったのは、スイートロード。
ここはオメガ等のごつめの時計が多い印象で、他の2店舗よりもスポーティな印象でした。
その後カフェで、ハシビロコウさんのお持ちの時計を見せて頂き、何本かは巻かせて頂きました。
日本に1本しかない時計などもあり、かなり緊張しました。

時計が気になり始めて、色々な時計をネットで見たりしていて、ジラール・ぺルゴ等、気になったブランドが幾つかありました。
また、オートマタ好きとしてはジャケ・ドローは気になる。
そんなことを呟いていたら、「では今度はジラール・ぺルゴとジャケ・ドローの正規店に行きましょう」と仰って頂きました。

当日は幡ヶ谷で待ち合わせ。
この日は相方も同行しました。
最初の目的地は、初台に住んでいた時に、何度か訪れたことのあるYOSHIDAです。
とは言え、ちゃんと時計を見に行くのは初めてのこと。
ハシビロコウさんがスタッフさんと何か話していると思ったら、なんと奥の応接室へ案内されました。
ほとんどVIP扱いです。
副店長さんが、何本かの腕時計をケースに乗せて見せて下さいました。
ジラール・ぺルゴは時計と宝飾の二本立てで始まったメーカーだそうで、ダイヤを散りばめた非常に凝った盤面に桜の花がくるくる回るジュエリーウォッチが、その中では一番高価なものでした。
折角なので、ハリー・ウィンストンなども見せて頂き、それから応接室を出てクレドールやタグ・ホイヤー等、店内の時計も見せて頂いてから、お店を出ました。
庭園も拝見したいところでしたが、ちょうどお客様がいらしているとのことで、叶わなかったのが残念です。

東京駅で用事があるというハシビロコウさんと一旦別れ、私たちはイノダコーヒ東京大丸支店でランチ。
ハシビロコウさんと再び合流し、今度はスウォッチグループのビル、ニコラス・G・ハイエックセンターへ。

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ここのエレベーターは、それぞれの店舗直通なのだそうで、時計の展示台が設置されたスケルトンのエレベーターで、4階のジャケ・ドローへと向かいました。
ジャケ・ドローは洗練されたデザインの時計が多い印象でした。
お店の半分はジャケ・ドロー、もう半分にはグラスヒュッテ・オリジナルの商品が並びます。
ハシビロコウさんがスタッフさんに尋ねたところ、オートマタと呼ばれるからくり時計は今は店頭になく、7月になったら入ってくるのだそうです。
分厚いカタログを頂き、ではまた7月に来ましょう、と、お店を後にしました。
そのフロアには他2店舗があり、まずはブランパンへ。
ブランパンは針がくにゅっと曲がったデザインと、ムーンフェイズのお月様の顔が個性的。
そしてお次はロンジンへ。
最初の2店舗が高級過ぎて、ロンジンが安く思えた程でした。

「ブレゲも行きます?」と言われたのですが、まあ良いかな、と3階を過ぎ、2階のオメガへ。
オメガは私も相方も、ごてごてした時計という印象を持っていたのですが、今まで見てきてかなり幅広いラインナップがあることが分かり、少し見る目が変わっていました。
ここでちょっと感心させられたのは、ずらりと並ぶ時計の針が、全て時計の長針と短針、秒針が最も美しく見えると思われる10時10分40秒を指していたこと。
最もこれは、オメガの店頭に並んだ時計のデザインに統一感がある為かもしれません。
他のメーカーの時計は、一針だったり文字盤に何も表示がなかったり三つまたは四つあったりと、デザインが様々でしたから。

窓越しにピアジェが見えたので「行きましょう!」とハシビロコウさんを促し、ピアジェに向かいます。
ショーウインドウに「指で円を描いて下さい」と表示があって、その通りに指で円を描くと、ウインドウの色が変わるというギミックがありました。
ジュエラーでもあるピアジェは、流石に宝石をあしらった時計が美しかったのですが、私がデザイン的に素晴らしいと思ったのは、アルティプラノ アルティメート・オートマティックというシリーズ。
文字盤の表から、ムーブメントが透けて見えるように配置されたデザインなのです。
ここにはありませんでしたが、そのシリーズでは極薄の5㎜程の時計もあるとのことです。
複雑なムーブメントが組み込まれているというのに、信じがたい薄さです。

次に行ったのが、ヴァシュロン・コンスタンタン。
一段と高級感のある店構えです。
顔見知りらしいスタッフさんとハシビロコウさんが会話を交わし、2階も見せて頂けると言います。
2階の展示台に飾られていた5千万円台の時計が、この日に見た最高額の時計でした。
ピアジェでもそうでしたが、ガラス張りの部屋でスタッフさんが集中して作業している様子が眺められ、クラフトマンシップを感じさせられました。
ここでも、ハードカバーの立派なカタログを頂いて、お店を出ました。

次はジャガー・ルクルトです。
その前に隣のランゲ&ゾーネも見ましょうか、と入口に近づくと、スタッフさんが「今のお時間は予約の方のみです」と仰います。
それでやむなく、ジャガー・ルクルトへ。
ジャガー・ルクルトはハシビロコウさんもお持ちの、角型の文字盤「レベルソ」のシリーズがシュッとしてかっこいいな、と思っていました。
ところが、この日一番素敵だと思った時計が、ここにあったのです。
ランデヴー・ジュエリー ムーンとダズリング・ムーン。
単なるムーンフェイズではなく、星座早見盤のようなデザインの時計です。
扇形になった文字盤は上半分だけに数字が刻まれているという、遊び心のあるデザイン。
そして相方は、ムーブメントが下部のガラス窓から覗ける、ランデヴー・ジュエリー トゥールビヨンを一番気に入っていたようです。
店内には空気で動く半永久機構置時計「アトモス」が置いてあり、この機構もとても気になりました。
この時計はオーバーホールの年数が決まっていない為、50年位経って初めて、オーバーホールに持ち込むお客様もいるのだとか。

この通り沿いには更に何軒もの時計店が軒を連ねていたのですが、もうかなりお腹一杯だったので、ゼニスだけ覗いて銀座を離脱することに。
ゼニスの印象は、メカニカル(雑ですみません)。

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ジャケ・ドローとヴァシュロン・コンスタンタンのカタログ

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ジャケ・ドローのオートマタ 「パロット・リピーター ポケットウォッチ」

次の機会にはショパールやボヴェ、過日ショーウインドウだけ眺めたウブロなど、行けたら良いなと思います。
そして理想の一本に出会えたら良いな。
ハシビロコウさん、いつも貴重な体験をさせて頂き、有難うございます!

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05

30

04:05
Sun
2021

No.0378

鴨川華子チェンバロコンサート@コーマル城

先日、3月末に緋衣汝香優理さんと行った柏のコーマル城で開催された、チェンバロコンサートに行ってきました。
コロナ下とあって二部制、各回10名という限定人数での開催です。

柏のギャラリールミエールさんが、私たちが行くのに合わせて開けて下さるというので、当日はルミエールにて待ち合わせ。
企画展『Kashiwa 猫展』では、可愛い猫たちが迎えてくれ、小松さんはmachiko.さん作の、自分と同じくシルクハットを被った猫ちゃんの絵が気に入ったようでご購入。
私は常設展の方の、藤井健氏による「The Love Magic」(作者不詳の15世紀の絵画)の模写が見られたので満足です。

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そして、車でコーマル城へ向かいました。

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「舞踏の間」のだまし絵の幕の向こう、ピアノが置かれていた場所に、美しいチェンバロが置かれています。

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チェンバロ奏者の鴨川華子さんが持ち込まれたものでしょう。
蓋の裏にはラテン語で、"MVSICA LATITIA COMES MEDICINA DOLORVM" と書いてあります。
意味は「音楽は喜びの友、悲しみの薬」。
チェンバロの蓋の裏に、よく書いてある格言みたい。

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こちらは部屋の反対側の、マントルピースの上。

プログラムは以下の通り。

フランソワ・クープラン「恋のウグイス」
ルイ・クープラン「組曲ハ長調」
フランソワ・クープラン「幸せな思い、波」
ジャン=フィリップ・ラモー「ためいき、メヌエット、めんどり」
リュリ/ダングルベール「ファエトンのシャコンヌ」

見ての通りフランスの作曲家の曲ばかりです。
コーマル城ならではのプログラムかもしれません。
ここではむしろチェンバロではなく、クラヴサンと呼ぶ方が相応しいようです。
主に17世紀~18世紀のルイ王制下の曲で、サロン文化に相応しい華やかさや軽やかさを持つ曲が多かったように思います。

美しいグラデーションのドレスを纏った鴨川さんは、曲についての解説を加えながら約一時間、演奏を披露して下さいました。
ルイ・クープランはフランソワ・クープランの伯父さんに当たる人だそう。
ラモーの「めんどり」はめんどりたちの騒がしい様子を聴いて下さい、との解説通り、めんどりの鳴き声が表現されていて面白かったです。
「ファエトンのシャコンヌ」はリュリの歌劇を、ダングルベールがチェンバロ用に編曲したのだそうです。
太陽王の時代ですから、太陽神の歌劇が作られたのかな、と一瞬思いましたが、だとしたらむしろ王の失墜を描いているようで不敬罪になってしまいそう。
最後にオルガンで言うストップのような調節器で音色を変えて、リクエスト代わりの一曲を披露して下さいました。

演奏も終わり集合写真を撮影。
お茶をご用意しましたのでどうぞ、とマダムに玄関ホールの方へと誘われました。
鴨川さんに「チェンバロの前で一枚」とリクエストしたところ、「宜しければご一緒に」と仰って頂き、一緒にお写真を撮って頂きました。

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コンサートの日は残念ながら、撤収もある為、邸内のご案内はされていないそうです。

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玄関ホールで紅茶を頂き、また是非お伺いさせて頂きます、と高丸氏にご挨拶して、お城を後にしました。
またお伺いする日を楽しみにしたいと思います。

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04

25

21:04
Sun
2021

No.0372

築土神社、お座敷天ぷらおかめ

ハフリーヌさんのしおりでは、靖國神社の次に廻る場所は彌生廟となっていましたが、もう閉館時間を過ぎていた為、九段会館へ。
工事中の九段会館ですが、建物は見られました。
その前にある弥助砲は、幕の隙間から覗いてみよう、という試みでしたが、見えませんでした。
それから中坂を上り、築土神社へ。
コンクリートのビルが社務所となっているのか、鳥居はビルの隙間に嵌まるように立っています。
ビルの上部には切っ先を上にした、剣をモチーフにした装飾があります。なんて現代的な神社。
戦前は平将門の首桶が祀られていたそうですが(戦火で焼失)、神社のサイトによれば将門の首自体が祀られていたという記録もあるそうです。
この神社の奥には世継稲荷というお稲荷様がありました。
ハフリーヌさんによれば、世継というのは子宝のことではなく、後代に継いでいくという意味があるのでは、とのこと。

ビルの下にこんな由来のある神社があるとは、ハフリーヌさんの引率がなければ知る由もありませんでした。
寺社巡りはまた企画しております。
神仏に対する信心があればどなたでもご参加できますので(できれば着物が望ましい)、ご興味あればお問合せ下さいね。

ここでハフリーヌさんと別れ、築地のおかめに向かいます。
玄関で小松さんと合流。
お手伝いに行っていた時は裏口から入っていましたので、表玄関から入るのは初めてで、これだけで新鮮。

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おかめについての、以前のブログはこちら

お座敷は屋台作りで、客席は掘り炬燵状になっています。
目の前で天麩羅を揚げてくれるという贅沢さ。

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同行のお二人は日本酒を頼んでいましたが、飲めない私はお茶を頂きました。

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まずは筍の煮物と、菜の花のお浸し。
春の香りがします。

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お造りはインドマグロと、マコガレイ。
包丁が綺麗に入っているので、歯応えが違います。
マコガレイは透き通ってプルプル。
お魚は魚屋さんによって、全然質が違うので、仕入れるお店は決まっているそうです。

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いよいよ天麩羅を揚げ始めます。

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琥珀色の綿実油に極太のアスパラと、大きな海老。
アスパラが大きいのに全く筋がない、と小松さんが感激していました。
海老は二匹揚げるお店が多いそうですが、おかめは一匹で、普通より大きな海老を使っているのだそう。
天麩羅はお塩か、大根おろしの入った天つゆで頂きます。

合間に小鉢が出てきます。
自家製のからすみと大根を重ねたもの。
食感の違いがお互いを引き立てあっています。

次の天麩羅はシロギスと、タラノメ。

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合間に、ノビルとアオヤギの酢味噌和え。
ノビルの辛みが、鼻を突き抜けます。
盛ってある染付の小鉢は、先日西荻窪の骨董屋巡りをした時に、購入されていたものでした。

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そしてメゴチとコシアブラ。
コシアブラって山菜、初めて聞きましたが、かなり野性味があって美味しい。
クセが強い山菜は、天麩羅にすると丁度良いのですよね。
白身魚はあっさりして上品。
対比的な2品の組み合わせで出しているようです。

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続けてホタテとベビーコーン。
ホタテは固くならないようにほとんど火を通さず、逆にベビーコーンはしっかり揚げて甘味を出すのだとか。

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煮アワビを挟んで、アユと新生姜。
小さ目のアユは内臓ごと揚げてあるので、苦みがあります。
新生姜は辛みは薄れ、瑞々しい揚がり具合。

トマトのコンポートは、デザートのように甘くて美味しかったです。
その次が小津安二郎監督発案という天丼ですが、もう相当お腹いっぱいだったので、小盛にして頂きました。
小津監督は多い時は月3回程、おかめを訪れていたそうで、今でも愛用の湯飲みが置いてあるそうです。

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味の濃いたれで頂く天丼がまた、絶品でした。
細かく刻まれた漬物も、箸休めに丁度良いのです。

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水菓子は涼し気なガラス容器に盛られた、苺とパイナップル。

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最後にエスプレッソとおこしで締め。

一回で普段の一か月分の外食費くらい掛かってしまいますので、そうそう行けませんが、滅多にない贅沢をさせて頂きました。
美味しい江戸前の天麩羅を食べたい方、是非伺ってみて下さいませ。

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お座敷天ぷら おかめ
東京都中央区築地2-12-2
03-3541-2288
※日・祝休み、完全予約制

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