Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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09

07

23:46
Mon
2020

No.0330

江ノ島遠足

昨年は瞳ちゃん、ゆみちゃんと鎌倉の海に遊びに行きましたが、コロナ禍の今年は海にも山にも行けていません。
これでは夏が終わらない!と、8月終わりの日曜、瞳ちゃんと急遽海に行く予定を立てました。
実は父の誕生日が8月27日で、実家にお祝いに行こうかなとも思っていたのですが、海と両方は無理か、と諦めていました。
でも前夜と当日朝、瞳ちゃんにLINEしても返事がありません。
それではやっぱり実家に行こう、と母にSMSを送ると、父は峯山の整備に行っているとのこと。
まあプレゼントだけでも渡しに行こうかな、と、鎌倉へと向かいました。

電車の中で瞳ちゃんから「今起きた!」とLINE。
後で江ノ島で落ち合う手筈を決めます。
昼前に鎌倉に着き、父が好きそうなものということで、駅前の「元祖まぐろ漬 羽床総本店羽床」というお店で、魚の味噌漬けを買いました。
バスが少なかったので徒歩で向かおうと、ぶらぶら歩いていると、母から「早く来て」と催促のメッセージが。
峯山に寄ろうかとも思っていたのですが、そう聞いて早足で家へ向かいました。

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このトンネルの上が峯山です。

家に着いたら、母がお饂飩と天麩羅を用意してくれていました。

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父のお祝いを渡し、いつものお小言(なぜ親ってお小言が好きなのでしょう)を聞きながら、甘酒とお饂飩を頂き、1時間程で退去。
江ノ島へは、バスで向かいます。
時間があったら鎌倉山まで歩いても良いのですが、そんなに時間がないのが残念。
バス停に着いた途端、ちょうどバスが来たので乗り込みます。
鎌倉山はかつての別荘地ということもあって、立派な門構えの邸宅が多く、中には廃墟になっているところもあり、実家にいた頃はよく「こんなところに住めたら素敵だろうな」と想像しながら散策していました。
個人でやっている、少し高級な食べ物屋さんや雑貨屋さんがぽつぽつとあり、そんなお店に立ち寄りつつお散歩するのもとても楽しいのです。
今となっては、実家でさえ毎日が別荘地で暮らしているような優雅さを感じられて、羨ましく思いますが、実際に生活しているとその有難みにも気付きにくいんですよね。

鬱蒼とした木々の間を抜けてロータリーに出ると、抜けるような青空。

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運転手さんに「乗り継ぎ券」というものを貰って降ります。
ここでバスを乗り換えるのです。
ロータリーにかつてあった「サンルイ島」という洋菓子屋さんは、「鎌倉山倶楽部」というティーサロンに変わっていました。
15分程で、江ノ島行きのバスが来ました。乗るのは、随分久しぶりです。
しばらく、モノレールの下を走ります。
西鎌倉の山を越え、龍口寺まで出ると、江ノ電の線路が現れます。
そしていよいよ、海です!
湘南に帰ってきたんだ、という実感を噛み締めます。
この辺りから道が混み始めたので、江ノ島の中までは行かず、海岸で降りることに。

ぎらぎらとした照り返しが、目を射る湘南の青い海。
夏の終わりとは到底思えない眩さです。
首尾よく瞳ちゃんと落ち合い、まずはご飯を食べよう、と弁天橋を渡って江ノ島へ。

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島に入ってすぐの建物の2階ににある、魚見亭というお店に入りました。

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瞳ちゃんは何はともあれビール、とお刺身と焼き蛤。私はお昼を頂いたばかりなので、カニ汁だけ頼みました。

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腹ごしらえしてから、江ノ島の岩屋に向かって歩きます。
お土産物屋さんを冷やかしていたら、丸いたこせんべいやかにせんべいの中に、まるで水槽みたいな青の中にカラフルな魚たちの泳ぐおせんべいを発見。
これは気になる・・・と思いつつも、お土産を買うのは後にしよう、と思い直して先へ。
江島神社の、色鮮やかなお宮が次々に現れます。

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五頭龍と弁財天のレリーフ。

石段が結構あるのですが、エスカー(有料のエスカレーター)には乗らず、歩いていきました。
瞳ちゃんがサンダルで歩きづらそうだったので、途中からは休み休み進みました。

頂上には植物園があるのですが、ここは新しくなってからまだ入ったことがないので、いつかと思いながら横目で通り過ぎます。
ここから、道は下り坂に。
私はカメラも持ってきていたのですが、何しろ暑くてカメラを取り出すのも億劫です。
でも「山二つ」と呼ばれる絶景ポイントに面した廃屋は、あまりに格好良くて看過できませんでした。

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稚児ヶ淵という岩場まで来ると、岩屋まではあと一歩。
実はこの岩屋も、リニューアルオープンしてからまだ入ったことがありませんでした。
子供の頃は立入禁止とはいえ、ロープをすり抜けて岩屋に入ることが出来たのですが、橋も朽ちてきたりと危険になった為、バリケードが厳重になり、誰も入ることができなくなりました。
その後整備され、観光地としてオープンしたのが1993年。
整備された洞窟なんて、とちょっとがっかりして、岩屋の入口に観光客が列を作っているのを眺めていたものです。
そんな岩屋に、子供の頃ぶりに入ることになったのです。

コロナの為多少の入場制限はしていたものの、列はスムースに進みました。
最初の通路には、岩屋に纏わる五頭龍伝説についての解説板が並びます。
知らなかったことが沢山あり、これまで身近だと思っていた江ノ島のことを、ろくに知らなかったのだと気付かされました。

その先の広間には浅い池が広がり、与謝野晶子の句碑が立っていました。

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奥に進むにつれ、天井は低くなっていきます。
通路の脇に並ぶ石仏の前にアクリル板が設置されているのが無粋に思われますが、心無い悪戯をする人が多いのでしょう。
岩屋では役小角や弘法大師、日蓮上人が修行したというのも、知らなかったことでした。
富士山まで通じていると言われている洞穴は二股になっています。

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日蓮寝姿石と社が設置された場所でひとまず参路は終わっていて、ここから道は第二岩屋へと向かいます。
第二岩屋には、赤紫色のライトに照らされた、龍の像が設置されていました。

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クトゥルーと同一視される九頭竜の伝説は日本各地にありますが、ここ江ノ島に伝わる龍は五頭龍。
ですが、今まで江ノ島で見たどの龍の像も、頭は一つでした。あと四つの頭はどこへ行ってしまったのか。
どこか分かりにくいところに小さな頭がついているのか。それとも名前が五頭龍なだけで実際の頭は一つなのか?謎です。

岩屋を出て、岩場で水に入って遊びます。

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でもフジツボがびっしり着いた岩は、裸足で歩くと痛いのです。

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夢中になって蟹を探す瞳ちゃんが可愛かったです(笑)

蟹と戯れたりしてある程度遊んでから、今度は海岸に行こう、ということになりました。
遊覧船「べんてん丸」は400円で、弁天橋のたもとまで帰れます。
去年横浜の工場夜景クルーズで乗ったサンタ バルカ号や、恵那峡の遊覧船を思い出しました。
それから江ノ島海岸で、海に入って、瞳ちゃんはビールを飲みながら沖を眺めていました。

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私はしばらく海に入ってから、戻ってこない瞳ちゃんを待ちつつ砂浜でうとうと。
自然に抱かれる、とはこのことで、とても気持ちよく眠れました。

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帰り際、空に不思議な雲が出ているのを発見。

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後で知りましたが、「かなとこ雲」というのだそうです。

アロハテーブルに立ち寄ってお茶。
私はブラウニー・バナナショコラとコーヒーを頼みました。

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そして、インダストリアル・ダイエットメンバーのききちゃんがドラムをつとめる「それ以染に」のライブを観に、銀座300BAR 5丁目店へ。
ギターボーカルは、画家でもあるたかし君です。
ライブは気持ちよく乗れましたが、やはり演者と客席の間にあるシールドが邪魔。
音もこもるしプレイヤーの姿もよく見えないので、シールドに邪魔されないようしゃがんで見てました。

これでもう、今年の夏は満喫した、と言っても過言ではありません。
一つだけ、水着で海に入れなかったのは心残り。
来年の楽しみに取っておこうと思います。

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08

28

01:28
Fri
2020

No.0328

カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―、マクセルアクアパーク品川

H・P・ラブクラフト「異次元の色彩」を映画化した「カラー・アウト・オブ・スペース―遭遇―」が上映中というのを聞き、プラシーボのマスター大介さんと観に行きましょう、と計画。
大抵の上映館では8月20日のラブクラフトの生誕日が最終上映日で、この日にヒューマントラストシネマ渋谷に行くことになりました。
既に見たラヴクラフティアンの友人たちから「アルパカの肉は美味しいらしい」「アルパカの乳量は少ないらしい」などなど耳にしていたので、アルパカにめっちゃ期待していました。
ヒューマントラストシネマ渋谷はcocoti SHIBUYAの中にありますが、その向いの宮下公園がMIYASHITA PARKとして生まれ変わり、気になっているエリアだったので、映画館のある8階から見下ろすことができて、その変貌ぶりを目の当たりにすることができました。
9時半という早い時間に大介さんと待ち合わせ、消毒液で手を消毒の上、ソーシャル・ディスタンスを保ち一席ごとに空いたシートに着席。
まあ、そもそもお客さんがそこまで入っていませんでしたが。

冒頭でぐっと、映画に引き込まれました。
霧深い森の中を舐めるカメラ。音楽もカッコいい。
魔法円の中で、小五芒星の追儺儀式を行う、白いワンピースに黒いマントを羽織った少女。
水文学者に儀式を邪魔され、裸足のまま白い馬に乗って去っていきます。カッコいい。
が、家に帰り着き、家族の物語が始まると、妙な違和感がそこここに。
細かいところで衝突する家族たち。何をピリピリしているのか・・・。
隕石が落ち、ピンク色の光が照射され、家族皆が順々に奇妙な行動を始めます。
この演出も意味が分かりません。
緊張感を高めるなら、誰か特定の人がおかしくなっていくか、全員がおかしくなる中一人だけまとも、というのが常套手段だと思うんですが。
また、怪異が起こるんですが、この怪異も餌をやった筈のアルパカが小屋から逃げてその辺の草を食べているとか、弟が家の外でぼーっとしてるとか、Wi-Fiが不安定になったとか、シャワー浴びてたら触手のあるゼリー状の塊が出てきたとか(まあこれは比較的気持ち悪い)、ことごとく微妙過ぎる。
そりゃ田舎だしネットくらい不安定になるよ。ベストエフォートって知らないのか。

でまあ色々ありまして、付近は毒々しい色彩に染め上げられ、アルパカは可哀想なことになるんですが、やがて白一色の世界に。
ラストはとてもしみじみした、味わい深いものでした。
初めと終わり良ければ全て良い、のか・・・?

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終わってから前々から行きたいと思っていた、プールのある347CAFE&LOUNGEでランチ。

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イカ墨のパンを使ったクロックムッシュが、美味しかったです。
有楽町でやっている「混沌のクトゥルフ展」へ向かうという大介さんと別れ、私と相方はマクセルアクアパーク品川へ。
夏なので水族館に行こう、ということで、今まで行ったことのない水族館を調べてみたら、ここが出てきたのです。
どうやら品川プリンスホテル内にあるらしく、クラゲの水槽が充実しているというので、それを楽しみに向かいます。
ランチ中に予約して、到着してから少し待って入場。

入ってすぐに、海賊船を模したアトラクションがありました。
電飾で飾られて綺麗です。
その先には海の生き物を象ったメリーゴーラウンドが。

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しばらく眺めてから先へ。

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小さな水槽を幾つも配したフロアでは、天井にも壁にも床にも、水中の映像を投影していました。
その先にはカフェがあり、テーブルも水槽になっていて、魚の解説はボトルの中の紙に書いてあります。おしゃれ。

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ブラックライトでネオンカラーに光る珊瑚の水槽もありました。
更に先にはクラゲの部屋が。

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ここも照明を落としていて、ライトが様々な色に変化し、照らされるクラゲも色々な色に変わって、とても幻想的。
クラゲとキノコは似ているなあ、傘があるし毒があるし。なんて変なことを考えながら見ていました。

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なぜか、リクガメと一緒にカピバラがいました。カピバラ見ると心がなごみます。

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トンネル状の水槽では、エイやマンタが悠々と泳いでいます。

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その向こうには、ペンギンとゴマフアザラシ。
アザラシが少ないのは残念でしたが、タコに至っては姿も見ませんでした。仕方ない。
そのエリアにはカワウソの水槽もあり、巣の中から顔を出したカワウソの愛らしさに、たちまち人だかりが。
お母さんの携帯を借りた女の子がカメラを向けてカワウソを連写していたんですが、興奮して何度もシャッターを押し続け、優に500枚以上にはなっていたので、消すのも大変だろうな、と心配してしまいました。

最後にイルカショーを見物。
トレーナーさんを背中に乗せて泳ぎ回ったり、ジャンプして押し上げたり、イルカたちの賢さに皆拍手喝采しました。
売店を覗くと、やはりカワウソが人気者なのか、ぬいぐるみが沢山。
ぬいぐるみを買いそうにしている相方を牽制しつつ(うちにいっぱいいるので)お土産を見て回り、クラゲのマグネットだけ買って館を出ました。

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Wired Cafeに寄って、お茶をしてから帰宅。
夏を満喫した一日でした。

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08

13

04:12
Thu
2020

No.0325

ロサ・パルティキャンペーン Viollet Soleilワンピースオーダー

ロサ・パルティの6月のキャンペーン内容は、ロサ・パルティの資材を使用して作品を作って頂き、それをツイキャス及びYouTubeで紹介する、というものでした。
応募して下さった方は6名。
その中に、「レトロ喫茶東京」でご一緒しているライターの瑠璃様がいらっしゃいました。
彼女はViollet Soleilという個人ブランドと、GloireSoleilというロリータ服専門の古着屋さんをやっています。
今までにもロサ・アンティカでお買い上げ頂いた布花で、飾り襟やブローチなどを作られたり、《哲学者の薔薇園》で開催したフリマイベントに参加して頂いたり、お互いの取扱商品を交換したり、何かとお世話になっています。
でも、私はまだ、彼女の作ったお洋服を持っていません。
キャンペーンでは、ドール服を作って下さると言うので、どの布を送ろうかな、と思っているうちに、ひらめきました。
「そうだ、この機会にロサ・パルティの布で、お洋服のオーダーをお願いしよう」
キャンペーンにかこつけて、自分用とお人形の深雨ちゃん用のお揃いのお洋服を、オーダーしてしまおうというのです。
以前にお人形と同じデザインのお洋服を作って、撮影をしたことがあるのですが、私のお裁縫の腕が覚束なさ過ぎたのと、使った生地が裏地の生地で、かなりお粗末なものだったので、ちゃんとしたお洋服でまた撮りたいな、と思ったのです。

瑠璃さんに見積もりをお願いし、メインの布地はロサ・パルティのこちらの生地と、私がはいていたローラ・アシュレイの水色のスカートの生地を使って頂くことにしました。
ちなみに、村上ナッツさんがティーコゼーにリメイクして下さったのも、ローラ・アシュレイの別のスカートの生地でした。
デザインのイメージとして、ガニーサックスのワンピースの画像を送りました。

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6月末に生地を発送したところ、すぐにデザイン画を送って下さいました。

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こちらはカラー。

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袖をカフスにしてボタンホールにするかループボタンにするか、ゴムにするかなど相談していましたが、スカートのウエストのシャーリングが綺麗に残っているので、それを使うことに。
また、裾は生地のスカラップ部分を生かすことにしました。
7月上旬には身頃の部分が出来てきて、製作過程をブログ(その1)にも書いて下さいました。

7月半ばにはサイズ確認の為、一度深雨ちゃん用のものを郵送して下さいました。

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必要な部分を修正し、一ヶ月程で完成!

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イメージしていたよりずっと、スカートがふんわりしていて、可愛すぎます。
ブログ(その2)(その3)には、瑠璃さんがこだわった部分などが書いてありますので、是非読んでみて下さいね。

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届いたワンピースを見て、その可愛さに再び感動!
共布でポーチと、ワンピースに合いそうな青薔薇の付いたカチューシャも作って下さいました。
これは是非、深雨ちゃんのカチューシャもお揃いで作ってあげなくては、と思いつつ、とりあえずヘアアクセサリは無しで、一緒に撮影してみました。

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イメージ通り、いえそれ以上の素晴らしい仕上がりのお洋服を仕立てて下さった瑠璃様、本当に有難うございました。
これから沢山着ていきたいなと思います。
Viollet SoleilとGloireSoleilのサイトも、こちらのブログのリンクに加えました。是非アクセスしてみて下さいませ!

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07

23

02:43
Thu
2020

No.0322

引越し顛末記・後編

引越し作業に入る前は、普段使っている食器や雑貨だとか飾ってあるものだとか、表に出ているものを荷造りするのが面倒だなーと考えていました。
でも、実際に作業を始めてみると、時間が掛かるのはむしろ普段使っていない、しまってある物だったり、家具の隙間などに押し込めてあるものだったり。
まあ、時間が掛かった理由としては、埃だらけになったり様々な汚れがついていたりするのを、掃除しながら箱詰めしていた為もあります。
段ボール箱がなかなか減らなかったので、意外と段ボールの数には余裕があるな、と思いながら作業していました。

私の持ちもので嵩張るのは、何と言っても人形。
コレクションしている他の方の作品もありますが、自作のものも等身大やそれに近いものが複数あります。
あとは額絵。これも家中に飾ってあるので、次から次へと出てきます。
最初は、自分の作品は捨てるしかないかな・・・と考えていたのですが、幸い小松社長が「シャルーンに置けば?」と仰って下さったので、お言葉に甘えて何体か送りました。
また、少しでも品物を減らしたいと、ヤフオクなどに出品している在庫を購入して下さい、とSNSなどで呼び掛けたところ、友人知人たちが幾つか購入して下さり、皆様の優しさが身に染みました。

2日くらいアルバイトの日がありましたが、それ以外はずっと作業していた甲斐があって、果てしが無いと思われた作業も大分進み、段ボールも減ってきました。
ふと気付いたのですが、大きな人形などは引越し屋さんの段ボールに入りません。
ベランダの植物たちも、どうするか悩みどころでした。
一番大きな鉢はガジュマルでしたが、随分根が張っているのは知っていたものの、ベランダを片付けてから根を引っ張ってみると、本体の倍以上の長さがあることが判明したのです。

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大きいものならそのままいけるだろう、ととりあえず後回しにして、細々したものから詰めていきました。
前日からは不眠で作業。
食器類は、前日にそのまま入れられるスチレン製の仕切りのある箱を持ってきてくれたので、梱包せずに済んで楽でした。

当日は、一日がかりの作業と聞いていて、また新居の前の道は4トントラックが入らないので、2トントラックで2回運ぶ、と聞いていました。
それで、引越し屋さんが運搬している最中も荷造りが可能だろう、と考えていたのです。
私が浅はかでした。

8時半から9時くらいの到着とのことでしたが、それより大分遅れて到着した作業員は4名。
トラックは2台で、聞いていたのと違い、2台で一度に移動するというのです。
そして、作業員の作業の早いこと早いこと。
エレベーターホールにあった80箱の段ボールは、あっという間に車に積まれて行きました。
相方は疲労困憊していたので、休んでいてもらい、私は凄い勢いで荷造りの続きをしました。

終わっていない作業が、他にもありました。
棚や机など、幾つかの粗大ゴミがあったのですが、粗大ゴミ受付センターへ何度か電話したものの、繋がらないままだったのです。
「ゴミ処理券がないと、家具を運び出せません」
作業員に言われ、私はゴミ処理券を買いに行くことにしました。
ゴミ処理券を扱っているお米屋さんで、券を売って欲しいと頼むと、「引き取り日が決まっていないと売れません」とのこと。
相方に電話しましたが、何とか買ってこいの一点張りです。
「自分で買いに来いよ」と思いつつ、何とかお米屋さんに頼み込んで、予め調べていたゴミ処理券の枚数を購入させて頂きました。
それから大家さんに電話して、粗大ゴミを駐車場に置かせて頂く許可を得て、やっと作業員に家具を運び出して貰えました。

服に関しては、食器と同じくそのまま詰め込めるハンガーラックを持ってきてくれ、作業員がどんどん詰めてくれました。
でも、かなりの量が出てくるので、なんかちょっと呆れていたような・・・。
「大体の荷物を積み込んだところで、作業員に「これ以上荷造りをお待ちできません。お手伝いすることもできますが、それですと料金が別途2万程かかります」と言われました。
もともとは全て荷造りしていないといけないところを、それまでもかなり剥き出しの状態のものを積んでいてくれたのですが、限度があったようです。
その辺りはまったく、私の見込みが甘すぎました。
相方は「1万でやってもらうように交渉しろ」と言いますが、分量的にちょっと難しいのでは、と思った私は、このまま行って下さい、とお願いしました。
翌日掃除に来て、残りの荷物はシャルーンへの運搬時にも頼んだ、ハコベルという運送業者に頼もうと思ったのです。
ちなみにハコベルでは、軽トラック一台分くらいの荷物を、5000円くらいで運んでくれます。

トラックが旧居を出たのが、14時近かったでしょうか。
1時間半後くらいに新居に来て頂くことにし、電車で新居に向かいます。
乗換駅の花屋で、相方が引越し祝いにと、青い花のブーケを買ってくれました。

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新居への荷物の運び込みは、あっという間でした。
それにしても、エレベーターホールに置いていた段ボール全てを家の中に運び込むとなると、かなりの量です。
あっという間に1階、2階とも床が見えなくなり、これではフロアマットを後から敷くのは到底無理だっただろう、と、前日に届いたことを心から有難く思いました。
深夜を回ってからピザのデリバリーを頼み、やっと食事にあり付けました。

翌日は、荷解きもそこそこに旧居へ。
大家さんに電話をして、片付けに入る許可を取り、リビングと2部屋の掃除に掛かります。

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まずは作品など、荷造り出来ていなかったものたちを纏め、ゴミを次々にゴミ袋へ。
ベランダ、奥の部屋から空にしていきます。
電気が止まっているので、日没までが勝負です。
水がまだ止まっていなかったのが、本当に助かりました。

最初は無我夢中でしたが、段々と落ち着いてきて心に余裕が出てきたのでしょうか。
掃除しながら、この部屋での色々な想い出が甦り、ぼろぼろ泣いてしまいました。

この日の終わりには、やっと室内のものを全て外廊下に出せました。
でもこの時点では、要るものも要らないものも、ほとんどまとめて外廊下に運び出しただけです。

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そのまた翌日。
片付けしつつ、少しでも荷物を減らすべく、マンション入口に置かれたスチールの棚に「ご自由にお持ち下さい」と書いて、色々なものを置いておきました。
近所の方が足を止めたら、理由を話して持って行って頂きましたが、大きいものはなかなかはけません。

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燃えるゴミだけで10数袋、燃えないゴミもかなりの量。
これは後日ゴミの日の前日に出しにくることにして、エレベーターホールに積み上げ、ハコベルを手配。
何とか、車に全ての荷物を積み込むことができました。

もうこんな大変な思いは真っ平ですが、もし次に引越しすることになったら、もう少し早めに準備をはじめて、当日を迎えたいと思います。
今、新居は漸く1階が片付いてきたところです。
まだまだ先は長いですが、理想の美しい生活を手に入れる為に頑張ります。

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07

18

02:38
Sat
2020

No.0321

引越し顛末記・中編

無事移転先が決まり、最短で入居したい、と6月28日を入居希望日としてお伝えしていましたが、調整の結果、7月2日が入居日と決まりました。
旧居の大家さんである不動産会社には、部屋は7月8日に退去する旨を伝えてあります。
私の仕事があったりと、引越し作業は手付かずのまま6月が終わりました。

実は私、本格的な引越しはほぼ初めて。
最初の引越しは、実家から都内の居候先へ。家具もありましたが、私物のみの移動です。
次に小さなアトリエを借り、人形製作の道具などやはり私物を持ち込みました。
その次が、居候先からすぐ裏にあるマンションへの移転。
そして、同じマンション内の別の部屋への移転。
いずれも、自分たちで少しずつ荷物を運ぶことで事足りました。

私と相方の間には自然に得意なことの役割分担が出来ています。
体を動かすのはほぼ私、ネットで色々調べたり手配したりは相方です。
引越し業者の見積もりも相方が取ってくれました。

彼は今までの引越し経験から、10万くらいかな、と言っていました。
が、最初に見積もりを出した業者の査定額が、びっくりでした。
何と、23万と言われたそうです。
他の業者に聞いても20万はするでしょう、とのこと。

ところが、次に見積もりを出したA社は、11万5千円と提示してきました。
これはもう、ここに頼むしかないだろうという感じです。
それでももう一社にも見てもらったら、最初15万と言われましたが、A社で11万5千だったというと、それ以下にします、とのこと。
そこで相方が再度、A社に掛け合い、結局A社に9万5千で引き受けて頂くことになりました。

A社から段ボール80箱が届いたので、7月1日から、いよいよ荷造りに取り掛かりました。
相方には荷物を減らせ減らせとせっつかれていたので、まずはチラシの山を捨てるところから始めました。
何しろ私は、知り合った方から頂いたチラシやDMを全部取って置いていたのです。
それだけでなく、あちこちでもらってきたものもありました。
一度、現代文化の博物館である伊豆のまぼろし博覧会に段ボールいっぱいのチラシを寄付し、これで処分できたという気がしていました。
ところが、片付けているとどこからともなく、次々に出てきます。
ざっと段ボール3箱分くらいのチラシやDMなどの紙類を捨てました。

それに、子供の頃から取ってあった、手紙や葉書の山。
小学校の入学祝のカードや、従兄とやり取りしていた手紙などの思い出の品々も、思い切って処分。
舞台で使った小道具だとか、人形や作品の材料。知らない人からするとほんとにゴミにしか見えないでしょうね。

そして、本棚いっぱいの本を段ボールに詰めて、外に運び出す作業。
私は一人でやるから、と大見得を切っていたのですが、流石に腰に負担がかかって辛くなってきたのを見かねて、相方も手伝ってくれました。
封をした段ボールに品名を書き、次々にエレベーターホールに運び出します。
両隣の部屋の住民は、既に退去していたので、マンションの外廊下がうちのものでいっぱいでも、誰の迷惑にもならないのが幸いでした。

結局、本は全部で段ボール20箱分程になりました。
アルバイトを減らしていたお陰で、ほとんど毎日引越し作業に時間を費やせたのは幸いでした。
相方は、自分のものは一日で運び出せる、と豪語していましたが、結局何日か作業していました。

入居日の7月2日、鍵を貰って新居へ行き、床とカーテンの寸法を測りました。
相方が、フロアマットを敷いてから荷物を運び込むことに固執していたのです。
カーテンも用意する、というので手配を任せました。

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ところが、発注が遅れてフロアマットが引越し当日の8日に届くというのです。
荷物を運び込んでからだと、マットを敷くのは難しくなります。
「何とか前日に届けられませんか」「善処はしますが、お約束はできません」
そんなやり取りがあったので、7日にフロアマットが届くかどうか、ハラハラしました。
間に合わなかった時の為に、友人に荷物の移動を手伝ってもらうかもしれない、とお願いしました。

幸い、7日にフロアマット到着の連絡があり、作業を中断して新居にマットを敷きに行きました。
かなり良い雰囲気になったので、満足して帰宅。

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後は8日の引越し当日まで、ひたすら荷造りです。
膨大な荷物の量に、何度も絶望を感じつつ、友人の「終わらない引越しはない」という言葉を思い出して、気力を振り絞りました。

もう一つ、よく思い返していたのが、村上春樹氏の小説に出てきた文章です。
翻訳という仕事についての文章でしたが、「左手に持った効果を右手に重ね、手をどける。右手に硬貨が残る。それだけのことだ」というような文章です。
引越しもそうではないでしょうか。
左手のものを右手に移す。それだけのことなんだから、大したことではない。
そう自分に言い聞かせていたのです。

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