Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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Sat
2016

No.07

古物市場のこと

私が仕入れに使っているのはバザーやアンティーク・リサイクルショップ、骨董市、オークションやフリマサイト、個人の方から、と様々ですが、大体はどなたでも可能な方法です。(個人からの買入れは古物商許可証が必要です)
一方、古物商しか使えない方法に、古物市場があります。
私が行っているのは、古物の師匠でアーティストでもある古道具屋アウトローブラザーズのマンタム氏に紹介された、月一回開催される御殿場の市場です。
毎月はなかなか行けないのですが、先日3回目の参加をしてきました。
ここでは仕入れはもちろんのこと、集まってくる様々な品物や、業界大先輩の方々の姿を見られますので勉強にはもってこいの場所です。
古物商にはそれぞれ端口(ハグチ。得意分野のこと)があります。競りにかけられる多種多様な品物の中から、自分のハグチに合ったものに対して声をかけ、競り落とすわけです。
商品によって、多くの人が参加して高値になるものも、誰からも声がかからず流れてしまうものもあります。
そういう流れる寸前の品物を引き取って下さる付き合いの良い方、発句にいきなり2倍、3倍の値段を乗せるきっぷの良い方、底値までいかないと声を出さない方、と参加者も様々です。
また、高価なものは単品で競りにかけられますが、価値のないものはひと山いくらでまとめ売りです。しかしそんな山の中にも目ぼしいものがいくつか混ざっているので、損をすることはまずないと思われます。
私が目を付けるものはあまり他の業者さんと被っていないようで、去年11月の初参加の時から、声を出したものの半分くらいは落とせています。(そもそも人気のある高額商品は予算オーバーで手が出せないということもありますが)
初参加後、マンタムさんから「業者さんたちが『ずいぶん変わった人達だね』って呆れてたよ」と言われたのですが(何故!)、陶製の「金の成る木」なんて変なものを落札したからかもしれません。

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といっても、私が欲しかったのは一緒に入っていたウイスキーボトルとショットグラスのセットの方。

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鳥籠みたいなオルゴール付きのケースに入った珍品です。私たちがやっている飲食店(武蔵小山TARUHO)で使用したいくらい気に入っていましたが、最近売れてしまいました。
もう一つ、この日の掘り出し物だった鉱物標本は、さいたまスーパーアリーナアンティークフェアに持っていった途端に売れました。

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お気に入りが売れると、同好の士を発見した気分になって嬉しいものです。
「金の成る木」はまだありますので、欲しい方は是非ご連絡下さい。こちらでも販売しております


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