No.052
大阪レトロ散策・前編 中崎町、味園ビル
先月10/19に「玩具館三隣亡 邪神幻想」展の為に行った大阪の様子を、レポートさせて頂きます。当日は早朝にバスで大阪梅田駅付近に到着。老舗喫茶店サンシャインでモーニングを頼み、しばらく居座ることに。
ギャラリーの開廊時間の12時に合わせ、中崎町ギニョールへ。この2階が、会場の二アリーイコールギャラリーなのです。

会場では代表でマクラメジュエリー作家の瞳さんと参加者でメヘンディ・ジャグアタトゥーアーティストの智枝子さんが作業中でした。
三隣亡というグループ展には、様々なジャンルの第一人者として活躍するアーティストが多数参加しています。
完成度の高い作品たちが会場を埋め尽くし、壁にはヨグ・ソトースをイメージしたオブジェが怪しく光ってます。(明るいとよく分かりませんが・・・)


オープンと同時にお客様もいらっしゃり、私たちは設営の残りを手伝ったり、資材の買出しに。それからフライヤがまだあるというので、近隣に配布に行くことに。
姉妹店のワン・プラス・ワン・ギャラリーでは関連企画「NGP3rd 深海に沈みし神殿と鱗神信仰」展をやっていて、そちらを覗くと三隣亡の空間演出も手掛けたHds氏が設営の真最中。
2階のギャラリーは白い布で覆い尽くされていて、作品を青いライトで照らして鑑賞するという趣向でした。
中崎町は古い町屋が沢山残っていて、それらを改造したレトロで可愛いお店も沢山あります。
フライヤも割とすぐになくなり、89カフェという幼稚園のような内装の絵本カフェでご飯を食べてから、ギャラリーへ戻りました。

閉廊後に向かったのは、千日前の「味園ビル」。キャバレーやダンスホール、サウナを擁し、かつてはレジャービルとして繁栄を極めたそうですが、現在は「ミナミの魔窟」の異名を取る、アングラ・サブカルの聖地と化しているのだとか。
目的地はこのビルに店を構えるバー「夕顔楼」。店主さんとは以前から知り合いだったのですが、お店に伺うのは今回が初めて。
ビルは噂に違わぬ威容を誇っていました。何より目を引くのは、螺旋階段ならぬ螺旋スロープ。そしてその下には鯉のいる池と、激しく流れ落ちる滝。

スロープを堪能した後、2階の飲食店街へ。ビルの中も外観に負けず劣らず、怪しさ満載。
沢山の扉が半開きになっていて、来訪者を誘います。
その中で、フロアの外れにある夕顔楼の扉は、閉ざされたままでした。
扉を開けて中へ入ると、そこは赤く染まった薄暗い空間。豪華な四角いシャンデリアが目を引きます。

店主の間宮氏に挨拶し、珍しいお酒が沢山あるらしいものの残念ながら飲めない為、ローズソーダをオーダー。
間宮氏の好事家ぶりに感じ入りつつ、楽しい時を過ごさせて頂きました。
置いてある本が、私の本棚にあるものと結構被っていたのがちょっと嬉しかったです。
味園ビルの上階がホテルになっていると聞いたので、是非泊まってみたいと行ってみましたが、残念ながら満室。
近くのホテルを探し、折角の大阪なので「たこ焼きえびす」でたこ焼きを買って、ホテルにチェックインしたのでした。(続く)
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