Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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20:02
Sat
2016

No.060

オルゴールの歴史・後編

シリンダーオルゴールのメーカーは、一説によれば最盛期は100社を超えたとのことですが、メーカー不明のオルゴールも多くあります。
有名なところで、前述のパイヤール(ペイラード)、ステラ、ミラ等の名器を世に送り出したメルモ(ド)・フレール、ルクルト・フレール(ジャガー・ルクルトのルクルトFamilyとは別)、二コール・フレール、ヘラー、コーション、B.H.アブラハム、ラングドルフ、トーレンス、そして現在も続くリュージュ、などがあります。
一方ディスク・オルゴールは、三大メーカーと呼ばれる、ディスク・オルゴールの生みの親・ロッホマンの会社シンフォニオン、シンフォニオンから独立した技術者によるポリフォン、ポリフォンがアメリカに進出し設立したレジーナ、この三社がシェアのほとんどを占めていました。
シンフォニオン、ポリフォンにカリオペを加え、ドイツの三大メーカーと呼ぶこともあります。

第二次大戦後、株式会社三協精機製作所(現・日本電算サンキョー株式会社)がオルゴールの製作を開始。
リュージュ、トレーンス、三協の三社がしのぎを削ります。
三協は一時、世界のオルゴール・ムーブメント(機械部分)のシェアの80~90%を占めるまでになりました。
現在、日本のオルゴール・ムーブメントを作っているのは、三協と東洋音響の二社。
(オルゴール製造会社は幾つかあるようですが、ムーブメントの製造に関しては裏付けが取れませんでした)
海外ではスイスのリュージュ、レジーナの流れを汲むアメリカのポーター、カリオペの復刻版を製作しているドイツのMMM、新興メーカーである中国のユンシャンなどがオルゴールの生産を行っています。

今まで何度かご紹介した、むらいこうじ氏のピエロオルゴール以外に、三協のオルゴールでよく見掛けるものをご紹介します。
オルゴールに良く使われるのは、アンチモニーという合金。アンチモニーのオルゴールはずっしりして豪華な雰囲気です。
ベロアの内張りに金属の透かし彫りとカメオが美しい、ガラス蓋のオルゴールは、小樽オルゴール堂で販売されているもののようです。
色違いの赤も扱ったことがあります。こちらで販売中。



少しデザインの異なるこちらは、蝶が羽ばたく愛らしいメカニズム。こちらで販売中です。

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それから、オートマタの一種とも言えるオルゴール・ドール。
背中のゼンマイを巻くと、音が鳴り出します。
このタイプはロサ・アンティカでも度々お取り扱いしておりますが、相方によれば、可愛いさにかなり個体差があるそうです。

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三協からは、高級オルゴールであるオルフェウス・シリーズも販売されていますので、いつか扱ってみたいと思っております。

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29

23:23
Thu
2016

No.059

オルゴールの歴史・前編

ロサ・アンティカの主要取扱商品の一つに、オルゴールがあります。
オルゴールについてのお問合せも度々ありますので、今回はオルゴールの歴史について、少しご紹介したいと思います。

「オルゴール」は和製英語で、ドイツ語でオルガンを意味するorgelからきている名称です。
英語ではMusic boxもしくはMusical box。
オルゴールの定義は「手動または自動的に音楽を演奏する機械で、櫛歯に似た特殊鋼製の発音体(鳴金または振動板)を回転胴(ドラム)に植えつけられているピンで弾き、自動的にメロディを奏でるもの」とのことです。
(日本オルゴール協会の定義による、とのことですが、現在この協会の存在は確認できませんでした)

オルゴールの起源を辿ると、カリヨン(組鐘。旋律を奏でることのできる複数の鐘)を自動化したものに辿りつきます。
カリヨンは鐘楼に備え付けられ、時刻を知らせるものでした。つまり時計のチャイムです。
ですからオルゴールは、時計と切っても切れない関係があるのです。
時にオルゴールの仲間に数えられながら、より古い歴史を持つシンギング・バードは、高級時計メーカーの創立者として知られるジャケ・ドローの発明になるものでした。


河口湖オルゴールの森のカリヨン。

オルゴールには大きく分けて、シリンダー・オルゴールとディスク・オルゴールがあります。
シリンダー・オルゴールはフランスの時計職人たちにより、18世紀末頃から作られ始めたようですが、記録ではスイス・ジュネーブの時計職人アントワーヌ・ファーブルにより1796年に発明されたとされています。
ピンの埋め込まれたシリンダーをゼンマイの力で回転させ、ピンが金属の櫛歯を弾いて音を出す仕組みです。
1814年、スイスのフランソワ・ルクルトが一枚櫛歯を考案します。
スイスのパイヤール(ペイラード)社では1862年、シリンダーの交換が可能なインターチャンジャブル・シリンダー・オルゴールを発明。実用化されますが、高価であることには変わりなく、貴族の愛好品であり続けました。

1886年、ドイツのパウロ・ロッホマンが、ディスク・オルゴールを製品化。
円盤型のディスクに突起を付け、その突起がスター・ホイールという部品を回転させ、それが櫛歯を弾く仕組みで、厚紙に穴を開けたカードを差し込む手回し式の「オルガニート」と呼ばれるオルゴールも、形は違いますが同じ仕組みで曲を奏でます。
ディスク・オルゴールは、蓄音機にその地位を奪われる20世紀初頭まで、広く普及しました。レストランや酒場、ホテル、駅などで、ジュークボックスとして人々を楽しませてきたのです。

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26

02:20
Mon
2016

No.058

終わるもの、始まるもの

ここ何年か、クリスマスは毎年違う教会のミサに行くことにしています。
といっても平日だと仕事後の為、間に合う距離の教会でないといけないのである程度場所が限られてきますが、今年は土曜日なのでどこでも大丈夫。
相方の提案で、田園調布教会に行くことにしました。
そういえば、代官山から田園調布へ移転したアンティークショップ、マチルド イン ザ ギャレットへ、移転後なかなか行けないままでしたので、ミサ前に寄ることにしました。
最寄駅の多摩川で降り、お店の方へ歩き出したら、丘の上に聳え立つ教会堂が!



それは素晴らしい眺めでした。
後でお店のHPを見たところ、アッシジを思わせるこの地に移転を決めたとのこと。
オーナーの酒井しょうこさんは、私と同じリジューの聖テレジアを洗礼名に持つクリスチャンで、マチルド イン ザ ギャレットで扱っている商品にもホーリー・グッズが多いのです。
1階はオーガニック化粧品や生活用品、アロマグッズなどを扱うフランキンセンス ショップ、2階がヴィクトリアンテイストのアンティークショップであるマチルド イン ザ ギャレット。
清浄な空気に満たされた空間でした。

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アンティークカップのトリオに心惹かれつつ、友人へのプチギフトを購入し、お店を出てからまだ少し時間があったので、近くの多摩川台公園を散策。
古墳が沢山あった場所らしく、出土品の展示室などもありました。
それから教会へ向かいました。クリスマス・ミサは大抵、3、4回行われます。
今回行ったのは、17時からの「子供と共に」というミサ。
ここはフランシスコ会の教会らしく、広い敷地に配された建物群は、確かにアッシジを彷彿とさせました。
かなり広い聖堂にもかかわらず、席は満席。後ろで立ってミサに与りました。

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閉店のお知らせを知り、無くなる前に一度行こうと思っていた国分寺GARAKUTAYA。(こちらの記事参照)
最近確認したところ、最後の営業日は25日のことでした。
私は日曜は品川の方の剣術教室に通っていて、国分寺とは方角が反対です。もう無理かな・・・と諦めていたところ。
クリスマス・ミサに向かう私に、母から「叔母がもう長くない、お見舞いに行ってきた」との突然の知らせ。
私もお見舞いに行きたい、と返したら「今日か明日までとのことだから早く行った方がいいよ」と・・・。
病院を教えてもらい調べたところ、最寄駅が西国分寺でした。
何か運命的なものを感じ、剣術教室の後、国分寺に寄ってから病院に行くことにしました。
GARAKUTAYAに到着したのは、閉店時間の20分程前。

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かなりすっきりした店内に残っているものは、幾つかの家具とランプ類、陶食器類、ガラス器、鋳物のオブジェ、レース類・・・。
その中からコットンの乳児用の洗礼服を選びました。
昨晩のクリスマス・ミサで、洗礼を受けた赤ちゃんがいたことを思い出しながら。
39年間、本当にお疲れ様でした。そして新たな始まりを楽しみにしています。

プロテスタントのクリスチャンである、叔母とも会ってきました。
意識はないままでしたが、小康状態を取り戻したとのこと。
死は、クリスチャンにとっては神の国に入ることであり、悲しむべきことではなく、むしろ喜ばしいことなのです。
こういう時、信仰とは心を安らかに保てるようにあるのだな、と思います。

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20

23:33
Tue
2016

No.057

アドベントの過ごし方

クリスマスももうすぐですね。
今のこの期間をキリスト教国ではアドベント(待降節)と言います。
キリストの誕生を待ち望む、クリスマスイブまでの四週間です。
この時期の習慣としてはツリーやリースを飾る他に、4本の蝋燭を、日曜ごとに1本ずつ点してゆきます。
また「アドベントカレンダー」を飾り、毎日一つずつ窓を開けてゆきます。
「プレセピオ」は、キリストが生まれた馬小屋を象った模型飾り。
飼葉桶の中のイエスを中心にマリアとヨセフ、羊飼いたち、牛や羊、東方の三博士などの人形で構成されています。
東方の三博士の人形を、毎日少しづつ馬小屋に向けて動かしたり、クリスマスの夜に飼葉桶の中に幼児キリストの人形を置いたりします。

ドイツでは、シュトーレンというドライフルーツを沢山入れた菓子パンを、クリスマスまでに少しづつスライスして食べます。
クリスマスケーキといえば、イギリスのクリスマスプディング、イタリアのパネトーネ、ドイツのシュトーレン、フランスのブッシュ・ド・ノエル、そして日本のイチゴショート、それぞれお国柄が出ているなあ、と思うのです。
クリスマスプディングはずっしりした蒸したケーキ。やたら色々なものが詰め込んでありますが、あまり美味しいとは言えません(個人的感想です)。
味そのものより、伝統的な調理法に拘るイギリスならではという気がします。
パネトーネはあっさりしたパンで、飾り気がなく、素材で勝負するイタリア人らしい感じ。
シュトーレンも素朴ですが、日がたつにつれ味に深みが増してゆきます。英・独・伊に共通するのはドライフルーツが入っていること。
ブッシュ・ド・ノエルはクリームと、デザインで勝負。ソースと盛り付けに拘るフレンチと一緒。
イチゴショートは子供が喜ぶ可愛らしさ。このスタイルのクリスマスケーキを始めたのは、不二家さんだそうです。

いつのまにかケーキ談義となってしまいましたが、さてクリスマス自体は1月6日のエピファニー(公現祭)まで続きます。
エピファニーには、イタリアではサンタクロースならぬベファーナという魔女が、子供たちにプレゼントを持ってきます。
ところが、悪い子の靴下には、プレゼントの代わりに炭を入れるとか。
ドイツでは12月6日の聖ニコラウスの日、サンタクロースと一緒にクネヒト・ループレヒトという毛皮や藁の衣装を纏った長い髭の男が現れ、悪い子を灰袋で叩きます。
その他の地方では、「クランプス」という角の生えた怪物のこともあります。
キリスト教とは無関係な民間信仰が融合したのだとは思いますが、とても興味深いです。

ロサ・アンティカの在庫より、クリスマスらしい商品を一つご紹介。
黒い用紙に金色のインクで印刷された、ゴシック様式の木版画?です。



かなり大きいのですが、もし部屋がもう少し広かったらコレクションとして飾っておきたいな、という位のお気に入り。
こちらで販売しております。

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15

00:06
Thu
2016

No.056

「召喚の蛮名〜Goety † 玩具館・三隣亡」展

10月に大阪で参加した、「玩具館 三隣亡」のグループ展が、前橋で初開催される事になりました。
漫画家・イラストレーター槻城ゆう子さんの単行本復刻記念の展示で、漫画では魔術や錬金術を扱っているとのことで、私も錬金術テーマの作品を出品させて頂きます。
前回好評だった標本作品の単品が欲しい、との石神茉莉さんのリクエストにお応えし、標本の新作も作りました!
が、肩書きにアクセサリーってついてる割に、今回はアクセサリーがないです。そして絵があります。すみません。。
前橋は父の郷里ということもあり、久しぶりに行きたい気持ちもありながらも、在廊しても役に立たなさそうなので今回はいいかな・・・。

また、相方が作成した三隣亡のHPも展示に合わせて公開されました!
コンテンツはこれから充実してゆく予定です。
***********
「召喚の蛮名」の復刻の時が来た!
 ―神秘と魔術と乙女心
  そして、時空の隙間に、不思議な館が現れる―
槻城ゆう子と三隣亡のコラボ展示企画です。



https://www.facebook.com/GoetySanrinbo/
会期 2016年12月16日(金)〜12月26日(月) (火・水定休日)
    11:00〜19:00 最終日17:00まで
   
実演/ワークショップ予定
 ◎メヘンディ・ジャグアタトゥー(今大路智枝子) 12月16日〜19日
 https://www.facebook.com/GoetySanrin…/posts/1805626096319775

 ◎タロット占い(Hds) 12月16日〜18日
 https://www.facebook.com/GoetySanrinbo/posts/1805627376319647

 ※ワークショップは予約制です。お席に余裕のあるときは、当日でもご参加いただけます。詳しくは、FBページをごらんください。
 https://www.facebook.com/GoetySanrinbo/
 
 ※オープニングパーティ 12月16日19:30より 参加費2500円 於・カフェ フリーダ
 https://www.facebook.com/Cafe-Frida-220598698088485/

会場 前橋ギャラリーアートスープ
〒371-0023
群馬県前橋市本町2丁目1-6 前橋中央通り商店街アーケード内
TEL 027-289-3422

◎出展作家
槻城ゆう子(漫画原画展示、イラストレーション)

新井裕子(ペーパークイリング)
池田祐美(球体関節人形)
今大路智枝子(メヘンディ・ジャグアタトゥー)
emigoro。(チェンメイルアクセサリー)
伽椰子(医療器具アクセサリー)
斉藤ようこ(タティングレース)
瀧澤紫(ダイクロガラスジュエリー)
feel.b.mico(ワイヤーアート)
Hds(空間演出、装飾品)
ミカミまこ(絵画)
三輪浩光(写真・ゼラチンシルバープリント)
由良瓏砂(人形・アクセサリー)
るるい宴(クトゥルー神話雑貨)
LACEROCKER♡SHO-KO(レース)
瞳硝子(マクラメジュエリー)

特別出展 清水真理+田中流(人形写真)
       目羅健嗣(絵画・立体作品)

What Are Little Girls Made Of?
汝死して横たわりながら夢見るものよ
汝の下僕の呼びかけるのを聞きたまえ
我に汝の印を与えたまえ
さすれば御名により召喚せん
 ―槻城ゆう子「召喚の蛮名」より

The Unspeakable One? The Deep Ones?
そんなものが、もしこの世をうろうろしていたら、
玩具館・ 三隣亡の棚にコレクションされてしまうに決まってるわ。
 ―石神 茉莉

◎「玩具館三隣亡」とは?
  石神茉莉の小説『玩具館綺譚』シリーズの舞台となる玩具館をイメージしたアートイベントです。

玩具館三隣亡 原作・アドバイザー 石神茉莉
三隣亡代表 瞳硝子
運営協力 小笠原勝、深泰勉
企画運営 THaNATOS6/アトリエサード

企画、お問い合わせ
megumi@a-third.com
THaNATOS6 090-2237-1240 (岩田)

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11

02:03
Sun
2016

No.055

平和島 全国古民具骨董まつり

年5回、東京流通センタービルにて開催される、平和島 全国古民具骨董まつりに行ってきました。
行くのは今回2回目ですが、今出店できる催事を探しているので、その偵察を兼ねてです。
日本で一番古い室内の無料骨董市で、出店業者は300店舗程とのこと。
500店舗が出店する、日本最大の骨董市、骨董ジャンボリーに次ぐ位の規模でしょうか。
実は私、骨董ジャンボリーはまだ行ったことがないのです。一度くらい行ってみなくては・・・。

入口を入って割とすぐ、本部の斜向かいくらいに、アンティークフェアin新宿の主催者であるCAMPさんのブースがあったので、挨拶がてら次回のフライヤを頂きました。
そして端まで行ったら次の列、という感じで進んで行くことに。
何しろ店舗数が多いので、まずは一回りしてその後気になったところを再訪、というつもりです。
とはいっても、端から端まで6回歩かないといけない計算なので、段々疲れて来てじっくり見る余裕が無くなってきます。
そうなったらそうなったで、気になるものだけが目に入ってくるので良いのですが。

前回は瓶をまとめて安くしてもらったり、結構色々と仕入れました。イカールなどの絵画を驚くほど安く販売しているお店があって、迷った記憶もあります。
今回はなかなかこれというものに巡り合わず、それでもデューラーの版画だのイギリス製のハンドペイントの花瓶だの、幾つか気になるものを見つけたのですが、保留にして進んでいきました。
顔見知りの業者さんの姿もぽつぽつと見掛けます。
最後の列で、ほぼ投売りのようにしている店舗が2、3あり、そこで幾つかのものを仕入れました。
この時点でもう閉場間際。今回はもういいか、と、今まで見たお店に戻ることはせずに会場を後にしました。

全体的に和ものが多目で、間違いのない品物を扱っているお店が多い印象です。
恐らく、アンティークや骨董のコレクターである顧客がついているお店でないと、利益が出にくいでしょう。
ロサ・アンティカの今の品揃えではちょっと難しいかな、と思いました。
それにしても、由緒正しい骨董市だけあって、古今東西の優れた品物が集まっていて、見るだけでも目の肥やしになります。
入場無料ですし、下手な博物館や美術館に行くよりは楽しめること間違いなしです。
更に、会場に行くのに使う東京モノレールからは、高所からの運河やビルなどの景色が楽しめます。
(はしゃいでいるのは私たちだけでしたが・・・)
骨董市に行った事のない方も、是非一度お出掛け下さいませ。
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05

01:25
Mon
2016

No.054

さいたまスーパーアリーナ 骨董アンティークフェア第29回 ちょっと出店



12/6(火)、7(水)に開催される、さいたまスーパーアリーナ 骨董アンティークフェア(長い・・・)ですが、師匠マンタムさんのお店「アウトローブラザーズ」の片隅に、6日のみ出店させて頂きます。
この骨董市は平日開催だというのにもの凄い人出のある骨董市で、それというのも地元のラジオや新聞広告で宣伝する為らしいのですが、それだけに骨董市慣れしていないお客様が多いのも特徴です。
逆に言えば、マニアにとっては掘り出し物を見つけることができる可能性が強いということ。
ご都合の合う方、是非是非お出かけ下さいませ。

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画像は、去年マンタムさんの代理でEDOGINさんと一緒に出店した時のもの。
ロサ・アンティカはアクセサリーの反応が良かったです。EDOGINさんの方は、お茶道具が大変人気でした。
今回はやはり人形とアクセサリ、それに最近沢山仕入れている宝石箱やオルゴールなどを持っていこうかな、と思案中です。

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03

23:58
Sat
2016

No.053

大阪レトロ散策・後編 道頓堀、北浜レトロ

翌日は大阪らしい場所を味わおうと、ほど近い道頓堀を歩いてみることにしました。
道頓堀の印象は、とにかく立体的な看板が多い!
有名なかに道楽の蟹だけではなく、蛸だの牛だのお寿司だのいろんなものが道の両側に並ぶ建物から突き出しています。
途中にあった立派な劇場は、ミラノ・スカラ座を模した大阪松竹座だそう。
大分外れの方で、怪しい人面柱を発見!道頓堀ホテルのエントランスの柱です。



少し歩いて、「水曜日のアリス」というお店へ。その名の通り、ルイス・キャロルのアリスの物語をモチーフにしたお店。

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入口はアリスが通り抜けた扉のように小さく、わくわくしながら入ったお店の中もシャンデリアが吊るされ赤と黒で統一されたゴージャスな空間。
画廊への差し入れにハロウィンカラーのポップコーンを購入。
次に電車で、お友達に教えてもらった紅茶専門店「北浜レトロ」へ向かいました。

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英国調のエントランスには可愛らしいティーポット型の看板が。アンティークな調度で纏められた、お店の中にもありました。
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人気店らしく、2階ティールームへの階段には列ができています。少し待って中央の大きなテーブルに案内されました。
アフタヌーンティーセットをオーダー。紅茶はフレーバーティが充実していたので、エリザベスガーデンとストロベリーフィールズを。
スコーンも色々と種類があり、キャラメル&アーモンドとくるみを。ケーキは山盛りベリーをセレクトしました。
食器はウェッジウッド。シルバーのティーストレーナーが、お客ごとに少しずつデザインが違っていて素敵でした。

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窓の下には中之島公園の薔薇園が望め、ロケーションも最高でした。
優雅なティータイムを楽しんでから、ギャラリーへ。

三隣亡は作家・石神茉莉さんの作品に出てくる、廃墟の外れにある玩具館。
ゾンビマニアの店長、Tとその妹の美少女、美珠が経営しています。
この三隣亡というお店をイメージしたグループ展は、もう10回程続いています。
この機会ですので、私の作品も少しご紹介しますね。

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こちらは、美珠さんをイメージしたお人形。

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クトゥルー神話イメージ標本。
左上からミ=ゴの皮膚、アトラック・ナチャの糸、蝶ドラゴンの羽、ツァトゥグァの爪、マガ鳥の羽根、黒い仔山羊の枝、セレファイスの石、クトーニアンの触手、ヨグ=ソトースの細胞、ネクロノミコンの断片、ダゴンの鱗、クトゥルーの皮膚。

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