Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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10

30

23:52
Tue
2018

No.0202

功を愛して人をも愛す

「冷たい」「他人に関心が無い」と言われることがあります。
自分としてはそんなことは無い、と思っているのですが、そう言われる要因に思い当たらないこともありません。
キリスト教の家庭に生まれ、毎週日曜には教会のミサに参列し、その後日曜学校に出て、という環境で育ち、「汝の敵を愛せよ」というような教えを刷り込まれてきたので、博愛主義を良しと考えてしまい、身近な人を特別視するという考えが持てないのです。
(キリスト教徒が皆そうではないので、持って生まれた性質と合わさってそうなったと思われます)
相方と議論をしていても大抵、糾弾されている側の肩を持つような発言をするので、「何故抵抗する」と言われます。
私のつもりでは、どちらかの側に付くというのではなく、逆の視点から物事を見た方が多角的に見られるのではないかと考えているだけなのですが、確かに身近な人からすれば、常に自分の味方でいて欲しいだろうな、とは思います。

先日、別の人と話していて、やはりキリスト教の教えに起因すると思われるもう一つの要因に気付きました。
「罪を憎んで人を憎まず」。
孔子の教えにもある、この格言です。
人間は、生き延びる為に状況に応じて言動を変えます。
平常時、殺人は罪ですが、戦時下ではそれは正義となり得ます。
8月に上演した舞台「罪の滴り」がこの問題を正面から扱っていましたが(こちら参照)、人は誰しも自分が潜在的には罪人であるという自覚を持たねばならないと思います。
「罪を憎んで人を憎まず」。
これは、逆のことも言えるのではないでしょうか。

罪の対義語は何でしょうか。
赦し?正義?徳?それとも太宰治の書いたように、罰?
「功罪」という言葉がありますので、一番近いのは「功」かも知れませんね。
「功」を辞書で引くと「立派な仕事、手柄、成果、結果、技術」などとあります。
分かりやすく「技」と言い換えても良いかと思います。
「芸術」と訳されるARTの語源が、自然と対峙する人工の「技」です。
素晴らしい芸術作品を生み出すアーティストの技は、勿論相応の弛みない努力の結果ではあるのですが、私はそれと同時に、神の、と言って語弊があるならば、自然の美が、その人を通じて現れているのではないかと思うのです。
ですから、その人が例え悪人と呼ばれるような人であっても、作品自体の価値は値引きされないと思います。
逆に、その人が素晴らしいことは間違いないけれども、その作品に寄与したのはその人のみの力ではない、と思うのです。

私の意見は、一般的ではないかも知れません。
けれども考えてみて下さい。
我々の大部分は、容色に優れた人を賞賛します。
その人が優れた外見を保つ為に如何に努力をしているにせよ、土台となる生まれ持った美しい容姿は、その人の努力とは無関係です。
にも拘らず我々がそれを褒め称えるのは、我々がそれを自然の美が現出したものと認め、価値を見出しているからではないでしょうか。

そういう訳で、私は「功を愛して人を愛さず」にいるので、冷たいと思われがちなのかな、と考えたのです。
とはいえ愛はキリスト教の教えの基本ですので、できれば愛する方が宜しいかと思います。
功を愛し、人をも愛する。常にそうありたいと望んでいます。



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26

01:25
Fri
2018

No.0201

クトゥルフフェス 2018

018/11/4(日)、池袋ライブハウス オンリーユーにて開催される「クトゥルフフェス 2018」に出演させて頂きます。
朗読CDも出版させて頂いた、豚蛇氏の手になるクトゥルフ巻物「妖神乱舞」の朗読がメインとなります。
持ち時間が1時間程もあるので、それ以外にももう一作品くらい朗読するか、一人芝居でも作るか・・・と考えていたのですが、先日の《哲学者の薔薇園》での長南さんのサウィンの儀式に感銘を受けたので、私も挑戦してみようと思いました。
ハロウィンの元となったサウィンは古代ケルトに起源を持つウィッカ(魔女)の儀式で、季節と自然の恵みを讃え、感謝を捧げるというものです。
暗く厳しい冬を無事に過ごせますように、という願いも込められています。
クトゥルフの邪神たちも儀式によって大人しく収まってくれれば良いのですが。
また、式次第には、魔術結社 黄金の曙が採用する手順も含まれます。
他にも色々な出し物があるようですので、もしご興味のある方は是非!

**********
CTHULHU FES(クトゥルフフェス)2018


日時:2018/11/4(日) 10:00~18:00
会場:池袋 ライブハウス オンリーユー
   東京都豊島区池袋2-64-11 平和ビル2F
料金:3,500円

★ステージイベント
ライブハウスのステージを利用した、音楽・上映・トークが中心のイベントです

1)シンフォニック・クトゥルフ・メタル・バンドLost Tales of CTHULHU(LToC)による迫力のメタル曲生演奏
2)イラストレーター・弘司氏によるライブドローイング
3)クトゥルフ神話ライター/ゲームデザイナー、朱鷺田祐介氏のクトゥルフゲームデザイントークショウ(ゲスト:木皿儀隼一氏)
4)女優の由良瓏砂さんによるクトゥルー巻物朗読
5)おおぐろてん氏率いるスタジオメトロノームのメンバーによるクトゥルフを交えた実話怪談&ホラートークショウ
6)ペンギーノキッチンの2人による、クトゥルフ創作料理
7)クトゥルフビール2018の提供
※開栓してのご提供です。お土産のテイクアウトはできませんので、ご注意ください

司会進行:宇佐見坂うさりさん

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★クトゥルフ・アート・カフェ
飲食とゲームと物販が可能な特設ゲームカフェです
ライブハウス階下にあるお店でステージイベントと同時進行で行います
全体的にカジュアルな雰囲気です

1)クトゥルフLARP(事前予約制。10月頃に募集)
2)1時間クトゥルフ神話TRPG体験
3)クトゥルフ系のボードゲーム(クトゥルフウォーズ等)
4)クトゥルフ軽食の提供
5)物販
6)クトゥルフ・アート

会場にいるイラストレーターさんに、クトゥルフ・アートのお絵描きをその場で依頼できる機会を設けます
一般参加の方でも、お絵描きに参加できます

★物販参加アーティスト(敬称略)

・青木淳(るるい宴)
・鷹木殷子(るるい宴)
・海野なまこ
・コノス
・しゅたいなー
・豚蛇
・to
・申バ造
・佐藤和由(絶滅屋)

主催:Lost Tales
お問合せ
E-Mail cthulhufes@yahoo.co.jp



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24

02:19
Wed
2018

No.0200

《哲学者の薔薇園》公式サイトオープン!

私と相方が都内3ヵ所で月に数回営業しているカフェバー《哲学者の薔薇園》の公式サイトができました!

《哲学者の薔薇園》



常連さんにして、薔薇園でのイベントに度々進行役などで参加して下さっている、ほぼスタッフと言ってもいい長南さんが、サイトを構築して下さいました。
今まで纏めようと思いながらそのままになっていた、武蔵小山TARUHO時代からのアーカイブページも、少しずつ充実させて行きたいと思います。

因みに、これまで《哲学者の薔薇園》は「コンセプトダイニングカフェ」もしくは「コンセプトカフェバー」と銘打っておりましたが、よりアーティストやクリエーターの為のサロンとしての機能を重視したいという思いから、今月より「アートサロンカフェ」を名乗ることに致しました。

10月は13日に伴田良輔「アリスマトニカ」上映会&トークショー、21日に秋薔薇撮影会&お茶会、14日と28日にハロウィンの祝宴と盛り沢山で、それぞれレポートもしたいところなのですが、全然時間がありません。
15日は長南さんが、ハロウィンに因んで古代ケルトに起源を持つ「サウィンの儀式」を執り行って下さったのですが、28日は私がそれの簡易版を行なうことになります。
小松さんによる儀式の動画はこちら



今までほぼTwitterでしか営業の告知が出来ておりませんでしたのが、これからはサイト経由でお知らせできるので、とても便利になるかと思います。
11月もかなりイベントが充実しております。
初めてのお客様も、是非遊びにいらして下さいませ。

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17

23:44
Wed
2018

No.0199

アーティスト 渋谷尚代の白い祭壇

松山在住のアーティスト、渋谷尚代(しぶたに なおよ)さんのことは、三隣亡代表の瞳さんから話に聞いていました。
写真のフレームに納まりきれない程の圧倒的な質量を持つ、フェルトとビーズで構成された真っ白な作品が、部屋を埋め尽くしている、と。
相当色々なものを見ているであろう瞳さんほどの人が「凄いよ!」と興奮して話すなんて一体どんな作品なのかと、とても興味を持っていました。
渋谷さんのアトリエに案内して頂けるとのことでしたので、今回の松山行きはとても楽しみにしていたのです。
でも、日帰りになってしまったからきっと無理なんだろうな、と諦めていました。
そうしたら瞳さんが「宇都宮からいらした人形作家のお客様を案内するから、一緒に行きましょう」と仰るではないですか。
何と私が毎回出演させて頂いている「Brilliant Star デコレーションズ」主宰のBABIさんKaieさんとお知り合いの人形作家、小峰恵子さんがいらして下さっていたのです。
BABIさんKaieさんがうつのみや妖精ミュージアムで妖精お茶会を開催した時に知り合ったそうで、世間は狭いなあと思いました。
妖精ミュージアムの館長、井村君江さんとも、共通の友人が私の人形を井村さんにプレゼントして下さったご縁で一度お宅にお邪魔したことがあります。
Brilliant Star デコレーションズに井村さんがいらした時に久しぶりにお会いでき、つくづく奇遇なことと思ったものでした。



何にしても、渋谷さんのアトリエにお邪魔できるなら、松山で他に何も見られなくてもお釣りが帰ってくる位のものです。
あまりピンと来ていないような相方を瞳さんの力も借りて説得し、ピストン輸送してくれるという池田さんのバンに、まずは8人で乗り込みました。
萬翠荘と空港の間にあるという渋谷さんのアトリエは、民家の立ち並ぶごく普通の住宅街にありました。
アトリエ、というのは正確ではないかも知れません。作品を置く為に借りた部屋のようです。
入口ではカラフルなフェルトの箪笥が出迎えてくれました。が、それはまだまだ導入に過ぎませんでした。



4つの部屋全てに、圧倒的な存在感を放つフェルトの作品たちが設置されていました。
皆の口から思わず「わあ!」と感嘆の声が漏れます。
瞳さんの提案で、今回から入館料として500円徴収することになったので、それを奥の部屋のマリア様の祭壇に供えます。

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そう、幾つかの作品では中央にマリア様の彫像が祀られてあり、まさに祭壇でした。

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もう一つの部屋の祭壇と、入口横の部屋にある十字型のベッドは合わせて「セント ルルド パラレル クロス」という一つの作品を構成しています。
横たわった人が天井のモチーフを眺めながら瞑想をする為のベッドなのだそうです。

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お客様のBLUEさんがその上に寝たところ嵌まりすぎていて、「落ちてきてスポッと嵌まった人みたい」と渋谷さんは大喜びでした。

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この怪物感!

また、梵字や蓮の台に据えられた椅子など、仏教的なモチーフも使われています。

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白・グレー・黒の3色で構成された一角は、ジャン・コクトーに捧げられたスペースだそうで、コクトー好きの私は嬉しくなりました。

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渋谷さんから、これらの作品が出来るまでのお話を色々と伺いました。
素材として工業用のフェルトを使用していること、ビーズは全て手縫いで縫い付けていて、後で数えたら100万個にもなること、これを作る為に仕事をしている時間がなく、会社を辞め親に援助してもらったこと。

パルコのアーバナートというコンペで優秀賞を受賞した蓮の椅子は、上部にアーチの付いた最初のデザインだと安定して設置することができず、「どうしよう」という思考とは裏腹に手が勝手に動き、十字のモチーフが現れていたのだそうです。
そのお話を聞いて、まるで神の啓示を受けて作品を生み出す巫女のようだという印象を受けました。

以前は靴のデザイナー、それから雑貨アーティストとして活躍していた彼女は、実用的ではないものを作るアーティストになってからは、とても苦労しているようです。
2年位前から、人に見せることを積極的に行い、昨年は教室を頑張ってみて、一方で企業や自治体などにアプローチを行っているものの芳しい結果は出ておらず、作品を維持し続けるのが難しく、一時は捨ててしまおうかと思ったとのこと。
でも積極的に紹介している瞳さんの力で、少しずつ渋谷さんの作品が広く注目されつつあるようです。
理想を言えばフェルトの作品を保存・維持・公開してくれる美術館なり企業が現れて欲しいのだけど、という渋谷さんに、皆でどんな方法が可能かアイデアを出し合いました。
作品はこれから曜日を決めて公開するなりの方法を取るようにするとのことです。
もし何らかのお力を貸して頂ける方がいらしたら、是非ご連絡を下さいませ。

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渋谷さん(左)とBLUEさん。

1997年 face2

1998年? 誰でもピカソ

2000年 渋谷尚代展 HARAJUKU GALLERY

2014年 テレビ愛媛「ふるさと絶賛バラエティ いーよ!」

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16

23:44
Tue
2018

No.0198

玩具館 三隣亡 in 萬翠荘 搬入記

玩具館 三隣亡展が今回、愛媛県松山市で開催されることになった裏には、松山在住の人形作家・池田祐美さんの尽力がありました。
清水真理さんの人形教室の生徒さんだった池田さんと初めて展示でご一緒した時、ほぼ等身大のケンタウロスの人形を出展していたのに驚かされました。
その後もダイナミックな人形を創り続け、その為に溶接を習得するなど、アクティブさに圧倒されるばかりでした。
三隣亡代表の瞳硝子さんがまた、稀に見るアクティブな女性で、これまでも東京のみならず大阪、京都、群馬など様々な場所に「玩具館 三隣亡」を開いてきたのです。
この国指定の重要文化財である美しい建築物、萬翠荘での展示が実現したのも、このお二人の力があってこそでしょう。
私も何度か参加させて頂き、クトゥルフ神話風標本のシリーズが好評を博していました。
私は以前から蠟という素材に興味があり、イタリアや日本のアンティーク市でワックスドールを入手したりもしました。
製法を研究しようと思ったこともあるのですが、まだ人形の素材にするには至っていません。
が、今回蠟で標本風の作品を作ってみたらどうだろう、と思い立ち、ボックスアート作品を作成しました。

搬入日は10月9日。一ヶ月以上前から、相方に松山行きの飛行機を手配してもらいました。
直前までアンティークフェアがあったので、搬入準備は前日の8日のみ。
作品の最終仕上げをし、金具を付けて紐をかけ、物販の袋詰めをし、キャプションを刷ったり納品書を書いたりと作業しているうちに、出発の時間になりました。
始発の列車に乗って成田空港へ。
チェックインはWEBで済ませていましたし、作品も手荷物で持ち込めるので、後は飛行機に乗るだけです。

ここで間違いが起こりました。お腹が空いたという相方に、私も電車で酔って休みたいのでフードコートで朝食でも摂ろう、と提案してしまったのです。
最近、色々な準備などをギリギリで間に合わせるのに慣れてしまっていて、隙ができていたのだと思います。
荷物検査のゲートを通ったのが搭乗時間の5分前くらい。そこを出てやっと、搭乗ゲートまでまだかなり距離があることに気付いて走ったのですが、後の祭りでした。
搭乗口に着いた時には、もうゲートは閉まっていました。

航空会社のカウンターに引き返し、乗り遅れたと告げると、追加料金5000円で振替可能とのこと。
ほっとしてカウンター前の列に並びましたが、調べてもらったところ、当日の便に空席はなく、翌日の同じ便になるとのことでした。
一旦諦めてカウンターを離れ、他の交通手段を調べました。
しかし、バスも列車も時間もお金も掛かり過ぎて、現実的ではありません。
相方は、「行くのは諦めて帰りの飛行機とホテルはキャンセルし、荷物は宅配便で送ろう」と言います。
取り敢えず電話でホテルをキャンセル。有難いことに係の方の計らいで、当日キャンセル料を不要にして頂けました。
しかし、本当なら搬入作業を手伝いに行く筈のところ、自分のミスで間に合わなかったからといって、送りますので後は宜しく、というのは余りにも無責任ではありませんか。
三隣亡展の飾り付けは大変な作業です。参加者も多ければ点数も多い。増してや今回はいつものギャラリーではなく、広い洋館の一室です。
搬入日に間に合わないのは申し訳ないけれど、明日は初日。
考えてみたら明日の同じ便で行けば、作品到着は3時間程の遅れで済むし、当日の便で帰れるので帰りの飛行機のキャンセルも不要です。
それにもしかすると今日の便のキャンセルもあるかも、と僅かな望みに縋ってもう一度カウンターへ。
「キャンセルというのは無いんです」カウンターの男性はけんもほろろ。
こうなったら、と相方に必死に「明日の振り替えでいい?」と頼み込み、翌日の便に振り替えてもらいました。



つい先日、noteで「羽田と成田を間違えたけど間に合った話」というのを読んだばかりで、大変だなあと他人事のように思っていた私。
まさか自分にこんなことが起こるとは・・・。
先月の軽井沢行きの時にバスに乗り遅れたけれど、あれはまだ自分の不手際ではなかった。
でも今回は完全に自分のミスです。凹みました。
家に帰りつくと、今朝家を出てから6時間が経過していました。
片道2時間弱。遠いです。
少し寝て、それから現地でするつもりだった作業をしたりして、大して休む暇も無く、翌朝同じルートで再び成田空港へ。
今度はさすがに二人とも油断せず、無事飛行機に乗り込みました。

窓際の席で、地上の眺めが綺麗だなあと思いながらも殆ど寝ていました。
相方は雲の上の写真を何枚も撮っていたみたいです。
1時間少しで松山空港に到着。小雨が降っていました。
リムジンバスに乗り、萬翠荘近くのバス停で降ります。
Googleマップを頼りに高台への道を辿ると、程なくして見えてきたフランス式の洋館。感無量とはこのことでしょうか。



既に観光客でざわつく入口を通り抜け、三隣亡メンバーへの挨拶もそこそこに会場に入りました。
明るい光の差し込む手前の部屋はワークショップもできるスペースになっています。

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展示室は素晴らしく、その空間を埋め尽くす皆の作品は更に素晴らしいものでした。

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でも、感激に浸っている余裕はありません。
スペースを空けてもらって4点の作品を飾りつけ。
物販用の小物やアクセサリなども設置して、漸く緊張の糸がほぐれました。

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萬翠荘の敷地内には、夏目漱石が下宿していた小料理屋「愛松亭」跡地に建てられた喫茶店「漱石珈琲店 愛松亭」があります。
お腹も空いたので、通りがかりに見かけたその店へ、行ってみることにしました。

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レトロモダンですっきりした店内には、漱石の書籍なども飾られています。

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メニューにはうどんにピザ、パンケーキやパフェなどの写真が載っています。
二人とも、じゃこ天うどんを頼みました。

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関西風なのか、とても薄目の澄んだ汁にもっちりしたうどん。
じゃこ天は素朴ながら、噛むと魚の旨みが凝縮されています。
そのうち三隣亡メンバーも何人かやって来ました。
食事を終え、デザートに坊ちゃん団子を頂きました。

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窓の外の緑を眺めてくつろぎながら、大分トラブルはあったけれども来られて良かった、と心の底から思いました。

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15

02:52
Mon
2018

No.0197

ロサ・アンティカ ブース紹介

アンティークフェアin新宿でのブースは持ち込む家具が決まっているので、大体同じような構成になります。
もちろんその時によって、多少の変化はありますが。
どこに何があるのか、写真で詳しくご紹介します。

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全景
逆V字の為比較的見易いですが、奥の方に入れる人数が少ないのが難点です。
今回は特に入口が狭まってしまいました。

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お人形コーナー
メインのコーナー。大きなトランクと、その上の棚状のスペース、というのが毎回の構成。
今回はその左横にも小さなトランクを置き、人形を入れました。

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右奥のブルーのドレスはドイツのホイバッハ社製。その隣の金色の子は創作人形です。目はブルーのラインストーン。不思議な雰囲気。

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真ん中のオルゴールドールはメーカーとショップのコラボ商品のようですが、かなり雰囲気良いです。手前のベビーはアメリカ製らしいコンポジション。

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今回仕入れた、珍しいテイストのビスクドール。エアブラシで仕上げた目は、四谷シモンさんのお人形にたまにいます。

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バタフライテーブル上
アクセサリとオルゴール・宝石箱、燭台などをメインに置いています。
スタッフは大抵、この後ろにおります。

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バタフライテーブル下
マンタムさんから仕入れた木彫や骨、標本など怪しげなものや、大きなもの、和ものなど。
ここに目を留める方はマニアックです。

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コーナーテーブル上段
この天面が、一番お客様の目に触れる場所なので、お勧め商品などを置いています。
白と銀で統一感を出すことが多し。

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コーナーテーブル中段・下段
エスニックな小物などを置くことが多いです。

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絵画・額ものコーナー
個人的に推したいコーナー。一定のファンは居ますが大きいものは難しいです。
シート類やポストカードなど、小さなものは人気ですが、今回奥まったところに置いてしまった為、あまり動かず。

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テーブルウェアコーナー
個人的にお勧めが多い割にあまり動きません・・・。でもこれからも扱っていきます。

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リネンコーナー
邪魔な気がして一度は無くしたのですが、人気があるので再設置してみました。もう少し見せ方に工夫が必要。

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こんな風にレースを袋詰めにしてみました。

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ガラス瓶コーナー
今回新設。マンタムさんのお客様には人気がありそうですが、うちではいまひとつ。

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コーディネート
毎回、アンティークっぽい服装を心掛けています。アクセサリなどもなるべく扱っているテイストのものを着用。



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12

20:09
Fri
2018

No.0196

ケストナードールと花嫁

気合を入れて臨んだ今回のアンティークフェアin新宿。
前回は開場時間の半分以上を相方に任せ切りでしたが、今回は仕事を休んで搬入日を含めた四日間、ずっと在店しました。
逆に相方は風邪をひいて寝込んでしまい、殆ど手を借りられず。
相方が自分で仕入れた商品の持ち出しを渋るので、欲しい人の手に渡って欲しい、と訴えたところ、「自分だってそうだ、ネットで購入してくれた人が届いた時に傷んでいたりしてがっかりして欲しくない。相手の喜ぶ顔まで想像して、梱包しているんだから」と言われ、胸を打たれました。
お客様相手の商売で、一番大事なことだと思ったからです。
それで、アンティークフェアに持っていくものは自分で仕入れることにしようと考えました。
人形にリネン類、マンタムさんのところで仕入れたガラス瓶や木彫、雑貨類。
それに、仕入れたまま仕分けせず、自家用のものと混ぜていたレース・ビーズ類も袋詰めにしました。
絵画は、大きいものはまずはけないので置いていくことにしました。
荷造りからほぼ一人で作業し、搬入日に終わらなかったので初日も1時間程早めに開場入りし、何とかディスプレイ終了。



初日の反応はまずまずでした。
アクセサリではやはりリングが人気でした。一方、ネックレスやペンダント、ブローチはいつものことながら全く売れず。
また、失敗もありました。
キャンバスのみの油絵があったのですが、他の商品の値札がくっついてしまっていたようで、1/10のお値段で売る羽目に・・・。
それでも仕方ないと思ってしまうくらい、絵は売れないのです。
それから、袋詰めしたビーズは以前100円で出していたものを思い切って50円にしてみたのですが、スワロフスキーやジェット等の高級ビーズが数十個も入った袋が混ざっていて、最初に目を留めたお客様が纏めて購入されました。
しまった、と思ったものの、そのお客様が「こんなにお安くて・・・」と恐縮しながら買っていかれたので、お好きな方の手に渡るならいいか、と思い直しました。



あまり持っていけなかったとはいえ、宝石箱・オルゴールに目を留める方は多く、特にファベルジェのイースターエッグのレプリカ(こちら参照)とウェッジウッドのジャスパー風のカメオのコンパクトはかなりの方が手に取られました。
2日目にいらした骨董市について卒論を書く予定だというお嬢さんは、ご友人へのプレゼントを選びたいというので、在庫の写真をお見せしてリクエストして頂いた4個を翌日にお持ちしました。
目をキラキラさせて「全部可愛いですね!選べないー!!」と仰る様子がとても可愛らしかったです。
また、2日目にいらした家族3人連れもオルゴールに目を留め、お嬢さんがサンキョーの蝶が羽を羽ばたかせるオルゴール(こちらの3枚目)に心惹かれた様子をしつつ、一旦離れられました。
しばらくしてまたいらっしゃり、魅せられたようにずっと眺めているのですが、お勧めしても「お金が無い・・・」と仰るのです。
可哀想になってかなりお値引きし、結局お母様がお支払いされたのですが、本当に嬉しそうだったのでこちらも嬉しくなりました。

しかし何と言っても感動したのは、何故か今までずっと残ってしまっていたこちらのケストナーちゃんと、一人のお客様の出会いの場面でした。
吸い寄せられるように近寄ってきてこの子を眺める女性のお客様に、お人形の説明をしていたところ「ドレスも可愛いですね」と言われ、「この子に似合いますよね。たぶん新しいものだとは思いますけれど」と言うと、「私が結婚式に着たドレスとそっくりなんです。襟元も、両脇のレースも。髪も髪型は違うけれど金髪でした」と仰るのです。
是非お写真見たいです!と告げると、携帯に入っていたお写真を探して見せて下さいました。
GUNNE SAXのビンテージのウエディングドレスが本当にお似合いで、素敵でした。そして、この子頂きます、と。
こちらが緊張して、梱包しながら汗が吹き出てしまいました。
「椅子も頂けますか?」と言われ、非売品だったのですがお祝いのつもりでお安くお譲りしました。
その方はビスクドールが昔から好きだったけれど、入手するのは初めてとのこと。
「運命ってあるんですね」のお言葉に、この子はこの方のところに行く為にうちに来たんだなあ、と、得も言われぬ感動を覚えました。
ロサ・アンティカを始めて、間違いなく一番嬉しかった瞬間です。

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10

03

23:52
Wed
2018

No.0195

アンティークフェアin新宿 第35回明後日からです

前回惨敗して、次回出店どうしよう、と若干迷ったアンティークフェアin新宿ですが(詳細はこちら)、唯一ロサ・アンティカが定期出店しているイベントなのだからもう少し頑張ってみよう、と気を取り直し、今回も出店することにしました。

それにしても年2回って少ないようですが、意外とあっという間です。
前回の反省を踏まえて、今回はちょっと前から準備を始めたものの、結局前日まで大して進められず、現在絶賛準備中です。
まあ、今夜は徹夜覚悟で挑んでますので大丈夫です。
会期中も前回はほぼ相方任せでしたが、今回はちゃんとずっと在店します。
そしてお人形を沢山仕入れました!ジャンルも、アンティークビスクドールからコンポジション、プラスチックドール、木製人形、文化人形、粘土製の創作人形まで様々です。

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ここに載っていない子も沢山おります。

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こんな古いガラス瓶たちも。

場所はいつもの、A出入口入って右手、ネパール・トレーディングさんとDoilyさんの間です。

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アンティークフェアin新宿は西洋アンティークの業者さんの多さで定評のあるアンティークマーケット。
今回は過去最多の172店舗が出店するようで、初出店のお店もかなりあります。
アンティークやビンテージのバッグや帽子なども、驚くほどのお手頃価格で購入できたりもします。
ものを作ってる方には、色々な材料が手に入りますのでお勧めです!

アンティークフェアin新宿 第35回
日時:2018年10月5日(金)~10月7日(日)11:00~18:00(最終日~17:00)
場所:東京都新宿区西新宿2-7-1
   西新宿スペースセブン(ハイアットリージェンシー東京と小田急第一生命ビルの間)






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