Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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26

21:08
Wed
2018

No.0214

プチフールスタジオ撮影

4月に東京プチフールMini撮影スタジオ新宿店で、同じ事務所の佐藤あずささんと撮影してきました。
最大人数3名と小さいながら、徹底的に作り込まれたブースが5つもあり、豪華な衣装やコスプレでの撮影にぴったり。
最近になってデータを頂いたのでご紹介します。



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撮影者は小松さん。
一通りのブースで撮影したのですが、一番衣装とぴったりだった「宮殿風アンティークブース」のデータのみ頂きました。
お揃いの髪型はあずささん発案。あずささんの付けているネックレスと、私の付けているブローチのプチポワンも、あずささんの作ったものです。

この日は4時間のプランでしたが、結構あっという間に時間が過ぎてしまい、別の衣装も持っていっていたのに着替える時間もありませんでした。
このスタジオは日本橋や中野にもあるようなので、そのうち行ってみたいです。

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これは「フラワ-ウォールブース」。スマホでのお写真です。

写真は撮る方も撮られる方もなかなか納得いかないかと思うと、思いがけず良いものが撮れたり、奥が深いです。
自分で思う写真が撮れるよう、どんな環境下でもコントロールできるようになれたら良いのですが。
こんな講座を受けてみるのも良いかもしれません。↓



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25

04:30
Tue
2018

No.0213

お座敷天ぷら おかめ

クリスマスおめでとうございます!
毎年違う教会のクリスマス・ミサに行っている私ですが、今年はダンスレッスンの後だったので、会場近くの成城教会に行ってきました。
成城教会ではミサの式次第全て(お説教まで!)モニターに投影していて、ミサも段々ハイテクになってくるなあ、と思いました。



ところで、たまにお手伝いに行っている築地のお座敷天ぷら おかめですが、今発売中のpen 特集「江戸前の流儀」に掲載されています。
書店などで見掛けたら、是非お手に取ってご覧下さい。

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最初にお手伝いに行った時のブログはこちら

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おかめでは旬の食材を天ぷらにしているのですが、賄いでお客様にお出ししたものと同じものを食べさせて頂けるのです。
最近頂いたのは松茸、河豚、河豚や鱈の白子などなど。何て贅沢!

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おかめの飼い猫のちびたは、お客様がいらっしゃる間はケージに入っていて、とても大人しいのですが、お帰りの頃になるとニャーニャー鳴き出します。
そしてお客様が帰られ、いよいよ出してもらうと、あちこちうろうろし出します。
最初はあまり触らせたり撮らせてもらえなかったのですが、最近横に来て寝そべってくれるようになりました。
今、1月に開催される猫展の為の作品を、ちびたをモデルに描いているところです。

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おかめの玄関。上に金色の珊瑚のようなものが乗っている茶色っぽい石は、ロサ・アンティカでお買い上げ頂いたもの。
澁澤龍彦氏がコレクションしていた、トスカナ石(パエジナストーン)のようです。

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21

02:18
Fri
2018

No.0212

《哲学者の薔薇園》年末の予定

いよいよ年の瀬ですね。
今年も《哲学者の薔薇園》をご愛顧頂き、有難うございました。
年内は、あと2回営業します。
年末のひとときを、是非薔薇園でご一緒に過ごしましょう。

★12/23(日)17-22 クリスマス会@新宿御苑サロン・ド・シャルーン
チャージ500円

リクエストに応じまして、人形撮影ブースを設置致します。
サンタコスなどの仮装、パーティドレス、ロリィタ等々、クリスマスらしい格好歓迎。
写真を撮りたい方、撮られたい方、両方やりたい方も。


こちらは人形市場の時の写真です。美珠ちゃんと小松さん。

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私が着ているのは、ローゼンメイデンの真紅の衣装。
ローゼン併せして下さる方、ひっそり募集します(水銀燈衣装あります)

あとプレゼント交換致します。何でも良いので持ってきて下さいね。
わらしべ長者になれるかも知れませんよ?!
メンバー次第ではボードゲーム大会や人狼なども行うかも知れません。
メニューは、薔薇と林檎のスペシャルスイーツをご用意致します。

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(画像はイメージです)



★12/29(木)18:30-22:30 忘年会@中野gLUV.
チャージ500円

今まで、兎、鹿、山羊、猪、熊、駝鳥、鰐、カンガルー、駱駝、錦蛇などなど、数々の珍肉を提供してきた《哲学者の薔薇園》ですが、満を持して禁断のメニューをご用意する予定です。
どうぞお楽しみに♪

来年も芸術・魔術・幻想文学など、《哲学者の薔薇園》テイストの魅力的なものたちをご紹介したり、集まる人たちの間で交流が持てる場を作っていきたいと思います。
まだいらしたことのない方も、是非一度お運び下さいませ。

2019/1/21(月)の喫茶茶会記では、《哲学者の薔薇園》フリマを開催致します。
出品者大募集!!ゴシック、ロリータ、過剰装飾、アート、創作などなど歓迎です。



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16

03:10
Sun
2018

No.0211

フォトスタジオリブレリー撮影

《哲学者の薔薇園》では、10月に新宿御苑で薔薇撮影会を開催したのですが、その時参加して下さったぷみさんが、私の大のお気に入りのBABY,THE STARS SHINE BRIGHTの「ジュリエットのためのソネット」ジャンパースカートの色違いを持ってらしたので、併せて撮影をしましょうということになり、カメラマンをサロン・ド・シャルーンの小松さんにお願いして、小松さんお勧めの古書店の中にあるスタジオ「フォトスタジオリブレリー」に行くことになりました。
画家の麻由さんと鮎さんにそのお話をしたところ、絵の資料として是非参考にさせて欲しい、とのことでしたので、ご参加頂くことに。
16~21時の5時間のプランを予約しました。

スタジオは2部屋あり、私たちの予約したpage1には3つのブースがありました。
洋書がぎっしり詰まった本棚と大きなダイニングテーブルのあるブース、白を基調としたロココ調のブース、赤と黒のゴージャスな壁紙にゴブランの布張りの肘掛椅子のあるブース。
雰囲気抜群のスタジオの内装に、皆テンションが上がりまくっていました(笑)
画家のお二人は衣装も構図やポーズも描きたいものがきっちり決まっていて、次から次へとリクエストが飛びます。


白い服と、本を抱いて眠っているポーズは麻由さんのリクエスト。撮影:小松さん

ラフスケッチまで描いて来ていて、そのボルテージにポーズを取るこちらも熱が入りました。
麻由さんと鮎さんはとても気が合っているのに、テイストが真逆なのが面白くて、混合技法で白い服の少女や女性を描いている麻由さんの絵はファンタジックでイノセントな雰囲気、透明水彩と鉛筆・ペンで少年少女や妖を描いている鮎さんの絵は耽美・退廃的な作風です。

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鮎さんリクエストの薔薇柄の着物がこの背景に非常にはまっていました。 撮影:鮎さん

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着物を二人で羽織って欲しい、との鮎さんのたってのご希望。この一枚、とても好きです。 撮影:鮎さん

スタジオには小道具も大量にあり、自由に使えるので、撮影のアイデアがどんどん浮かびます。

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ヴァイオリンの練習をしていた時期もあったのに、構え方をすっかり忘れてました・・・。 撮影:小松さん

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鳥籠好きとして、これは使わずにはいられない。 撮影:麻由さん

カメラマンの筈の小松さんも、男性モデルは貴重とのことで、衣装を沢山持ってきていたのもあり、いつしか撮られる側に。
気付くとあっという間に3時間が経過していました。
少し休憩しようと、コンビニに行ったのですが、その途中の麻由さんと鮎さんの会話がまさにアーティスト!
「描いていると時間を忘れて寝る時間も無くなるので、セーブしてくれる家族が居ないと廃人になる」とか、「気に入っている絵を描いている時は何も食べたくなくなる」とか。
最近活動が多岐に亘り過ぎて、一つのことに没頭する時間があまりない私は、少し羨ましい気持ちにもなりました。
休憩のついでにメイク直しなどをしていたら結構時間が経ってしまい、残りのカットを急いで撮って、撮影終了。
お二人の絵がどのように仕上がるか、今からとても楽しみです。

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麻由 出展予定
2018/12/17(月)~23(日)10~20時(最終日~15時)
「世界一小ちゃい?!ミニ絵画展」
ギャラリー八重州・東京

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鮎 個展
2019/10/14(月・祝)20(日)
アモーレ銀座ギャラリー

2019/10/14(月・祝)~20(日)
ミ・アモーレギャラリー



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10

21:53
Mon
2018

No.0210

人間の欲求と精神的進化

私たちが月に数回営業しているカフェバー《哲学者の薔薇園》について、名前の由来を訊ねられることが度々あります。
これは錬金術の書物の名前で、ユングが「転移の心理学」という著書の中で、この中に登場する図版の解説を行なっています。
お店に集まる人々の間でよく交わされる話題は、やはり哲学であったり心理学であったりが多いです。他には文学・芸術、科学に魔術、歴史・・・政治や社会についてもたまに。

「マズローの欲求5段階説」を私は最近知ったのですが、以前に目にしたことのある説を思い出しました。
確かメドウズの「成長の限界」だったか、環境問題の関連書物を読み漁っていた時だと思いますが、人間の生活レベルと視野の広さが比例するというような説で、今日一日生き延びるのに精一杯というレベルでは半径5mくらいのことにしか注意を払えない。
1ヵ月、1年、10年を安泰に暮らせる余裕が出てくると、段々と住んでいる街、地方、国、というように関心の対象範囲が広まっていき、最も高い視野に到達すると、遠い未来に亘る、宇宙規模の出来事のことを心に掛けられるようになる、という話でした。
なるほどな、と思ったものです。

マズローの場合、人間はまず生理的欲求、次に安全欲求、そして社会的欲求(帰属欲求)、承認欲求(尊厳欲求)、自己実現欲求というように、順に満たされたいと思うとします。
この5段階の上に更にあるのが自己超越欲求で、この段階に達することができるのは人口の2%ほどだそうです。
先日《哲学者の薔薇園》で、この「マズローの欲求5段階説」の話になったのですが、日本社会全体でいうと承認欲求(尊厳欲求)から自己実現欲求に向かっているところではないか、という意見がありました。
戦時中はもちろん生理的欲求、安全欲求を満たすことで精一杯、戦後の国民一丸となって、というような社会的欲求(帰属欲求)の時代を経て、個人がそれぞれの場所で承認欲求(尊厳欲求)を確立してゆき、今や一億総活躍社会を目指すという訳です。
実際、多様性の認められる社会が確立されつつあり、一昔前に比べるとマイノリティは相当生き易くなっているのではないかと思います。

と、ここまで考えていてハタと立ち止まってしまいました。
そうは言っても、未だに劣悪な労働条件の中で最低限の生活に甘んじている人々や、社会の中で違和感や閉塞感を感じている人々は、現実に日本に存在しているのです。
私がアーティストやクリエーターの交流の場としてのサロンを作ろうとしたり、新たな流通の場を設けられないか、と試行錯誤しているのも、創作に携わる人達が生き難い社会だと思っているからではありませんか。

私の古物の師匠でもあるアーティストのマンタム氏は、この話題になった時、アーティストたるものセルフプロデュースができなくてはダメだ、社会的弱者として最初から権利を奪われているのと同列に論じることはできない、と言っていました。
その辺りにこの問題を解く鍵があるのかも知れません。

欲求の問題に立ち返ってみると、私の周囲にいる人々はもの凄いパワーやエネルギーの持ち主ばかりで、自分の目標に向かって着実に進んでいる人間が殆どです。
それらの人々に比べてどうしても私は物事に対する熱意が弱いな、と思わざるを得ません。
それは何故なのか、と考えた時、欠乏ということに思い至りました。

やはり《哲学者の薔薇園》での会話ですが、自分の外見を極限まで加工したり装飾したりして表現媒体としている人々は、元々自分の容姿にコンプレックスを持っている人々だ、というのです。
無いものを手に入れようとするのが人間の欲求ですから、それは当然なのかも知れません。
それを考えると、私には足りていないものというのが殆ど無いのです。(飽くまでも主観的には、ということです)
話が散漫になるので、詳しくは又の機会に書きますが、一生の望みを人生の1/4くらいの地点で手に入れてしまった状態です。
これではハングリー精神の生まれようがありません。

でも、もう一回りして考えると、私に足りていないものは「ハングリー精神」だと言える訳です。
ということで、これからハングリー精神を手に入れるべく切磋琢磨したいと思います。
なんだか、卵が先か鶏が先か、みたいな話になってしまいましたが、皆さんも自己実現に向けて頑張って下さいね!



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05

21:01
Wed
2018

No.0209

くるみ割り人形とねずみの王さま

早いもので、今年ももう終わりですね。
《哲学者の薔薇園》の、今年を締め括るイベントとして、久しぶりに常川博行さん、村上ナッツさんと一緒に朗読イベントを開催することにしました。
今回は何と、お二人のご令息である常川藍里くんと初共演!
ホフマン原作のバレエ「くるみ割り人形」はクリスマス定番の演目ですが、私がこの物語を知ったのは、子供の頃のサンリオの人形劇映画。
赤い月、ジャンカリンという恐ろしい男(砂男のイメージが踏襲されています)時計の中の不思議な国、魔法を掛けられたねずみの王女、ハンサムな青年の姿になったくるみ割りとお菓子の国の美

しさ・・・・・・。
その後の私の嗜好を決定付けたといっても過言ではないかも知れません。
私がやっている演劇ユニットMONT★SUCHTのイメージソースにも、足穂やカフカと共にホフマンを挙げているというのに、考えてみたら私はこのバレエの原作を読んでいないままだったのです。
ナッツさんにより纏められた台本は、大分カットされているものの、それでも90分の大作。でも、リハーサルでは大好きなホフマンの世界に浸り、とても楽しく読めました。
クリスマス前のひととき、是非私たちによる「くるみ割り人形」の朗読を聴きにいらして下さい。



《哲学者の薔薇園》 Xmas朗読ライブ「くるみ割り人形とねずみの王さま」
12/17(月)19時半開演
四谷三丁目 喫茶茶会記
〒160-0015 新宿区大京町2-4 1F
03-3351-7904

料金:2000円+オーダー
(営業時間:15~23時 喫茶のみはチャージ500円)

原作:E・T・A ホフマン
演出:村上ナッツ
出演:由良瓏砂、常川博行、常川藍里
音響:神崎悠雅

30席限定
ご予約:asphodel1114@gmail.com

【出演】

由良瓏砂
女優、人形作家。YScompany所属。
カトリックの家庭に生まれ、幼少より西洋文化・芸術に親しむ。

シュルレアリスムへの嗜好から神秘思想へと向かい、同時に境界に位置するものとして人形に興味を抱く。
創作人形工房アトリエ・アスフォデル、演劇ユニットMONT★SUCHT主宰。
アンティーク・レトロ雑貨店ロサ・アンティカ、アートサロンカフェ《哲学者の薔薇園》運営。

常川博行
アングラ役者にして怪奇幻想文学の朗読者。
唐十郎作 蜷川幸雄演出の「下谷万年町物語」の文ちゃん役で主役デビュー 。
その後状況劇場 東京グランギニョルなどのアングラ演劇を中心に活動。
現在はバーやライブハウス、クラブなどを主会場に怪奇幻想文学のリーディングライブを行なっている。

常川藍里
洗足学園音楽大学ミュージカルコース主席卒業。
オフィスストンプ所属 。
新感線☆RS『メタルマクベス』disc2、劇団四季ミュージカル『リトルマーメイド』フランダー役、
劇団☆新感線『髑髏城の七人 Season月』『髑髏城の七人 Season鳥』、
ミュージカル『ALTAR BOYZ2017』アブラハム役、
劇団四季ミュージカル『ウエストサイド物語』ベイビー・ジョーン役、他多数

【演出】

村上ナッツ
愛媛出身。早稲田大学演劇科卒、シェイクスピアシアター出身。
まんが原作『花影鏡介』(蒼馬社)『モント・ザハト』(講談社)でデビュー。
朗読劇『雨月物語』『常川博行MONO語り』他。
ミュージカル『ボヘミアン☆ラプソディー~奥の細道異聞~』(野住企画)『古事記の少女~女鳥王の物語』他。
著書『わかる古事記』で太安万侶賞受賞『能の本1、2』『わかる日本書紀』(西日本出版)



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