Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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02

28

03:30
Thu
2019

No.0225

人狼殺はじめました

ついこの間、コンピューターゲームは基本的にやらないと書きましたが、人狼殺というゲームを始めてしまいました。
オンラインゲームに手を出すのも、ほとんど始めてです。
人狼ゲーム自体は、《哲学者の薔薇園》で度々やってはいたのですが、何しろ人数が揃うことがあまり無い。
4人とかだとすぐに終わってしまうのです。
ご存知の方も多いと思いますが、人狼は村人の中に潜んでいる人狼をあぶり出すゲーム。
うまく人狼を見つけ出して全滅させられれば村人陣営の勝ち、人狼と村人が同数になれば人狼陣営の勝ち。
使うのは対面の場合は基本的にカードもしくはアプリのみ、各人の話術が勝敗を決する、という、非常にシンプルかつ奥深いゲームです。
私がやっている仕事は役者やコールセンターオペレーター、販売など、話術が必要になるものばかりですので、人狼得意!って言える位じゃないといけないのですが、残念ながら素直すぎる性格の為か、あまり勝てません。
もうちょっとスキルを身に付けたいな、というのもあり、ついに手を出してしまったのです。
話術以外にも観察力、洞察力、論理的思考力などが必要になる、非常に知的要素の高いゲームです。
とは言っても現実的にはそんなに時間が取れないので、ぽつぽつとやってみています。
初戦は酷かった・・・私は占い師を引きました。
対面だとフリートークですが、人狼殺は話すターンが順番に回ってくるので、1分の持ち時間になるべく沢山話さなくてはなりません。
でも、占い結果以外に何を話せば良いのか良く分からず、さっさとトークを終わらせてしまったら、疑われて吊られてしまいました。
一方、相方は家にいる間ずっと人狼殺を流して聞いていたので、進行なども慣れていて、最初からめちゃくちゃ話し慣れた感じで、メンバーからも信用されてました。
今のところ、私と相方は同じIDを使ってプレイしていますが、そのうち自分のIDを取得するかも知れません。
対面でも《哲学者の薔薇園》で引き続きやりたいと思いますので、やりたい方は遊びにいらして下さいね!

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02

26

02:16
Tue
2019

No.0224

てまりのおしろ

昨年末、吉祥寺を歩いていて、まるでジブリ映画に出てくるようなメルヘンチックな建物の前を通りかかりました。
「吉祥寺プティット村」と書かれたその施設について調べてみると、猫カフェ「てまりのおしろ」を中心とした、雑貨屋さんや飲食店などの入った集合店舗だと判明。
まるでテーマパークのようで、すごく楽しそうです。
私も相方も猫好きで、マンションもペットOKの物件なのですが、現状だと古物の在庫だの私の作品の素材だのが至る所にあって、飼うのが難しい環境なので、猫には飢えている状態です。
ちょうど猫の日の前日の2/21、別の用事で吉祥寺に行くことになったので、その前に寄ってみることにしました。
予約も出来るそうなので、18時に仕事が終わってから向かう為、19時に予約。
入場料1200円のところ、19時以降だと700円になるので、ちょうどいい時間です。

当日は吉祥寺駅で待ち合せたのに、相方が電車を乗り間違えて遅れるというので、先にお店に向かうことにしました。

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プティット村に到着。

まるで絵本の世界のような可愛らしい建物の、一番奥の小さな扉が「てまりのおしろ」でした。

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入って靴を脱ぎ、受付してから扉を開けます。
中の作りもとても可愛くて、壁の至る所に穴が開いていて、そこに猫が嵌まり込んでいます。

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予約の札の置かれたテーブルに案内されました。
テーブルの脇には丸く窪んだクッションがあり、中に長毛種の美しい猫が眠っていました。
メニューと一緒に置いてあるパンフレットを見て、ノルウェージャンフォレストキャットのリリーちゃんだと分かりました。

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美猫のリリーちゃん。

そこへ相方が到着。
ご飯を頼むことにし、ブレンドコーヒーとふわふわカフェラテ、キッシュプレート、フィッシュ&チップスを注文しました。
猫が手を出せないようにと、フードカバーも一緒に持ってきてくれます。
前に猫カフェに行ったのは結構昔で、どんな感じだったのかあまり覚えていませんが、ここてまりのおしろは、猫たちの抱っこは禁止。

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店内中央には、2階まで伸びる大きな木。

猫スタッフたちは人馴れしているのでしょうけど、あまりお客さんを気にせず気ままに歩き回ったり寝たりしています。
曜日や時間帯によってはかなり混むようですが、この日は何組かのお客さんがいたものの、比較的ゆったりしていました。
人スタッフさんが店内で時々猫たちをあしらってくれます。

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マンチカンのしなもんちゃんの首に、四角い箱のついた首輪をしているので、何をしているのかと思ったら、「プレゼントを運ぶ練習してるんですー」とのこと。
しなもんちゃん、プレゼント運び係に無事採用されたようでした。
しなもん&ろーるのマンチカン兄弟は、とても愛らしいのですが、あまり相手にしてくれませんでした。
他の猫たちも、おもちゃを見せてもあまり反応してくれません。
そんな中、相方が動かすねこじゃらしに激しく反応していたのは、マンチカンのみるくちゃん。

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みるくちゃんと2ショット。

猫たちはそれぞれ決まったご飯があるようで、一匹ずつ呼ばれてご飯を貰っていたのですが、食べている子の横から取ろうとする子も。
そんな中、ラガマフィンのシフォンちゃんは、おしろ一のお嬢様で、ご飯を食べたくても他の猫がいると食べないのだそう。
人スタッフさんも「シフォンさん、ご飯食べます?」とこの子にだけは敬語でした。さすがお嬢様!

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キッシュプレート。フードも本格的。

コーヒーはカップだったのにカフェラテは紙コップで運ばれてきて、何故?と思ったのですが、蓋を開けて飲んでいるとエキゾチックショートヘアのマッシュ君が机に飛び乗って来ました。
「コラッ」と言ってもお構いなし。ちょっとの隙に、カフェラテに鼻を突っ込んで舐めてしまいました。
「あーあ」と思いましたが、顔面が平らなマッシュ君、広範囲にミルクがついてしまったのか、しきりと顔をぺろぺろしているのが面白かったです。

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相方が構っているのはアメリカンカールのトミー君。
この子、昔実家で飼っていたサーシャに模様がそっくりなんです。ここまで似てる子は初めて見ました。
顔立ちが違うのと、サーシャは鼻は白かったけどトミーは鼻にもちょっと模様がある、という違いはありますが、体の模様もそっくり。
ただ、アメリカンカールの特徴として耳がくるっとなっているようで、それはサーシャにはありませんでした。
近所のお姉さんが拾ってきた子猫を、当時4歳だった妹が飼いたがって、私と一緒に貰いに行ったのでした。
サーシャと名づけたのは、周りの大人たちが「雑種だけどロシア猫の血が混ざっている」と言っていたから。
「ヨーロッパ猫だ」という人もいて、今思えばロシア猫だのヨーロッパ猫って何のことよ、という感じなのですが、当時は鵜呑みにしていました。
最初はミーシャにしようとしたのですが、男の子だと分かったのでサーシャにしました。(それも今となってはなんで?という感じですが)
彼は20歳位まで生きたので、大往生だったと思います。

「ナイトてまり」という、照明を落として暗くする時間もありましたが、猫たちの動きにさほどの変化は見られず。
そういえばここの女王のてまりちゃんに会わなければ、と、2階に行ってみたところ、居ました。
クッションの上でぐたーっとしていて、お疲れの様子。

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後で知ったのですが、てまりちゃんのお気に入りは2階のようです。
鳥籠に入り込んで丸まっている子もいました。

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2階の猫たちと遊んでいたら、あっという間に閉店時間の21時が来てしまいました。
おしろを出ると、もう他のお店は閉店していました。
今度はもう少し早い時間に来て、たっぷり楽しみたいと思います。



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02

20

23:37
Wed
2019

No.0223

万物の構成要素について

先日、事務所のワークショップで講師の先生が「水を飲みなさい。お医者さんが病気をしないのは、30分に1回水を飲むからだよ」と仰いました。
私は、コーヒーや紅茶、緑茶など温かい飲み物は良く飲むのですが、水や冷たい飲み物をあまり飲みません。
でもそういえばよく相方にも水を飲むように言われるな、と思ってそのことを話してみると、「そうだよ、ウイルスが喉にいても水で流し込まれると、胃酸でやられるから水を飲むといい」との返事。
昔コントレックスが美容と健康に良いと聞き、取り寄せていたことがあるのですが、その時はモデルさんは午前中に2リットルを飲むと聞いて、到底無理だと思ったものでした。
でも、30分に一度飲むくらいならいけそう。そう思ってペットボトルを持ち歩いて飲むようにしたところ、相方がコントレックスをネットで注文してくれました。
水を持ち歩くようになったちょうどその頃、武蔵野市倫理法人会のモーニングセミナーで、水の研究をしている株式会社プロトンパレス代表の小羽田健雄氏の講話がありました。
小羽田氏は子供の頃から病気がちで、病気が悪化して死に掛けた頃、アルカリイオン水を飲んで一命を取りとめ、それから水の研究を始めたのだそうです。
なんと当時は1日10リットルくらいの水を飲んでいたそうですが、水だけで病気が治るということで、あちこちから迫害を受けたそうです。
水はビジネスにもなりやすいようで、調べると色々な情報が出てきますが、食物と水は体を作る基になりますので、さもありなんという気もします。
でも、水よりさらに空気の方が重要かな、という気もしてきました。
水は自分で飲む飲まないを選択できますが、空気はその場にいる以上吸わない訳にはいきませんものね。
演劇に魔術、武術、声楽、ダンス、と色々なことを経験していますが、大抵の体を使う技術では最も重要とされるのが「呼吸」と「姿勢」です。
そこからも、気というものが如何に大切か、ということが伺い知れます。

そういえば、魔術や錬金術で万物の構成要素とされる「四大」は空気(風)、火、水、土から成りますが、土から採れた食物を火を使って調理する、というように人体への働きかけが火と土は間接的なのに比べ、空気と水は直接体内に取り込みますね。
四大についてはWikipediaをご参照頂ければと思いますが、これに「エーテル」(空)を加えたものが五大となります。
エーテルは物理学や化学の用語としても転用されていますが、宇宙空間に満ちているとされた物質を指します。ダークマターということでしょうか。
五大元素を図案化したものが五芒星(ペンタグラム)で、洋の東西を問わず魔術的図形として知られています。
ところで、仏教では五大に更に「識」(意識)を加えた六大ということも言われており、やはり神聖な数である三を図案化した正三角形を重ね合わせた六芒星(ヘキサグラム)も魔術的な図形となります。
薔薇は五枚の花弁を持ち、百合は六枚の花弁を持つ為、それぞれ5と6の数字で表すことができます。

昔、自分のシンボルを作ったことがあるのですが、その時も薔薇と百合を描き込みました。
描き込んであるのは上から王冠、翼、瞳、十字架、三角形、ヘブライ文字の「ARARITA」(意味は「1はその始まり。1はその個性。その順列は1なり」)、薔薇と百合、自分のイニシャルのRとY、人形の顔、AZOTHの雫、です。
折角作った割には、全然使用していませんが。
しかも、細い線を引いて仕上げたのに、スタンプを作る時に線が掠れてしまうかも知れない、と言われ、太くなぞってしまいました。
細いままにしておけば良かったです・・・。

前回の記事に書いたように、毎晩寝る前にタロットカードを一枚引いていて、そのカードはその日起こることの暗示だと思っているのですが、18日の《哲学者の薔薇園》の日の晩に引いたカードが「魔術師」の正位置でした。
創造性や積極性、可能性、好奇心、知性などを現す魔術師のカードは、《哲学者の薔薇園》に最も相応しいカードだと思っています。
私は衣装・仮面デザイナー柴田景子さんの「コスチューム・タロット」のモデルを務めているのですが、そのカードも偶然にも「魔術師」。
かつては月とか女教皇がやりたかったな、という気がしたこともあったのですが、今は魔術師のモデルで本当に良かったと思います。

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「コスチューム・タロット」は魔術堂さんでの販売(こちら)もございます。大アルカナ22枚のみですが、ご興味のある方は是非、入手してみて下さいね。



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02

13

22:49
Wed
2019

No.0222

タロット・リーディング

2月2~4日、山形のオカルトグッズ専門店「黒猫魔術店」の東京出店とイベントが、高円寺喫茶マチモのギャラリー螺旋にて開催されました。
私と相方がやっているカフェバー《哲学者の薔薇園》のサイトを作って下さったり、イベントで司会やフルート演奏をして下さったりとスタッフ的に関わって下さっている、占い師でもある長南さんが懇意にしているお店です。
クトゥルフフェスで行なった「サウィンの儀式」でも、黒猫魔術店さんのサイトを参考にさせて頂いたりと、一方的にお世話になっているので、長南さんがご紹介下さるという願ってもない機会に飛びつき、最終日にお伺いしました。
ギャラリー螺旋内には魔術キットやインセンス、マジカルオイルなどが沢山並べられ、その品揃えの豊富さは圧巻でした。
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ちなみに、国内のオカルトグッズ専門店には渋谷から恵比寿へ移転したトライアングル、鎌倉のマジカルアーマ、秋葉原の魔術堂、行ったことはありませんが神戸の魔女の家、大阪の銀孔雀などがあります。
マジカルアーマは昔からのお付き合いで、私の作った人形やワンド、アクセサリなども置いて頂いていて、こじんまりしたお店の中はいつも占いのお客で大盛況です。
トライアングルは以前はいかにも魔術ショップだったのですが、移転後はほとんど天然石専門店になってしまいました。
魔術堂は、コンピュエースというパソコンショップの一角にあります。店主のカトールさんは、時々魔術イベントを開催されています。
ネットショップでは、やはり私の作品も取り扱って頂いています。
タロット界の重鎮・アレクサンドリア木星王氏の主宰する「魔女の家」は通販カタログが充実していたのでよく眺めていましたが、最近どうなっているのかは分かりません。
個別のアイテムでいうと、天然石は色々なところで販売されていて入手しやすいです。
ハーブやエッセンシャルオイルならカリス成城、タロットカードなら新宿の紀伊國屋一階にある柳花堂、と書いていて、ネットで確認したら柳花堂は2013年で閉店してしまっていたそうです。残念・・・。
そういえば「恋運歴」という占い雑誌に、イタリアのタロットカード事情について記事を書いたことがあります。
イタリアでは大抵のタバコ屋さんにタロットカードが置いてあるというのに、日本では魔術用品が入手できるお店というのは数える程なのです。

4日はギャラリーオープン前、店主の蜜猫さんとスタッフの柘榴さんを高円寺の名曲喫茶ネルケンにご案内し、撤収後にお客様の伯爵さんも交えて新宿の名曲喫茶らんぶるにご案内しました。
そこで長南さんが、昨年6月に行方不明になった、黒猫魔術店のマスコットだったヴードゥー人形「白い子」の行方をタロットカードで占ったのです。

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その時に使われたスプレッド(カードの配置法)が、長南さんオリジナルのもの。
展開されたカードは、今まで様々な占い師さんたちが占ってきた結果を踏襲するものだったようです。
長南さんがスプレッドをレクチャーするのを見ていて、自分でもやってみたくなりました。
魔術の道具としてタロットカードは何種類か持っているのですが、占いにあまり興味がないこともあり、殆ど使ったことがなかったのです。
早速、《哲学者の薔薇園》の営業時、カードの扱い方を教わりました。
この時は、相方のリクエストで「これからの日本の政治情勢」をスリーカードで占ってみました。
出たカードは、過去が「力」、現在が「ペンタクルの王」、未来が「女帝」のいずれも正位置。
私はまだ全くリーディングに慣れていないので、コメントは控えておきます。

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私の持っているタロットカードたち。10セットありました。
手前にあるアクエリアン・タロットが、一番最初に入手したタロットデッキです。

長南さんからは、カードと仲良くなる為に、毎日寝る前に一枚カードを引いて、そのカードについて思索する、ということを勧められました。
カードは最初はライダー版(ウェイト版)が良いとのことでしたので、早速翌日、購入してから封を開けていなかったライダー版を出してみました。
私の持っているライダー版タロットは、村崎百郎氏の遺品なのですが、デッキが順番に揃っていてカード同士もくっついたような状態だったので、今まで取り出されたことがなかったのかも知れません。
シャッフルして、一枚を引いてみたところ、出たカードはソードの1の正位置。
意味を調べると「目標に対しての明確な意思表意をして一歩を踏み出して行くこと」などとあります。
まさに今の状況を表しているようで、びっくりしました。
長南さんは、私には素養があるのですぐにリーディングできるようになりますよ、と仰るのですが、果たしてどうでしょうか・・・?



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02

07

01:33
Thu
2019

No.0221

沖縄を巡る・後編 国際通り、旧海軍司令部壕、ひめゆりの塔

さて、いよいよ沖縄旅行最終日。



予定では、旧海軍司令部壕とひめゆりの塔には行くことになっていましたが、それだと時間的に少し余裕があるらしく、ゆっくり朝食でもとりつつ計画を練ろう、と相方が言うので、とりあえずホテルを出て国際通りに向かいました。

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国際通りのパーキングに車を停め、散策しましたが、朝早いのであまり開いているお店がありません。
しばらく行くと、活気のあるアーケード街へと入る道を発見。
調べてみると第一牧志公設市場を中心とするマチグヮー(市場)のようで、沖縄独特の食材や、お土産物を扱うお店がずらっと並んでいます。

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前々日品切れで食べられなかった海ぶどうが売っていたので、お土産に一パック購入。
相方はインスタントのもずくスープが気に入ったようで、購入していました。
また、シーサーも沢山売っていましたが、相方が小さな素焼きのものが気に入ったそうなので、買ってあげました。
公設市場内は、まるで上野のアメ横センタービルのような雑然とした雰囲気。ここでも色々な食材を試食させて頂きました。
肉を扱っているお店はどこも、チラガーという豚の顔の皮の燻製を売っています。薄い色から黒に近い濃い色まで三段階ありました。
沖縄では豚は丸々一頭、余さず利用するようです。
また、水族館で見たような色鮮やかな熱帯魚や海老なども売られていました。2階の食堂で捌いて料理してくれるそうです。
食堂に寄ってみたかったのですが、どう見ても落ち着ける雰囲気ではないので断念・・・。
国際通りに戻り、スターバックスコーヒーに入りました。
マチグヮーの雰囲気を堪能できたのに満足し、旧海軍司令部壕へ向かうことに。

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海軍慰霊之塔が聳え立っているのは、街を四方に見下ろせる小高い丘の上。
そこにあるガラス張りの建物が、ビジターセンターでした。

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写真展示を見てから階段を降り、資料室に入ります。
大田實司令官らが家族に宛てた手紙の内容が、非常に胸を打つものでした。
つい先日、映画「硫黄島からの手紙」を観たばかりだったので、戦地へ赴いた兵士たちの最後や家族への思いが、どれだけ悲痛だったかを容易に想像できたのです。
訪れているお客はごく僅かでしたが、皆熱心に展示品を見ていました。
資料室を出て、壕内へと続く階段を降りてゆきます。

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壕内は当時のまま保たれているそうで、砂岩の壁は兵士たちのつるはしの跡がそのまま残っています。

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将兵たちが自決した手榴弾の跡が残る幕僚室の壁や、兵士たちが出撃して行き殆どが戻らなかった壕出口など、写真を撮ることはおろか言葉を発することも躊躇われるような息苦しさを感じつつ、目を背けてはいけない歴史なのだと思って一つ一つの部屋をゆっくり見て回りました。
石灰分を含んだ地下水が滴っているところは、早くも白く結晶化しつつあり、終戦から何十年という年月が過ぎているのだと実感しました。
大田司令官は自決前、時にスパイ容疑を受け日本軍から手酷い扱いを受けた沖縄の住民たちが、いかに日本の為に勇敢に戦ったかを異例の電文にして発信していて、その現代語訳や英訳も壕内に展示されていました。

壕を出てから、ひめゆりの塔へ向かいました。
旧海軍司令部壕と比べてこちらはかなり観光客が多く、周辺にもお土産屋さんが立ち並び、賑わっています。
塔のある敷地内には、沖縄で良く見かけたガジュマルの木が何本も立っていたのですが、ここで見るガジュマルは取り分け沢山の気根でびっしり被われ、ひめゆり学徒隊の隊員たちの魂が宿っているような気がしました。

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塔と慰霊碑の間には、外科壕が大きく口を開けています。

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隣接のひめゆり平和祈念資料館には、学徒隊員と教員220余名一人ひとりの遺影と説明書きがあり、また、生存者たちの作文が展示されていました。
大分ゆっくり見たものの、全部は到底見切れないボリュームでした。
食堂に海ぶどう丼があるのを見て相方が食べたがり、私もタコライスを食べたかったのですが、もう寄っている時間がないことが分かり、レンタカー店へ戻ることにしました。



レンタカー店からは空港までシャトルバスが出ているので、これに乗って那覇空港へ行き、更に空港からのシャトルバスでLCCターミナルへ。
チェックイン、手荷物検査を済ませて待合室へ。
旅客機が遅れている旨のガイダンスが流れたので、最後のチャンスと、フードカウンターでタコライスを注文して食べました。

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飛行場の彼方に沈みゆくオレンジ色の夕陽と共に沖縄に別れを告げ、飛行機へと乗り込みました。
またいつか来られますように!

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02

03

03:05
Sun
2019

No.0220

沖縄を巡る・中編 美ら海水族館、エメラルドビーチ

翌日は、ホテルからすぐの美ら海水族館に行く予定でしたが、見たいと思っていた沖縄のお墓がホテルの周辺に幾つもあったので、近くに行ってみました。
家のように入れるお墓というと、聖書の中に出てくるお墓を思い浮かべてしまいますが、お墓の形状は幾つかのタイプがあるようです。
いずれにしても大きいのは、風葬だったのが大きな理由なのだとか。
水族館の立体駐車場に車を停めたのですが、駐車場の大きさに水族館のスケールが窺い知れました。
水族館内は沖縄の海を再現しているとのことで、最初に磯の生物と触れ合えるコーナー。そして珊瑚礁の海へと続きます。



ここが素晴らしかったです。色とりどりの熱帯魚が泳いでいるのですが、水槽の左上から餌を与えているので、そこに魚が群がっているのです。
それぞれの魚は泳ぎ方にも特徴があり、数匹の群れで泳いでいる魚が多かったのですが、一斉に同じ動きをするのは絵本「スイミー」を思い出しました。
個別の水槽でも、鮮やかな魚や生き物が多く、見飽きません。

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水槽の上部からは、自然光が降り注いでいます。

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こんな幻想的な光景も。

この水族館の名物は、ジンベエザメとマンタ。
黒潮の海を再現した水槽では、彼等の姿が見られます。
その大きさに、思わず歓声を上げました。
「サメ博士の部屋」という資料室では、サメの生態についての詳しい解説がありました。

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サメのお産が非常に多様だというのがとても興味深かったです。
卵生・胎生・卵胎生と全て揃っているのみならず、胎児が二つある子宮を行き来したり出産前に顔を出したり、共食いしたりする種類もあるのだとか。
水族館内にはカフェ「オーシャンブルー」があり、そこでは魚たちを見ながら食事ができるというので、入ってみました。

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イルカショーなどの時間に間に合うよう軽いものをと、タコスボールとオニオンリングをつまみながらジンベエザメが泳いでくるのを待ちました。
苔が生えるのを防ぐ為、毎日掃除をしないといけないそうで、二人のダイバーが作業をしています。
イルカショーの時間が来たので移動しようかと思いましたが、一度水族館を出ると再入場できないようなので、ハイビジョンシアターの映像上映を見に行くことに。
3時間以上堪能し、本館を出てマナティー、ウミガメの飼育施設を見て、イルカショーのあるオキちゃん劇場へ。

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水族館全貌。

イルカショーも充分楽しめたのですが、イルカショーを見ると私はついダグラス・アダムスのスラップスティックSF「銀河ヒッチハイクガイド」を思い出してしまいます。
荒唐無稽で破天荒で滅茶苦茶面白いSFですので、ご興味のある方は是非読んでみて下さい。映画にもなっています。
美ら海水族館のある海洋博公園が、またかなり広大な公園なのですが、その端の方にあるのがエメラルドビーチ。
オキちゃん劇場を出て、ビーチの方へ歩き始めました。
ビーチが近付くにつれ、美しい白い砂浜とターコイズブルーの海が見えてきて、テンションが上がります。

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エメラルド色という程澄んだ緑ではないのですが、海の他の部分に比べて、明らかに緑がかっているのは、珊瑚砂の為でしょうか。

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ビーチには木陰にベンチがあり、相方がそこで休んでいる間、波打際で珊瑚や砂を拾って遊びました。

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この後は那覇市内にあるホテルに向かう他は特に予定を決めていないというので、緋寒桜を見に行こうか、などと相談しているうち、相方が「実は最近喉の調子が良くなかったのが、どうも悪化したようだ」と言います。
私も喉の腫瘍で緊急手術したことがあるので、それは大変と、名護市の耳鼻咽喉科へ向かうことにしました。
向かう途中に桜祭りの会場や、ナゴパイナップルパークの前を通ったり、道中の景色も楽しめました。
やがて到着した医院では、待合室にかなりの人が待っていて、3時間程も待たされることに。
待ち時間に脱出ゲームのアプリをダウンロードして遊んでいましたが、これがなかなか面白い。
ゲーム苦手な私ですが、サウンドノベルと脱出ゲームはやります。特に脱出ゲームは一時期、PCゲームにはまったことがあるくらい。
この時に遊んだのはあそびごころ。というメーカーの「星の森の修理屋」というゲーム。
パズルの難易度も程好い感じでしたが、この時はクリアできませんでした。
やっと診療してもらい、幸い腫れてはいるものの大事はなかったようで、薬を出してもらい、那覇へ向かいました。
予定時刻に3時間程遅れてホテルにチェックイン。
狭い部屋でしたがお風呂は比較的広く、部屋で過ごす時間がそれ程あるわけではない私たちのとっては、この方が有難かったです。
近くのお店で夕食にしようかと探してみましたが、居酒屋のようなお店が多く、相方も沖縄料理はそれほど口に合わないということなので、コンビニでスパムおにぎりを買って済ませました。


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