Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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06

26

02:35
Sat
2021

No.0383

銀座時計店巡り

奥野ビルでのグループ展に参加した際、在廊していた時のこと。
いらして下さったお客様とお話していたら、腕時計のコレクションをされていると仰います。
お話を聞いてびっくり。
コレクションの十数本は、パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オーデマ ピゲの三大時計メーカーを始め、高級時計メーカーの時計ばかりではありませんか。
「え、一本何百万円もしますよね?!」
「ビンテージだとそうでもないですよ?」
そうは言っても、何十万ってことはないでしょう。
ロレックスやオメガを持っている人はまあまあ居ますが、三大時計メーカーの時計持っている方には初めてお会いしました。
(もちろん、私が知らないだけかも知れませんけど)

私も古物商の端くれとして、今までに時計の仕入れを考えたことはあります。
時計好きのお客様や時計専門の同業者も勿論いますし、アンティークフェアなどで男性が見ていくのは、大体時計です。
仕入れができるように主要メーカーをざっくり覚えてはみたものの、時計を仕入れてもメンテナンスが出来ないし、第一鑑定ができません。
ケースは本物でもムーヴメントが偽物、なんてものもあるらしいので、そんなのに当たったら目も当てられません。
それで、仕入れるにしても安いクオーツに留めておくことにしました。

そのコレクター、ハシビロコウさん(ハンドルネーム)は、良かったら在廊中に銀座の時計店を案内しますよ、と仰って下さいました。
お言葉に甘えて、在廊の合間を縫って連れて行って頂くことに。

まずは私も名前を聞いたことのある、アンティークショップのシェルマン。
パテック フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタン、オメガ、ロンジンなどの時計が綺麗に手入れされて、ショーケースにずらりと並びます。
スタッフさんは「アンティークだと婦人ものはかなり細いです」などと、丁寧に説明して下さいました。
ここで私が一番惹かれたのは、パテック フィリップの懐中時計。
大抵の時計の文字盤はアラビア数字か、数字が無いかでしたが、この懐中時計はローマ数字で、針もケースも装飾的で美しかったのです。

次にバーニーズ・ニューヨークの時計売り場へ。
ハフリーヌさんたちと小祠巡りをした時に、ゴシック様式のファサードが素敵ですね、と話していた、交詢ビルの1階です。
入口ではドアマンがさっとドアを開けて下さいました。
バーニーズは紳士用と婦人用で売り場が分かれていたのですが、紳士用の店員さんの接客が、本当に時計が好きなんだなあ、と感じられてほっこりしました。
TISSOの時計を、そんなに高価ではないけれどこれが好きなんですよ、と仰っていました。

その次に行ったのは、スイートロード。
ここはオメガ等のごつめの時計が多い印象で、他の2店舗よりもスポーティな印象でした。
その後カフェで、ハシビロコウさんのお持ちの時計を見せて頂き、何本かは巻かせて頂きました。
日本に1本しかない時計などもあり、かなり緊張しました。

時計が気になり始めて、色々な時計をネットで見たりしていて、ジラール・ぺルゴ等、気になったブランドが幾つかありました。
また、オートマタ好きとしてはジャケ・ドローは気になる。
そんなことを呟いていたら、「では今度はジラール・ぺルゴとジャケ・ドローの正規店に行きましょう」と仰って頂きました。

当日は幡ヶ谷で待ち合わせ。
この日は相方も同行しました。
最初の目的地は、初台に住んでいた時に、何度か訪れたことのあるYOSHIDAです。
とは言え、ちゃんと時計を見に行くのは初めてのこと。
ハシビロコウさんがスタッフさんと何か話していると思ったら、なんと奥の応接室へ案内されました。
ほとんどVIP扱いです。
副店長さんが、何本かの腕時計をケースに乗せて見せて下さいました。
ジラール・ぺルゴは時計と宝飾の二本立てで始まったメーカーだそうで、ダイヤを散りばめた非常に凝った盤面に桜の花がくるくる回るジュエリーウォッチが、その中では一番高価なものでした。
折角なので、ハリー・ウィンストンなども見せて頂き、それから応接室を出てクレドールやタグ・ホイヤー等、店内の時計も見せて頂いてから、お店を出ました。
庭園も拝見したいところでしたが、ちょうどお客様がいらしているとのことで、叶わなかったのが残念です。

東京駅で用事があるというハシビロコウさんと一旦別れ、私たちはイノダコーヒ東京大丸支店でランチ。
ハシビロコウさんと再び合流し、今度はスウォッチグループのビル、ニコラス・G・ハイエックセンターへ。

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ここのエレベーターは、それぞれの店舗直通なのだそうで、時計の展示台が設置されたスケルトンのエレベーターで、4階のジャケ・ドローへと向かいました。
ジャケ・ドローは洗練されたデザインの時計が多い印象でした。
お店の半分はジャケ・ドロー、もう半分にはグラスヒュッテ・オリジナルの商品が並びます。
ハシビロコウさんがスタッフさんに尋ねたところ、オートマタと呼ばれるからくり時計は今は店頭になく、7月になったら入ってくるのだそうです。
分厚いカタログを頂き、ではまた7月に来ましょう、と、お店を後にしました。
そのフロアには他2店舗があり、まずはブランパンへ。
ブランパンは針がくにゅっと曲がったデザインと、ムーンフェイズのお月様の顔が個性的。
そしてお次はロンジンへ。
最初の2店舗が高級過ぎて、ロンジンが安く思えた程でした。

「ブレゲも行きます?」と言われたのですが、まあ良いかな、と3階を過ぎ、2階のオメガへ。
オメガは私も相方も、ごてごてした時計という印象を持っていたのですが、今まで見てきてかなり幅広いラインナップがあることが分かり、少し見る目が変わっていました。
ここでちょっと感心させられたのは、ずらりと並ぶ時計の針が、全て時計の長針と短針、秒針が最も美しく見えると思われる10時10分40秒を指していたこと。
最もこれは、オメガの店頭に並んだ時計のデザインに統一感がある為かもしれません。
他のメーカーの時計は、一針だったり文字盤に何も表示がなかったり三つまたは四つあったりと、デザインが様々でしたから。

窓越しにピアジェが見えたので「行きましょう!」とハシビロコウさんを促し、ピアジェに向かいます。
ショーウインドウに「指で円を描いて下さい」と表示があって、その通りに指で円を描くと、ウインドウの色が変わるというギミックがありました。
ジュエラーでもあるピアジェは、流石に宝石をあしらった時計が美しかったのですが、私がデザイン的に素晴らしいと思ったのは、アルティプラノ アルティメート・オートマティックというシリーズ。
文字盤の表から、ムーブメントが透けて見えるように配置されたデザインなのです。
ここにはありませんでしたが、そのシリーズでは極薄の5㎜程の時計もあるとのことです。
複雑なムーブメントが組み込まれているというのに、信じがたい薄さです。

次に行ったのが、ヴァシュロン・コンスタンタン。
一段と高級感のある店構えです。
顔見知りらしいスタッフさんとハシビロコウさんが会話を交わし、2階も見せて頂けると言います。
2階の展示台に飾られていた5千万円台の時計が、この日に見た最高額の時計でした。
ピアジェでもそうでしたが、ガラス張りの部屋でスタッフさんが集中して作業している様子が眺められ、クラフトマンシップを感じさせられました。
ここでも、ハードカバーの立派なカタログを頂いて、お店を出ました。

次はジャガー・ルクルトです。
その前に隣のランゲ&ゾーネも見ましょうか、と入口に近づくと、スタッフさんが「今のお時間は予約の方のみです」と仰います。
それでやむなく、ジャガー・ルクルトへ。
ジャガー・ルクルトはハシビロコウさんもお持ちの、角型の文字盤「レベルソ」のシリーズがシュッとしてかっこいいな、と思っていました。
ところが、この日一番素敵だと思った時計が、ここにあったのです。
ランデヴー・ジュエリー ムーンとダズリング・ムーン。
単なるムーンフェイズではなく、星座早見盤のようなデザインの時計です。
扇形になった文字盤は上半分だけに数字が刻まれているという、遊び心のあるデザイン。
そして相方は、ムーブメントが下部のガラス窓から覗ける、ランデヴー・ジュエリー トゥールビヨンを一番気に入っていたようです。
店内には空気で動く半永久機構置時計「アトモス」が置いてあり、この機構もとても気になりました。
この時計はオーバーホールの年数が決まっていない為、50年位経って初めて、オーバーホールに持ち込むお客様もいるのだとか。

この通り沿いには更に何軒もの時計店が軒を連ねていたのですが、もうかなりお腹一杯だったので、ゼニスだけ覗いて銀座を離脱することに。
ゼニスの印象は、メカニカル(雑ですみません)。

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ジャケ・ドローとヴァシュロン・コンスタンタンのカタログ

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ジャケ・ドローのオートマタ 「パロット・リピーター ポケットウォッチ」

次の機会にはショパールやボヴェ、過日ショーウインドウだけ眺めたウブロなど、行けたら良いなと思います。
そして理想の一本に出会えたら良いな。
ハシビロコウさん、いつも貴重な体験をさせて頂き、有難うございます!

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06

21

22:47
Mon
2021

No.0382

夜の欠片展レポート

一週間程経ちますが、アモーレ銀座ギャラリーにて開催された、石井ルイさん主催の「夜の欠片」展、無事に終了致しました。
今回もできるだけ在廊しよう、と4日間はギャラリーへ。
小さなギャラリー内にずっと居たら邪魔かしら、と心配でしたが、快く在廊を許して下さったアモーレギャラリーのスタッフさんには感謝です。

在廊に合わせていらして下さるお客様もいらしたので、一緒にお食事に行ったり、お茶しに行ったりということもありました。
お会いできなかった方いらしたらすみません。
私自身は展示を見に行く時、必ずしも作者の方の在廊時を狙うことはないのですが、自分が展示側になるとどうももてなしたい欲が出てきて、いらっしゃる時に合わせてギャラリーへ向かう、ということをしてしまいます。

今回もお馴染みの方、初めましての方、お久しぶりの方など、沢山の方とお会いできて嬉しかったです。
そしてなんと、絵が2点とアクセサリー4点が、売れてゆきました。
絵をご購入下さったうちお一人は、私が不在の時にいらした、外国人の方だったそう。
知らない方がご購入下さるというのは、純粋に作品を気に入って下さったということですから、作者冥利に尽きます。

夜の欠片、というテーマを意識して作品を制作した、と書きましたが、壁が少し空いていたので、そこに物販にと思って持って行った、鉱物の欠片を使用したペンダント、ブレスレット、リングを展示させて頂きました。
それが今回、かなり好評だったのです。

鉱物のネックレスも、古物の師匠のマンタムさんから、「他の人が作っていないようなアクセサリーを作ってみたら?」と言われたのがきっかけで作り出したものです。
在庫が少なくなったのを良いことに、また新作を作ってみたくなりました。

ギャラリー内の様子

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向かって右側の壁から順に、今回の出品作品をご案内致します。

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川井眞理子

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卯月螢

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丸子眞由

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TUNa

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白眼白

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由良瓏砂

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mikaru

奥から入口側を見たところ

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最終日の搬出前には、出展者が集まりましたので、記念撮影を。

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左から川井眞理子さん、白眼白さん、私、TUNaさん

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左から白眼白さん、川井眞理子さん、私、石井ルイさん

皆さん夜っぽさを意識したのか、黒で統一されていてカッコいいです。
全員で撮りたかったなあ。

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奥の丸窓が可愛い。

いらして下さった皆様、関わって下さった皆様、本当にありがとうございました!

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06

15

23:50
Tue
2021

No.0381

池袋マイスタイル撮影会

2月のStudio CherryTreeに続いて、5月末にもスタジオ撮影会を計画しました。
前回のセットも童話っぽかったから今回も童話テーマにしようか、複数の人間が登場するお話だと何があるかな、と考えた挙句、ペローの「青ひげ」をテーマにすることに。
青髭のモデルと言われるジル・ド・レイなども想定することができ、面白いかと思ったのです。
殺された妻が6人いるので、それぞれ好みの拷問シーンが撮れるかな、という考えもありました。
牢獄風のセットがある撮影スタジオを探したところ、おあつらえ向きのスタジオ「池袋マイスタイル」を発見。
早速予約し、前回同様、撮影会後は同じセットで「青ひげ」の朗読配信をすることにしました。
最初は月初に開催の予定でしたが、スタジオを続けて取れなかったので月末にリスケし、無事13時から21時まで借られました。

興味を持って下さりそうな方をお誘いし、カメラマンにayugraphさん、ミツハシさんが参加して下さることになりました。
モデルは水鏡さん、アイドルの門松桃永さん、プラシーボのマスター大介さん、私。
ミツハシさんはモデルも兼任できますとのこと。
なんと髭を青くして下さると仰います。これは楽しみ!
衣装小道具に中世風という縛りを設けると、用意するのが困難なので、その辺りは現代風にアレンジも可能ということにしました。
統一感は出したかったので、女性陣の衣装はレースなど透け感のあるものを、というくらい。
私の衣装は、Triple*fortuneのアイスバーグワンピース(オリーブ)と、ヘッドドレス。
チュールのついたヘッドドレスなので、花嫁感があって良かったと思います。

前もってうちから小道具を、小松さんの車に運び込みました。
燭台数本、十字架、長剣と短剣2本、ピストル、鞭、蜥蜴の剥製、造花、鍵束、グラス、ボトル、仮面、眼帯、王冠等々。
大きいものはそんなにないですが、一番嵩張るのは等身大の少年人形Vitus君。
奇しくもジル・ド・レイを主人公にした舞台の時に、死体役として作った人形です。
この子はさすがに車に剥き出しで載せていると職質されそうなので、布を被せて隠しました。

さて当日。
小松さんが配信機材の忘れ物をしてシャルーンに寄るので遅れる、といういつものパターン。
ただ、前回とは異なり、セットは出来ているので、小道具を並べたり持ったするだけです。
私が大介さんにメイクをしたり、ミツハシさんが髭を青く染めたり、皆それぞれ着替えをしたりしているうちにあっという間に1時間が経過。
そうこうしているうちに、小松さん到着。
とりあえず集合写真を撮りました。

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撮影:ayugraph

それから、ミツハシさんが青髭に扮して、私に求愛しているシーンとか、牢獄に閉じ込めた妻たちをいたぶっているシーン、青髭と手下(プレラーティ?)が悪だくみをしているシーンなどなど撮影。

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撮影:神崎悠雅

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撮影:小松晋一朗

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撮影:由良瓏砂

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撮影:ayugraph

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撮影:神崎悠雅

開店準備の為大介さんが先に離脱。
私は衣装替えをして、ベッドを使い、前から撮りたかった赤いテープをぐるぐる巻きつけての撮影を。

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撮影:神崎悠雅

隣の白いスペースでは、皆がキャッキャと賑やかに撮影しています。
私は当初、青髭に拷問される妻たち、という絵を思い描いていたのですが、なんか皆のノリが違うぞ?と思っていたら、女の子たちが青髭を楽しそうにいたぶる、という流れに。
最後は全く、攻勢が逆転していました(笑)。

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撮影:小松晋一朗

桃永ちゃんが楽しそうに髑髏を抱いてくるくる踊ってたり、小松さんと水鏡さんが愛を誓いあったり(?)という謎のシーンの動画撮影なども。
結局ミツハシさんはモデルに徹して、写真撮らずに終わりました。

配信では、「青ひげ」の朗読は20分程で終わってしまったので、水鏡さんにゲスト参加してもらってトーク。
最後の方では結局カタツムリの話をしていた気がします。

撮影会に参加して下さった皆様、有難うございました!

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オフショット。撮影:由良瓏砂

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06

06

23:47
Sun
2021

No.0380

夜の欠片展


緊急事態宣言の影響で、延期になっていた石井ルイさん企画「夜の欠片」展。
無事搬入を済ませ、7日から開催となりました。

今回は「夜の欠片」というテーマをどのように表現しようかと考えた末、割れたビスクドールのヘッドを作品に生まれ変わらせてみよう、と思いつきました。
茶房なかじまさんで、ヘレンドのカップやティーポットを金継ぎで直しているのを見たのもきっかけの一つです。
本来陶磁器やガラス器などは、壊れたら捨ててしまうものと思いがちですが、それらも立派な素材に成り得ます。
マンタムさんが壊れたランプの土台を「こういうもので作品をつくればいいんだよ」とくれたのも心に残っていて、それも作品に使うことにしました。
どんな作品に仕上がったのか、是非見にいらして下さいませ。
他にも、過去の作品を手直しして合計7点と、アクセサリーを8点出品しています。
欠片というと鉱物や貝のイメージがあるので、それらをモチーフにした作品が多くなりました。

私は8日(火)、10日(木)、12日(土)、13日(日)に在廊予定です。
不在にすることもあるかと思いますので、いらっしゃるご予定がありましたら、ご連絡下さいね。
12日は奥野ビル内でツイキャス配信の予定です。

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感染症対策の為、お手数ですがこちらよりご予約の上、ご来場下さいませ。

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搬入風景、談笑する出展者の皆様。
**********
石井ルイ主催「夜の欠片」展
2021年6月7日(月)~13日(日)12:00~19:00(最終日 ~17:00)

出展作家
卯月螢/川井眞理子/白眼白/TUNa/丸子眞由/mikaru/由良瓏砂

アモーレ銀座ギャラリー
〒104-0061
東京都中央区銀座1-9-8 奥野ビル515
Twitter @AMORE_Ginza
URL https://www.gallery-amoreginza.jp/

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06

03

22:52
Thu
2021

No.0379

盤魔殿スピリチュアルラウンジ レポート

5/28(金)、四谷三丁目のCON TON TON VIVOにて盤魔殿スピリチュアルラウンジが開催されました。
あまり宣伝もできない中、思いがけず沢山のお客様にいらして頂けたので嬉しかったです!
演劇関係の友人である石垣君と田口君に10年ぶりくらいに再会できました。
また、声優で参加させて頂いているアニメ監督のブンさんとは、なんと会場へ向かう途中で新宿駅でバッタリ。
打合せを終わらせて、駆け付けて下さいました。

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宇田川兵夫さん主催の盤魔殿とは過去3回ほど、四谷三丁目のジャス喫茶茶会記で私が開催していたカフェイベント《哲学者の薔薇園》でコラボさせて頂いたことがあります。
私のDJデビューもそのイベント、『盤魔殿 Musica Rosarium』でしたが、その喫茶茶会記も建物取り壊しの為、長野県茅野市に移転。
新たな場所での活動を再開したとの報を最近頂いたばかりでした。
そんな思い出の四谷三丁目で、またイベントに参加できるというのが、何とも嬉しく思いました。
茶会記での営業の際はいつも衣装はモノクロと決めていたので、この日も白と黒の衣装で。

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盤魔殿は楽曲のラインナップが他のDJイベントでは考えられない程多種多様かつマニアックで、「踊れないDJイベント」として定評があります。
私でもDJを務められるのだから、さもありなんという感じですが。
過去2回は私が好んで聴いている幻想的・宗教的な女性ボーカルの曲を主にラインナップに加えてきました。
今回は「スピリチュアルラウンジ」というサブタイトルが付いているので、西洋・キリスト教思想と東洋・仏教思想の対比をテーマに選曲しました。

セットリスト

1. ヰタ・スピリチュアリス "King Solomon"
2. ENIGMA "Mea Culpa"
3. Dead can dance "Xavier"
4. Jan Jirásek "Missa Propria Credo.Agnus Dei"
5. Talk Talk "The Rainbow"
6. 靜香 "Amanorata"
7. 桃山晴衣 "仏は常に居ませども"
8. 古舘徹夫 "死の判決"
9. 森川誠一郎 "現身"
10. LIBIDO "低く飛んでゆく"

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計算したところどうしても30分の持ち時間を3分程オーバーしそうで不安でしたが、本番では少し早目に入れ替えるようにしたところ、なんとぴったり30分で終了!
1曲目と2曲目の入れ替えがちょっと急すぎましたが、それ以外はミスもなく、思った通りにプレイできました。
ポイントは、桃山晴衣氏の歌謡と古舘徹夫氏のノイズギターをほぼ同時に流したところ。
お客でいらしたタナオさんが、靜香さんや古舘氏の楽曲?に反応してくれたのが嬉しかったです。

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これはリハーサル時の写真。

Gothic Bar Placeboのマスター天探大介改め「むちゅくれさん」&由良瓏砂の音楽ユニット「ヰタ・スピリチュアリス」の楽曲「King Solomon」は、一曲目に流しましたが、なかなか好評でした。
むちゅくれさんの楽曲はものすごく幅広くて、私も色々なチャレンジをさせて頂いています。
YouTubeにも上がっておりますので、ぜひご視聴下さいませ♪

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他のDJのセットリストは、DJ Necronomiconこと剛田武氏のブログA Challenge To Fateに紹介されています。
DJ Necronomiconはいつも変則的なDJプレイを見せてくれますが、今回はピアノ曲中心でしっとり。

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DJ Aura Noirこと黒い瞳ちゃんの選曲は、プログレや民族音楽などで私好みのものが多かったです。
私がお譲りした民謡のLPも掛けてくれてました。

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DJ Qliphothこと宇田川岳夫さんのプレイでは、得意のJ.A.シーザーや天井桟敷のみならず、水族館劇場や曲馬館、月蝕歌劇団など、貴重な舞台の録音が聴けました。

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また、この時のイベント全編の録音は、こちらでご視聴頂けます。

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次回盤魔殿スピリチュアルラウンジは7/28(水)か29(木)あたり開催予定。
次はダークフォーク系にしようかシンフォニック系がいいか、今から構想を練っております。
お楽しみに!

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