No.0110
カレイドスコープ・ファンタジー
ロサ・アンティカでは現在、オルゴールを沢山扱っておりますが、その中で特に人気の高いものの一つに、万華鏡にオルゴールの付いたものがあります。デザインにも白鳥を象っていたりラインストーンが沢山埋め込まれてキラキラしていたり、エレガントで女性好みのものが多いので納得できます。

オルゴール付きの万華鏡は大抵、ホイールタイプと呼ばれる円盤状のオブジェクトを回転させる仕組みのものが多いのですが、今まで取り扱ったものの中で私が特に惹かれたデザインは、円盤に十二星座が配されているもの。まるで占星術師が使用するようなミステリアスな雰囲気が魅力的でした。

最近はオルゴールに限らず、万華鏡を積極的に仕入れるようになっています。ミニチュアサイズの万華鏡のペンダントもとても人気です。

玩具である万華鏡ですが、れっきとした光学機器です。スコットランドの科学者、ディヴィッド・ブリュースターが1817年、偏光実験の際に発明し、特許を取得しました。日本には1819年に輸入され、「紅毛渡り更紗眼鏡」として人気を博しました。「万華鏡(ばんかきょう)」「百色眼鏡(ひゃくいろめがね)」「錦眼鏡(にしきめがね)」とも呼ばれたそうです。
万華鏡の種類は、先端のオブジェクトの形状により分ける方法、内部の鏡の構造(ミラーシステム)により分ける方法などがあります。
オブジェクトの種類は以下のようなものがあります。
・チェンバータイプ(オイル/ドライ)
オブジェクトを密封したチェンバーがミラーシステムと一体となったタイプ。筒ごと、もしくはチェンバーのみ回転させて見る。
・ワンドタイプ(オイル/ドライ)
オブジェクトを入れた棒状の試験管やガラス管を先端に取り付け、逆さにすることで流れてゆくオブジェクトの動きを見る。
・ホイールタイプ
車輪状のオブジェクトを取り付け、回転させて見る。ホイールが2枚や3枚のものもある。
・ドラムタイプ
オブジェクト部分に回転するドラムを取り付け、回転させて見る。
・マーブルタイプ
球状のオブジェクトを取り付け、回転させて見る。中にオイルを満たしたタイプもある。
また、オブジェクトを使用せず、周りの景色を万華鏡模様に映し出すものをテレイドスコープと呼び、万華鏡(カレイドスコープ)と区別します。
ミラーシステムの違いによる種類は、主なものに3面構造の3ミラーシステム、2面構造の2ミラーシステム、4ミラーシステム、テイパードミラーシステム、レクタンギュラーミラーシステム、ツインツーミラーシステム、サークルミラーシステムなどがあります。
私は一時期、おもちゃ屋さんで売っていたテレイドスコープにはまり、4種類程のそれを幾つも買い集めて友人たちに配り、皆で出かけては風景を眺めて楽しんでいたことがあります。
また、ワンドタイプの万華鏡のキーホルダーが欲しくてお土産屋さんを探し回ったこともありました。
数年前、京都に旅行したことがあります。主な目的は東京で見逃したヴェネツィア展の巡回展だったのですが、その会場の近くに万華鏡ミュージアムがあったので立ち寄りました。
普段見ることのない巨大な万華鏡のオブジェが幾つもあり、思いがけず楽しめました。
ただいまのロサ・アンティカでの取扱品につきましては、こちらをどうぞ。
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