No.0148
天津祝詞
先週末の楼蘭祭、盛況のうちに無事終了致しました。古代楼の35、6周年、本当におめでとうございました。
会場のアトリエ第Q藝術は新しく綺麗で、キャラリーやカフェも併設された居心地の良い場所でした。
キャパ60人程の会場は人で溢れ、古代楼が多くの人に愛されているのだと実感しました。
そんなおめでたい催しに出演させて頂いて、オーナーの有賀眞澄さんには感謝するばかりです。
演目が終わってからご来場のお客様に「珍しいものを見せて頂きました。なんというジャンルのものなのですか?」と聞かれたので、祝詞と武術などを色々アレンジしました、とお答えしたのですが、折角なので演目の詳細を記しておこうと思います。
この日の演目はやはりおめでたい席なので、古代楼の繁栄を祈願するものにしようと、祝詞を探したところ、「天津祝詞」というものが見つかりました。
これは「大祓詞」の中で言及されているものの、その内容が分からず、江戸時代後期に平田篤胤が様々な禊祓の祝詞を研究成し編纂したものだということです。
以下に全文を揚げます。(読み方は省略します)
高天原に 神留坐す
神漏岐神漏美の 命以ちて
皇親神伊邪那岐の大神
筑紫の 日向の 橘の小門の 阿波岐原に
禊祓ひ 給ふ時に 生坐せる
祓戸の 大神等
諸々禍事罪穢を 祓へ給へ
清め 給へと 申す事の 由を
天つ神 地つ神
八百万神等共に
天の斑駒の耳振立て聞食せと
畏み 畏みも 白す
八乙女珠輝さんという方が曲をつけたものがあったので、これを奏上し、それに合わせて相方が剣による演武を行ないました。
続けて私が杖術、いや普段使用している杖よりもっと太く長いものなので棒術と呼ぶのが正しいのかもしれませんが、とにかく棒による演武を。
最後に相方の二枚の布を使った踊りに合わせ、私が香を持って会場を浄める、という流れです。
衣装は棒術の時は赤い襦袢にしましたが、最初はもっと儀式に相応しくしたかったので、打掛に巫女さんが祭儀で用いるような冠を着ける事に。
冠は画像などを参考に、前夜に作成しました。

当日は開場後30分程経って人が大分集まってきた頃、眞澄さんによる切火に続けての俳句の朗誦が行なわれました。
続けて私たちのパフォーマンス。
そしてミュージシャン達による演奏と続き、途中セッションなども交え、宴は5時間程続きました。
眞澄さんや古代楼スタッフの手料理もケータリングのお料理も大変評判が良く、もちろんワインも沢山空けられ、終始和やかなムードでした。

以前から、古代楼にご一緒しましょう、と約束を交わしている方が沢山いらっしゃるのですが、なかなか叶わずにおりますので、今の予定が一段落した暁には、きっと伺おうと思っております。

撮影して下さったのは大変お世話になっている、写真家の吉成行夫さん。
これは私のスマホの画像ですが、ご自分のカメラでも撮って下さいました。
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