No.019
シュルレアリスム遍歴~ダリからバロまで
父が絵を描いていた為か、子供の頃から絵が好きでした。物心ついて最初に好きになったのは、シュルレアリスムの画家、サルバドール・ダリの作品。
百科事典のギャラリーページを眺めるのが楽しみでした。
秋葉原のミナミ電機に大作、ポルト・リガトの聖母が展示されると聞き、父にせがんで観に行ったことも。
その後鎌倉駅前に、ダリの宝飾品や版画作品を収蔵した、ミナミ宝飾美術館が開館。喜んで通ったものです。
高校の美術の授業で私の作る作品と言えば、ダリに影響を受けたものばかり。
ダリの絵に描かれるような、青から黄へのグラデーションを見せる空。
目玉と唇にダリのデザインした宝飾品を模した、ダリの顔を象った仮面。
理想の家をデザインした時は、壁にダリの絵で一番好きだった「記憶の固執」と、当時好きだったドナディニの絵を描き込みました。
鎌倉の古本屋で三冊セットの大判の画集を見つけ、分割払いにしてもらって購入したのもこの頃だったように思います。
ダリ以外のシュルレアリスムの絵画も好きでした。エルンスト、マグリット、キリコ、デルボー・・・。
エルンストの「沈黙の眼」は、ダリの「時間の目」と共に、高3の時に一年をかけて作った絵本で模写しました。

その後象徴派やロマン派、ラファエロ前派などの作品に興味が移行していくのですが、シュルレアリスムは今でも好きです。
今最も好きなのは女性画家のレメディオス・バロ、そしてレオノーラ・キャリントン。
どちらも魔術的要素が色濃いところがとても惹かれます。
ダリのデザインしたタロットカードもずっと欲しいと思っていました。
このポーカー・タロット・ダリは、ダリデザインのタロットカードの小アルカナのみをトランプにしたもの。
現在絶版だそうです。

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