Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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2019

No.0266

H・P・ラヴクラフト聖誕祭 ~『ネクロスコープ』刊行記念、ブライアン・ラムレイのクトゥルー神話世界~

阿佐ヶ谷ロフトAにて毎年開催されている「ラヴクラフト聖誕祭」は、クトゥルー神話研究家の森瀬繚氏と、作家・ゲームクリエイターの朱鷺田祐介氏が主催するイベントです。
調べてみると、第一回開催は2012年。
その翌年の2013年3月15日から、命日を偲ぶ「邪神忌」も開始。
毎回、クトゥルー神話に縁のあるゲストを迎えて開催されています。
と言っても、ゆるいラヴクラフティアンである私は今までどちらも行ったことがなく、《哲学者の薔薇園》の常連のクトゥルフ勢の皆様のお話を聞くのみでした。
でも今回は、ブライアン・ラムレイ『ネクロスコープ』刊行記念ということで、薔薇園常連の一人である鵺さんこと、翻訳家の夏来健次氏が登壇するというのです。
しかし夏来氏、晴れがましい場は大の苦手という控え目な性格。
以前に豚蛇さんのクトゥルフ同人誌『玉石混淆』vol.3出版記念イベントを薔薇園で開催した際も、トークゲストの一人だというのに結局客席側から動かなかったくらいです。
一人では心許ないというので、同じく控え目だけどもうちょっと喋ることもある豚蛇さんを巻き添えにしてしまったとのこと。
薔薇園の常連お二人が登壇するなら行かない訳にはいくまいと、予約を入れたのですが、その前の予定の都合で残念ながらスタートからの参加は難しく、途中から伺うことになりました。

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ロフト系列のお店は何度も足を運んだことがありますが、阿佐ヶ谷ロフトAは初めてです。
着いたのはちょうど三部構成のうち一部目が終わった休憩時間の時。
ステージには森瀬、朱鷺田両氏に挟まれて、鵺さん豚蛇さんの姿が。
ステージ背後のスクリーンには「ラムレイの神話世界」ということで、神話生物の名前がずらりと並んでいます。
顔馴染みの皆さんは、クトゥルフイベントの時は大抵そうであるように、最前列に陣取っています。
休憩時間には物販でラムレイの本などを購入する方も多いようで、鵺さんはサインにかかりきりです。
何故か可愛らしいプーさんみたいな黄色いクマを象ったケーキが置かれています。
が、下の方の首の切り口?は赤く染まっています・・・。
後で森瀬さんのツイートを拝見したところ、グリーンランド西部で崇拝され、クトゥルーと同一視されるトルンガースクが、熊の姿をしているのだとか。
んー、ミ=ゴが雪男って言われているようなものかな?

この日の限定メニューは「本日の蜂蜜酒 チョーサーミード」「インスマス名物 白身魚の揚げ物」「絡み合う触手」でしたがご飯を食べる予定はなかったので、いつもならコーヒーを頼むところですが、この時はちょうどオカルティズム講座用の茶外茶の候補、コーン茶がメニューにあったので、頼んでみました。
コーン茶は美味しいとの噂通り、ほんのりポップコーン風味の甘みのあるお茶で、飲みやすかったです。

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そうしているうちに第二部が開始。
背景のスクリーンに挙がっている名前の生物たちを、豚蛇さんが解説していきます。
森瀬さん朱鷺田さんはとにかく弁が立つのですが、鵺さんなど振られないと本当に喋りません。
そこが却って、大御所らしさを醸し出していました。

豚蛇さんは、作品内のことで疑問がありラムレイに直接問合せて、返事をもらったそうなのですが、どうも日本に紹介される過程で色々齟齬が生じたりしているらしく、、色々聞いてもラムレイからは「そんなのは知らない」と言われることもしばしばだったそう。
ラムレイの奥さんから、レイ・チャールズの日本公演版のレコードを探して欲しいと言われ、見つけて送ったらお礼にサイン本をもらったなどのエピソードも紹介されました。
ラムレイは短編に定評がありますが、本人によれば長編に本分がある、との謂。
二部と三部の間の休憩で、私も「ネクロスコープ」上下を購入し、鵺さんいや夏来先生にサインして頂きました。

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最後には『ネクロスコープ』挿画の海野なまこさん新刊や、近日出版予定の森瀬さんの『未知なるカダスを夢に求めて』(ラヴクラフトで私が一番好きな作品!)の告知なども。
ドリームランドの地図にわくわくしました。
夏来氏はホームズ×クトゥルーもののアンソロジーの翻訳中だそうです。
そんなこんなで、イベントは穏やかに終了。

ちなみに『ネクロスコープ』、今下巻の1/3程まで読み進めているのですが、なんとまだクトゥルー要素が出てきていません!
かなり読みやすいので、読み終わったらラムレイの旧作にも手を出してみようかなと思っております。
夏来氏の翻訳書には、ラムレイなどクトゥルフものの他に、 ロバート・ブロック『サイコ』、スティーヴンスン『ジキル博士とハイド氏』 (創元推理文庫)などもあります。
見かけたら是非、お手に取ってみて下さいね!

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