No.0267
Toru Nogawa×清水真理 「Alchemy theater― 錬金術の劇場―」
私の長年の友人であり、絵画のモデルを勤めさせて頂いている画家のToru Nogawa氏の二人展が、8月31日(土)~ 9月10日(火)有楽町のスパンアートギャラリーにて開催されました。
Nogawa氏は毎年スパンアートギャラリーで、個展と二人展を交互に開催していて、今年はやはり私の古くからの友人である清水真理氏との二人展。
今年の展覧会タイトルは、 「Alchemy theater― 錬金術の劇場―」。
ご存知の方も多いと思いますが、スパンアートギャラリーは日本の錬金術研究の第一人者である独文学者、評論家の種村季弘氏のご子息である種村品麻氏が経営しているギャラリーですので、ぴったりのテーマだと思いました。
毎年、会期中にNogawa氏のメインモデルであるNaoko Shibuyaさんがピアノコンサートを開催し、私も朗読でご一緒させて頂いたこともあるのですが、最近はやはりモデルの一人である、DER ZIBETのISSAY氏が歌うことが多いように思います。
今年は9月7日(土) にNaoko Shibuya Salon Concert vol.9 『Le cinema ''ル・シネマ''』が開催されました。
例年通り、私も会場スタッフとして相方と共に伺いました。
いつもスタッフをご一緒するのは、同じくモデルの一人、オルガさん。
設営の前に、一度展示を拝見。
Nogawa氏の私を描いて下さった新作「柔らかな刻」を生で拝見できて感激!!

昨年、Nogawa氏の開催している絵画教室のモデルをやった時のもので、自作の人形「マナセ」を抱いている姿を描いて下さったのが、何よりも嬉しかったのです。
皮膚や布の質感の滑らかさといい、表現力に益々磨きが掛かっていて、本当に素晴らしかったです。
もちろん、他の作品もそれぞれ素晴らしく、中でも奥の大きなISSAY氏とNaokoさんの絵は、暖色系の布の大胆な配色と人物の黒と赤の衣装が対照的で、インパクトがありました。
この絵の前でお二人が演奏するので、まるで絵から抜け出してきたような印象を与えるのです。
清水真理さんのお人形は、四大元素をイメージしたお人形たちの、衣装や髪の微妙な色彩が美しく、儚げでした。
ヘルマフロディトスなど、錬金術の象徴といえるお人形を作られているのもさすがです。
電子ピアノと椅子を配置し、会場設営が終わってリハーサルがスタート。
Naokoさんのピアノは19世紀フランスの印象で、とにかく優美。うっとりするような旋律です。
一方、ISSAYさんは一見クールながら、その実とても情熱的。声量が凄くて、キャパ50名程のスパンアートギャラリーでは小さすぎるくらい。
なのにご本人は「普段マイク通してるから後ろまで聞こえるか不安」と仰っていたそうで・・・。
ちなみに本番では、電子ピアノの音を圧倒していました。
ISSAY氏は筋肉のつき方がとても美しかったのでつい「何かトレーニングされてるのですか?」と尋ねてみたところ、ライブくらいで何もやっていない、とのお返事でした。
私は仕事後に直接来たのですが、二人展のお祝いでもあるので華やかな格好の方が良いかと、ドレスを持ってきていたので、着替えさせて頂きました。
Nogawa氏の絵には青系の色が多用されているので、ドレスも淡いながら水色のものにしてみました。
やがて開場時間も近くなり、お客様が並び始めました。
予定より、少し遅れてオープン。
私より相方の方が、受付の手順をちゃんと覚えていたという・・・。
立ち見も出てぎゅうぎゅうの状態で、コンサートがスタートしました。
前半はNaokoさんのピアノソロ、夢心地になったところで、ISSAYさん登場。
端正ながら情熱を秘めた美声を聞かせて下さいました。
終了後のレセプションパーティでは、顔見知りの方々とお話。
ISSAYさんのお客様は皆様優しくてフレンドリーで、私まで差し入れを頂いてしまったり、写真を撮って頂いたり、話し掛けて頂いて嬉しかったです。
一度に沢山の方とお会いする為、なかなか覚え切れなかったりで申し訳ないです。

スパンアートギャラリーは建物の老朽化の為、現在の場所での営業は今年限りになるようです。
来年の展示とコンサートはどんな場所で開催されることになるのか、今から楽しみです。
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