Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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2020

No.0289

《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座第八回「黄金の夜明け団の儀式魔術」レポート

12月はかなりのイベントの多さに、ブログに書きたいことも全然書ききれなかった感がありますが、オカルティズム講座のレポートだけは外せない!
遅くなりましたが記しておきます。
12月20日は本来、大野英士先生による「オカルティズム文学の系譜」を開催予定だったのですが、大野先生と連絡がつかず、急遽中村心護氏にお願いしたのが11月も終わりのこと。
快くお引き受け下さった中村氏には、本当に感謝の言葉もありません。
ゴールデンドーンは、そもそも講座スタート時に12ヵ月分のカリキュラムを作成した時点で取り上げる予定だったのですが、私も長南氏もそこまで詳しくないのでどうしよう、と考えた末、今期は取りやめることにしたのでした。
その後、ゴールデンドーン系の魔術師である中村氏と講座を通じて知り合い、お願いできることになったので、なるようになったという感があります。

オカルティズム講座では、講義と実践のどちらも行っていきたいという私の意向があるのですが、中村氏の提案もそれに沿ったものでした。
つまり、小五芒星の追儺儀式を皆でやりましょう、と言うのです。
いつも通り、スライド資料も作ってきて頂き、プロジェクターで投影しながら進めました。
この日のドリンクは、黄金の夜明け団がイギリスの団体なので紅茶で、とのことでしたので、クリスマスが近かったこともあり、ルピシアのクリスマスブレンド「ノエル」をお出ししました。

黄金の夜明け団の儀式魔術20191220_200110_0020

まずは、黄金の夜明け団(The Hermetic Order of the Golden Dawn)についての説明から。
黄金の夜明け団は、フリーメイソンのメンバーであった3名、ウィリアム・ウィン・ウェストコット、マグレガー・メイザース、ウィリアム・ロバート・ウッドマンによりイギリスで設立された魔術結社で、活動期間は1887年から1905年まで。
カバラの生命の樹を、教義の中心としています。

黄金の夜明け団に加入すると、まず魔術名(マジカルモットー)を付ける事になります。
例を挙げると、ウエストコットは「賢明なる勇気」、クロウリーは「ペルデュラボー(我耐え忍ばん)」など。
中村氏の魔術名は「アイビス」で、朱鷺の意味だそう。
前にいた魔術団体でも、鳥の名前を付けておられたそうです。

黄金の夜明け団の位階制度では、生命の樹になぞらえた10の位階が採用されています。
実は、この組織は三つの団によって成り立っており、「黄金の夜明け」はファーストオーダーのみを指すそうです。
セカンドオーダーは「紅薔薇黄金十字」と呼ばれる上位階級、サードオーダーは霊的存在のみ所属できる階級です。

また、組織で行われるのはイニシエーション(秘儀参入)と呼ばれる儀式。
この儀式を通じて、自分の中にいる様々な構成要素を統合します。
統合には以下の三種類があります。
目的は、人間としてのポテンシャルを最大限に発現することです。

魔術的統合=浄化、聖別、統合
錬金術的統合=分離、純化、再結合
心理的統合=分析、直面、個性化(自己実現)

また、カリキュラムには、以下のようなものがありました。

理論:四大、象徴、占術、瞑想、タットワ、カバラ
セレモニアル・マジック:集団で行う
リチュアル・マジック:個人で行う
実践:LBRP(小五芒星の追儺儀式)

つまり、ファースト・オーダーで行える魔術は、LBRPのみ。
セカンドオーダーでは、以下の実践が行えます。

プラネタリー・マジック、召喚魔術、エノキアンマジック、ゲーティア

ちなみにクロウリーの魔術名は、既に高度な実践を行っていた彼が、いつまでもそれをやらせてもらえないことにじっと耐えていた為に付けたのだとか(笑)。
黄金の夜明け団のメンバー間の軋轢のお話なども、面白かったです。
例えば、師匠マグレガー・メイザースと弟子アレイスター・クロウリー、その秘書イスラエル・リガルディー。
師匠モイナ・メイザースと、その弟子ダイアン・フォーチュン。
魔術師たちはどういう訳か人格破綻者が多かったようで、唯一?まともだったフローレンス・ファーは、耐え切れずやめてしまったのだとか。

時間ぎりぎりまで講義を行ってから質問タイム、最後に実践です。
私が家から持参した魔術用具も合わせ、杖、短剣、聖杯、香炉、燭台、ベルなどを、テーブルのそれぞれの方角に合わせてセッティング。

黄金の夜明け団の儀式魔術20191220_200110_0016

中村氏が一通りお手本を見せてから、皆立って、東西南北を向き短剣代わりに手刀で五芒星を切り、呪文を唱えました。

黄金の夜明け団の儀式魔術20191220_200110_0012

小五芒星の追儺儀式で行うのは、場の浄化です。
私は呪文は低く振動させる方なのですが、中村氏は英語で唄うように唱えていて、非常に格好良かったです。
これが正解、というのはなく、魔術師によって唱え方が異なるのだとか。

黄金の夜明け団の儀式魔術20191220_200110_0008

今回の講座は、私には非常に分かり易く面白かったです。
中村氏は他の場所でも魔術講座をされているので、そのうち伺ってみたいと思います。

黄金の夜明け団の儀式魔術20191220_200110_0015

さて、今月1月17日は、今までも度々登場しているカバラがテーマ。
といっても広すぎるので、概略をざっとお話した後、タットワ瞑想を実践しようと思います。
講師は私、由良瓏砂です。
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