Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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09

03:50
Mon
2020

No.0300

犬鳴村

先月、神保町スピノールギャラリーにて、井上雅彦氏の新刊「珈琲城のキネマと事件」のブックトークを開催しました。
その打ち上げの席で井上氏が映画「犬鳴村」の試写会に行ったというお話をされていました。
私は残念ながら詳細を聞き漏らしたのですが、後味が悪いラストだったとか。
いずれにしても、清水崇監督作品で、都市伝説を題材にしたホラーということで、非常に興味を持ちました。
《哲学者の薔薇園》の常連で、翻訳家の夏来健次氏(通称鵺さん)が早速観に行ったというので、羨ましく思った私。
相方を誘ってみるも「ホラーは嫌だ」と呆気なく断られたので、お世話になっているホラー好きの作曲家、KANAMIさんをお誘いし、首尾よく了解を取り付けました。

当日は、私がレトロ喫茶取材に行きたいばっかりに、錦糸町という馴染みのない街の映画館で待ち合わせ。
封切後間もない割にそこそこ空いている気もしたけど、普段そんなに映画館に行かないので、普通どの位の客入りなのか分かりません。

さて、以下感想になりますが、ネタバレ含むと思いますので未見の方はご注意下さいね。

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前半は結構怖かったです。
ジャパニーズ・ホラーならではのじめっとした質感。
特に衝撃的だったのは、ある登場人物が降ってくるシーンなんですが、後半により一層びっくりさせられました。
隣のKANAMIさんなんて「わっ」って声が出てました。

この状況、主人公も相当怖かったと思う。
なのに何故かその後、トンネルを越えて村に入る決意をする。
何でやねん。

そこで、以前から主人公を見守ってきた男が登場。
謎解きターンに入り、怖くなくなるやつです。
少なくとも怖さの種類が変わって、スリラー的怖さになります。
恐怖って結局、正体不明だから恐怖なんですよね。

古い映像を観るシーン、「女優霊」を思い出しました。
これも違う意味で怖かったなー。

トンネル脱出のシーンは、ギャグだと書いているレポートがありました。
確かにあれは不可解。
逃げられるのにわざと逃げないみたいな撮り方。
ラストもホラーでは良くある感じでした。

でも全体としては、程良くまとまっていたと思います。
あまりはっきりとは描かれませんが、被差別部落のような因習的な要素に、新旧の都市伝説、タイムパラドックスまで混ぜ込み、かなりのてんこ盛り状態。
それを特殊能力を持つ主人公目線で描いているお陰で、説明的になり過ぎずにストーリー展開できたのかなと思います。
(犬神筋とかも絡んでるのかな、と思いましたが、ちょっとその辺りは断定できません)

ところで、冒頭の明菜が小屋の前にいるシーンで、一瞬明菜の下腹辺りが血に染まっているのが見えたのが気になりました。
ところがKANAMIさんに聞いても鵺さんに聞いても「見ていない」と言います。
ネットで調べても出てきません。
何となくYoutubeを見ていたら、冒頭の数分間が公開されているではありませんか。
見てみると、ちゃんと映っています。
鵺さんに話したところ、ブログのネタにして下さいました。

どんぺりもってこい

KANAMIさんは「邦画は洋画に比べると、映画館で見る用に作られてないのが勿体無い」というようなことを仰っていました。
私もそれはよく分かります。
あまりスペクタクル的な要素がないというか、日常的な題材のものが多いのかな、と。
折角の大画面を生かせるよう、ドラマと差別化することが出来たら良いですよね。
エンドロールのドローン撮影は、そういう意味ではとても良かったと思います。

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