Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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09

22

03:31
Tue
2020

No.0332

ゴブラン織の魅力

好きな布の種類を聞かれたら、真っ先にゴブラン織を挙げるくらいには、ゴブラン織が好きです。
ゴブラン織のお洋服も何着も持っています。
2年くらい前に、とうとう念願のコートも入手。

ゴブラン織りを知らない方は居ないと思いますが、と書こうとして、あることを思い出しました。
雑誌編集者をしていた知人が、人形作家としての私を雑誌で紹介してくれるというので、お気に入りのベロアのワンピースで取材を受けました。
後日、記事を読むと「ゴブラン織のワンピースに身を包み・・・」と。

事前チェックさせて貰いたかったな・・・。

もしかすると、服飾に詳しく無い方にはゴブラン織って言ってもピンと来ないのかな。
困った時のWikipedia、ということで、まるっと引用させて頂きます。

「ゴブラン織(ゴブランおり)とはフランスのゴブラン工場で製作されたタペストリーである。
ゴブラン工場(Manufacture des Gobelins)はフランス、パリ市、13区、地下鉄レ・ゴブラン駅の近くavenue des Gobelins42にある工場である。
ルイ14世以来、王立工場として王室向けにタペストリーなど織物を生産していたことでよく知られる。
現在ではフランス文化省の「国有動産及び絨毯並びにタペストリーの工場の総合管理所(Administration générale du Mobilier national et des Manufactures nationales de tapis et tapisseries)」である。
工場はガイドツアーのために予約を受けて月曜日と特別な祝日以外の日に週に何度か開放される。
ゴブラン・ギャラリー(Galerie des Gobelins)は1937年にオーギュスト・プレによって工場敷地内の庭に建設され、フランスのマニファクチュアのタペストリーと国有動産(w:Mobilier national)の家具調度品の美術館として提供されている」(Wikipedia)

ということなんですが、これ、私が読んでもかなり専門性が強い説明です。
しかも、正式なゴブラン織の説明になってますが、今はもっと広い範囲の製品がゴブラン織としてまかり通ってると思います。

それでは、もうちょっと一般性の強そうな説明を探してみましょう。

「織物の一種。この名称はフランスのゴブラン家の織物工房で作られた綴織 (つづれおり) のタペストリーをさしたことから、さらに綴織一般の名称となった。
絵模様を織出す綴織は古くはエジプト新王国の時代、コプト時代、中世ヨーロッパでも作られていた。
しかしゴブラン織と呼ぶ場合には、特に 15~16世紀以降の絵模様を織出したヨーロッパのタペストリーを総称する。
現在でもフランスやベルギーでは製作が続けられている。
ラファエロやブーシェ、モネ、デュフィなどの直接の下絵による制作のほかにも名画に基づく作品や、事件や記念行事を描写したものなど、表現内容はさまざまであるが、配色、構図、豪華さ、規模などあらゆる点で、ルイ 14世時代に傑作が多い。
技法は緯 (よこ) 糸に色糸を使って模様によって色を変えて織出す。
糸の材質は毛と麻が主体であり、絹や金、銀糸を使うこともある」(ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典)

今は綴織全般をゴブラン織と総称するということですね。
もともとのゴブラン織がどういうものかも説明があるし、歴史にも触れられていて、とても分かりやすいです。
ちなみに、なぜか読点が「,」(カンマ)になっていたので全部直しました。

ついでにもう一つ。

「フランスのゴブラン織物工房で織られた綴織(つづれおり)の作品をさすが、広く壁掛けとして用いられる綴織(タペストリー、タペスリーともいう)をも含めたものとして使われることがある。
ゴブランの名称は、1440年ごろパリに住んでいた染織家ジャン・ゴブランJean Gobelinの一家をさし、この製作が受け継がれた。
綴織は古くから各地で製作されていたもので、多くの色糸を緯糸(よこいと)に自由に使い、小部分ずつ平織にして織り進めるもので、緯糸が織幅全体に通っていない。
そのため「ハツリの目」という空間が色の境目に経(たて)方向に沿ってできるが、ゴブラン織では、色糸を互いに絡め合い、すきまができないようくふうされており、これをゴブラン技法といっている。
したがって綴織に多くの時間と熟練を要するが、自由に模様を表現できることに特徴がある。
このゴブラン工房はのちにルイ14世によって買収され、王立工場の製作品として勢力的に外国へも輸出して外貨を獲得するため、拡大化が図られた。
綴織は絵画を忠実に表現できるため、著名な画家に下絵を求め、豪華な壁掛けを製作した。
このような作品は、ルーブル美術館その他に保存されているが、最盛期にあったのはルイ14世の時代で、作品の構図、規模、色彩などに華やかな特徴がみられる。
しかしフランス革命以後、単なる名画を綴織でコピーする衰退傾向がみられたが、第二次世界大戦後に至り再興が図られた」(日本大百科全書(ニッポニカ))

技法についての事細かな説明があります。
まあ、とにかく豪奢で品格のある、クラシカルな美しい織物なんです。

前置きが長くなりましたが、友人に教わりながら作っていたゴブランのキャスケットが、1年9ヶ月掛かってようやく完成したんです!!
もう、感激です。
3シーズン目にしてようやく、秋冬のコーディネートに加えられるという訳です。

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ほんとはここまで時間が掛からずに出来ると思うんですが、「帽子会」という名目で集まった時だけ作業を進めていたので、こんなに経ってしまったんです。
でも完成して本当に嬉しい。教えてくれたあずささん、どうも有難う。
早速、完成した翌日のツイキャス配信で着用しました。

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このキャスケット、以前にクッションを作ろうと購入した生地の、余り生地で作ったもの。
クッションは市販のゴブラン生地のものも幾つか購入して使っていましたが、いずれもボロボロになってしまったので引越しの際に廃棄しました。
この自作のクッションだけがダメージが無かったので、新居でもカバーを洗って中身は買い直して使っています。

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この機会なので、私のクロゼットにあるゴブランのお洋服も公開しちゃいます。

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左から、コート(Mary Magdalene)、ワンピース(Triple*fortune)、ワンピース(SERAPHIM)、ワンピース(Romantic Standard)、ジャンパースカート(Ank Rouge)、コルセットスカート(危機裸裸商店)、スカート(Victorian maiden)、スカート(Fairy wish)、スカート(BABY, THE STARS SHINE BRIGHT)、ショートパンツ(LIZ LISA)

一枚一枚ご紹介したいところですが、またの機会に・・・。

そして最後に、ロサパルティ一推しの、村上ナッツさん作のティーコゼー&ティーマット

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私も自家用に作って頂いて、愛用しております。
上品な薔薇ストライプのゴブラン生地、もちろん他の布製品もお作りできます。
オーダーお待ちしております!

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