No.0458
《哲学者の薔薇園》企画展 「犠牲としての祈り」レポート
《哲学者の薔薇園》企画展 「犠牲としての祈り」9月4日(日)をもちまして、無事会期終了となりました。
ご来場の皆様、ギャラリー絵の具箱様、出展者の皆様、本当に有難うございました。

私は毎日在廊して、沢山のお客様とお話することができました。
私が展示を企画する場合、在廊してお客様にお茶をお出ししてもてなす、というところまでがセットになっています。
私が憧れて通っていた人形作家さんたちの展示会が、会場をお部屋のように飾りつけて、そこでお茶を出す、というスタイルだったのに、影響を受けているのだと思います。



仕事でオープン時から夕方までは居られなかった日も何日かありました。
美澄さんには在廊など、多大なご協力を頂きました。
接客のプロですので、とても心強かったです。

今回はもともと「祈り」というテーマに相応しい作家さんたちを集めたつもりでしたが、それぞれの作家さんがテーマに沿った旧作を出展して下さったのみならず、新作を制作して下さったりもしていて、テーマを深く突き詰めて下さったのだな、と心底感激しました。

皆が感嘆の声を挙げていたさくらいみつきさんの刺繍作品は、今回の値付けが安すぎるとのお声も多々ありました。
数か月から一年かけて作られる作品たちは、本当に驚異的な細かさでした。

安蘭さんは出展作品について、以下のような素敵な文章を寄せて下さいました。
「聖所」というものが数年前よりわたくしの内なる大きな存在として在ります。
聖所とは「聖櫃の置かれた神殿」そして悲しみや苦しみさえも受容する聖なる場所。
心の奥のに聖所を持つこと。
全てを受容した中に静かな祈りが生まれる。
これがわたくしが想う祈りです。

鳥居椿さんのヒマワリの作品は、私が企画書にウクライナ危機について記載していたので、ウクライナのヒマワリを意識して出展して下さったそうですが、モデルはご自身がベランダで育てていた奇形のヒマワリなのだそうです。

日香里さんは新作が間に合わなくてせめてもということで、DMにも使わせて頂いた女の子の周りを、花で囲んで下さいました。
繊細に描かれた鉛筆画は、額までも一つの作品のようでした。

美澄さんはご自身の作品への愛情がとても深くて、それがお客様にも伝わっているように思います。
ひとつひとつにバックボーンがあって、そのストーリーごと作品になっているみたい。
アンティークみのある白いお人形たちには、他の誰にも真似のできない魅力があります。

緋衣汝香優理さんは11月に個展を控えていることもあり、前回の企画展と同じオブジェ作品を出展させて頂いたのですが、球体関節人形も見て頂きたいと思ったので、私の私物のお人形、ビアンカちゃんを連れてきました。

今回は残念なことに予算の関係で、DMを郵送することができず、SNS等のオンラインと、50箇所あまりのギャラリーやお店などへのDMの設置という形で告知を行いました。
Twittterなどでは沢山の方に告知をリツイートして頂いたお陰で、告知を見ていらして頂いた方も多くいらっしゃいました。
宣伝にご協力頂いた皆様には本当に感謝致します。



画廊にVRヘッドセットを持ち込んで、希望者にVR体験をして頂いた日も。
予想以上に皆さん高揚して下さいました。


差し入れを下さった方もありがとうございました!
会期中は差し入れのお菓子で生かされていたといっても、過言ではありません。
お花も嬉しかったです。


そして何よりご購入頂いた方のお陰で、この企画展は成功に終わったと言えます。
実を言えば赤字覚悟の企画だったのですが、お陰様で採算が取れ、次への足掛かりができました。


オンライン展示は恒久的に公開されます。
通販はギャラリー様のご厚意で9月18日までご利用可能です。
ご来場叶わなかった方、ぜひご覧下さいませ。
そしてどうか、気になる作品がありましたら、お手元に迎えることをご検討頂けますと嬉しいです。
私の活動の意義は、そこにあるのですから。

【オンライン展示】
【通販】
ランキング参加中。是非クリックお願いします!現在の順位も確認できます。



にほんブログ村
- 関連記事
-
-
#猫被 VR体験会 in Cluster 2022/09/18
-
《哲学者の薔薇園》企画展 「犠牲としての祈り」レポート 2022/09/11
-
《哲学者の薔薇園》企画展『犠牲としての祈り』 2022/08/22
-
スポンサーリンク
ここに広告のコードを入れる