No.0500
修理過程 作例:チャイナヘッドドール
今回ご紹介するのは、チャイナヘッドドールの修理です。チャイナヘッドドールは主にドイツで作られた、陶製の頭や手足とおがくずなどを詰められた布製のボディを持つ、小さなお人形。
ボディのほつれを直して欲しい、というのと、胴体が長すぎるので短くして座りやすいようにしたい、というのがご依頼内容。
これくらいのバランスが希望です、と所持されている別の2体のチャイナヘッドドールのお写真を送って下さいました。
お人形は、裸の状態で届きました。
確かに胴体がだいぶ長いです。


ボディのくびれのあたりを一度切り離して縫い合わせようかと思っていましたが、万一失敗したら大変です。
切らずに縫い縮めることにしました。
メールで、こういった作業を行います、とオーナー様に了解を取ってから、作業開始。
足も取れそう、とのことでしたが、拝見するとちゃんと修理されていたので、詰め物をならして、ドロワーズのレースのほつれを繕いました。
ボディがぱつぱつなので、まずは脇をほどいて、詰め物を出します。


30cmもしない小さなお人形ですが、かなりの量のおがくずが詰めこまれているのが分かります。
軽く固定するために折る部分に薄く、木工用ボンドを付けます。

それから折った部分をぐるりとまつり縫いします。

胴体が短くなりました!


お座りもできるようになりました。

オーナー様にも喜んで頂けました。
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