No.064
ティーカップにヒビが・・・
前回の記事で、仕入れたカップ類で一度はお茶を飲む、というお話をしましたが、これを教えてくれたのはやはりマンタムさんでした。確かに使ってみてこそ、手に持った時の質感、口当たり、お茶を入れた時の水色、食材を入れた時の色移り、といったものが実感でき、それをお客様に伝えることもできる訳です。
ある時、仕入れたロイヤルドルトンのティーカップにお湯を注いだところ、ピキピキと音がして内部にヒビが走ったのです!
ショックでした。購入元に問合せたところ、飾っていただけで特に何か衝撃を与えたりはしていないとのこと。諦めるよりありませんでした。
調べてみると、かつて受けた衝撃で内部構造が脆くなっていたりして、お湯を入れたタイミングでヒビが・・・ということがあるようです。
購入する時にピンと弾いたりするのは、この見えない傷を確かめるという意図もあるようです。
あくまで目安ですが、高く澄んだ音であれば無傷、鈍い音がすれば傷がある、と考えられます。
今回はインターネット経由での仕入れでしたので、音での判断はできない状況でしたが、こういうこともあるのだと勉強になりました。
そして、販売前にお茶を淹れてみて本当に良かったです。
もしそのまま販売していたら、恐らくクレームになっていたことでしょうし、仮に販売後にお客様と連絡がつかない状態になったとすれば、随分嫌な気分にさせてしまったことでしょう。
皆様も陶磁器などの購入の際は、ご注意下さいね。
でも、手に取られる際にはお店の方に一言断ってからが良いです。高価なアンティークでしたら特に。
憧れのマイセンを入手しました。ベーシックフラワー(一つ花)、マリーゴールドのデミタスカップ。
こちらで販売しております。

ベーシックフラワーは36種類の花の組み合わせで出来ていますが、ペインターによって絵付けが異なり、また一点一点手描きの為、全く同じものはないといって良いでしょう。
但し、双剣マークに二本のスクラッチが入っています。1760年以降のマイセン窯で、絵付けにムラがあったり、小さな気泡があったり、歪みがあったりという2級品に付けられる印なのです。しかし、素人目には殆ど難点は分かりません。価格は25%~50%程安くなります。1級品であれば6~8万の品物です。
このスクラッチ、1980年以降はマークの上でなく高台の縁の方にあったりもするようなので、こちらもご注意を!
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