No.08
人形・ヒトガタ・ドール
人形作家として活動してきた経験上も、アンティーク・ドールへの嗜好からも、ロサ・アンティカの主力商品は人形にしようと初めから決めていましたが、現実問題、人形に目を向けるお客様は決して多くはない為、人形の比率を大きくするのは難しいようです。それどころか一般の方の目に触れることが多い、公園などでの催事では、人形に対する反応はほぼ「怖い」。
主観ですが、怖いと仰るのは若い男性に多いような気がします。
本来「可愛い」ものとして生み出された人形が、なぜこうも真逆の感情を引き起こすのか。
非常に興味深くはありますが、私の密かな野望として、創作人形とアンティークドールの垣根を取り払い、人形作家さんの販路を拡大する、というものがありますので、何とか人形へのネガティブな印象を払拭したいところです。
世の中には実に多様な人形が存在しますので、それは決して不可能ではないと思います。
私の父は私の作る人形は気持ち悪いと言い、ドイツのポングラッツ人形の写真を持ってきて「こういう人形を作れば良いのに」などと言っていました。
こけしもマトリョーシカも人形ですが、それらの人形を怖いとか気持ち悪いという人は、さすがに稀な気がします。フォルムがデフォルメされている為でしょうか。
ただ、余りにもフィギュアやおもちゃ寄りに走ると、品揃えの統一感が損なわれてしまいます。和人形や民芸品にも同じことが言えますが。
その辺は好みとセンスに頼るしかない部分でしょうね。

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