Rosa†Antica(ロサ・アンティカ) - アンティーク・レトロ雑貨店店主、女優、人形作家、由良瓏砂のブログ

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07

24

01:33
Wed
2019

No.0257

《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座第三回「魔女術 ハーブ活用法」レポート

7/19(金)に第三回目を迎えた、 《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座。
今回のテーマは「魔女術 ハーブ活用法」。
毎回、アシスタントをして下さっている長南氏が、魔女術の実践も行っているので、今回はゲスト講師ということでお願いしました。



一言で魔女と言っても、その包括する概念は膨大になります。
神話に登場するキルケーやグライアイのような魔女から、薬草を用いて産婆や医療行為を行っていた中世ヨーロッパの魔女、軟膏を塗って空を飛び、悪魔に仕えて黒ミサで淫蕩な行為を行うとされた邪悪な魔女、自然の恵みに感謝を捧げるサバトを一年の決められた時期に行う、ペイガニズムの文脈の中の魔女、そして創作上の、魔法を使ったり異世界人だったりする魔女。
全てを取り上げるのはきりがないので、魔女と言えば薬草術かな、と、主にハーブに焦点を当てて紹介することにしました。
最初に、キリスト教社会に於ける魔女狩りの歴史などを踏まえて、魔女がどのような変遷を辿ってきたのかを説明。
それから長南さんにバトンタッチし、現代の魔女がどのような思想体系の元で生活や儀式を行っているのかを、紹介して頂きました。

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その間、私は野菜・フルーツに庭で摘んできたハーブや常備しているハーブ・スパイスなどを入れて作った「魔女のスムージー」を作り、受講者の皆様に配りました。
この「魔女のスムージー」は、私が休みの日の朝などに作って飲んでいるもので、レシピも大体のところは決まっていますが、野菜・果物はその時に手に入ったものを使っています。
最初は手軽に野菜が採れて良さそう、と思って作り始めたスムージー。
ほうれん草や小松菜を中心に作っていたのですが、どうも飲みにくいので、フルーツの分量を多くしていきました。
そのうちに、使い切れないで香りが落ちてしまうことの多いハーブやスパイスを活用するのに良いと気付いて、様々なハーブ・スパイスを試すようになりました。
この時に作ったレシピは、バナナ、ハネデューメロン、キウイフルーツ、ホウレンソウ、レタス、アロエ、アロマティカス、ローズゼラニウム、ペパーミント、オレガノ、フェンネル、シナモン、カルダモン、オールスパイス、牛乳。
皆様にも好評だったと思います。
ハーブ・スパイスには癖のある香りのものが多いので、好みに合わせてオリジナルのレシピを考える楽しみがあると思います。

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それから、エッセンシャルオイルを使ったアロマスプレーの作成。
残念ながら全員に作って頂くには時間が足りなかったので、代表でお二人に作って頂きました。
お一人はラベンダーとローマンカモミールの、リラックス効果のある香りのスプレー、もうお一人はティートゥリーで殺菌効果のあるスプレーを作っていました。
ハーブの効用を一覧にしたものを、資料としてお配りしたのですが、かなり膨大な量になってしまいました。
ちなみに配布のものもあくまで一例で、情報としては増やそうと思えば無限に増やせると思います。
ハーブに纏わるエピソードなども少しお話したのですが、話し足りないこともあったので、noteに纏めてみました。
そちらも是非、お読み頂ければと思います。

今回に限らずですが、受講者の中にはかなり豊富な知識をお持ちの方も多く、どちらが講師か分からなくなる場面も(笑)。
情報交換の場としても、とても意義のある講座だと思います。
次回8月16日(金)は、ゲストに宇田川岳夫氏をお招きします。
テーマは 「儀式的音楽」。
ご興味お持ち頂けた方、是非ともご来場下さいませ!

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07

18

23:51
Thu
2019

No.0256

INIBURAライブ vol.2@《哲学者の薔薇園》

7月15日は、友人の画家・古賀郁氏や、私の主催している演劇ユニットMONT★SUCHTのメンバーでもある黒い瞳嬢のやっている実験的即興ノイズ・アンビエント・ユニットINIBURAの、3月に続いて2回目のライブでした。
ライブでは郁さんは鉄板などのメタル・パーカッションを大量に持ち込むので、荷物が大変そうで、雨模様のこの日もタクシーを使って来られたのだそう。
この日はテーマが「雅楽」とのことで、メンバー全員和服だと言うので、私も着物で行こうと意気込みました。
何故と言うに、今年は着物を沢山着よう!洋服との和洋折衷コーディネートを極めよう!などと1月に数回も着物で外出したのにもかかわらず、2月以降はぱったり着る機会を逸してしまい、なんと令和になってからもまだ一度も着ていない体たらくなのです。
薄手の黒の単を着るつもりでいたのが、当日になって探しても出てこず、茶会記では衣装はモノトーンと決めている為、仕方なく白の襦袢の上に黒の半幅帯を締め、レースの上着を羽織ることに。
でもこの日は蒸し暑く、荷物の多い状態では上着など着ていられなくて、開き直って襦袢で歩いていました。
着物文化を重んじる方には怒られそうです。

この日は祝日だった為、ライブは17時からの予定。
セッティングはいつも通りメンバーに丸投げし、喫茶室の方でチラシの折込を作成したりしているうちに、チラホラお客様がお見えになりました。
ところが、17時の開演時間になっても相方が姿を現しません。
焦ってLINEを送り、とりあえずイベントスペースを開場。
喫茶茶会記は、入口側の喫茶スペースと奥のイベントスペースが扉で仕切られています。
この日はメンバートークを予定していて、私が司会をすることになっていた為、喫茶スペースに誰も居ないままだとまずいのです。
幸い、開場してすぐに相方が到着。
演奏中はステージの写真を撮ったり、喫茶スペースで一息ついたり。
お店をやりながらだと、なかなかライブの観客に専念することは難しい。
バックで流れている映像も郁さん作なのですが、サイケデリックかつ魔術的で非常にカッコイイのです。

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撮影:由良瓏砂

30分程で、インターバル。この間にドリンクの注文なども入ります。

後半はメンバートークでスタート。
私のアイデアを元に郁さんの相方の栗栖有稀ちゃんがまとめていてくれた質問、INUBURAの結成秘話などを伺いました。
ギターのTANAO氏と郁さんで始めたというINIBURA、なんと結成は約25年前だそう!
去年、たまたま郁さんが鉄屑を集めたり始めたタイミングで、Tanao氏から活動再開の話があり、スタジオ入りして撮影した動画などをTwitterで公開したら、それを見たDr.stutter氏から加入したいとの連絡があったのだそう。
で、もう一人くらいメンバーが欲しいなと思っていたところへ、栗栖さんの推薦で瞳ちゃんが参加することになったのだそうです。
ちなみに瞳ちゃんは、ミュージカルソーやピアニカ、チャイムや各種笛など、様々な楽器を駆使しています。

この日のライブのテーマは「雅楽」。神主の資格を持っているDr.stutter氏が、練習の後にご飯に行くのを「直会」(なおらい。私は「ちょっかい」と読んでしまいました。恥)と呼んでいるそうで、つまり神事ですね。
楽器演奏はもともと神楽など、神に捧げるものでしたので、とても納得がいきました。

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撮影:神崎悠雅

そしてこの日の突発的ゲスト、占い師の中村氏が、生年月日と氏名で占ってくれるというので、お客様やメンバーから3名を募り、順番に見て頂きました。
結果は納得のいく部分もあり、そうでもない部分もあり、という感じだったかな?
私が聞きたかった質問、メンバーのお勧めノイズバンドは、郁さん→Nurse With Wound、瞳ちゃん→Aksak Maboul、Tanao氏→AssHoleGrindMother、Dr.stutter氏→タクロック。(ノイズじゃないのも入ってますが)

トーク後は、演奏をバックに、栗栖さんの作った物語を瞳ちゃんが朗読。
3月は「消失測定器」というお話でした。今回は「白詰草に死す」というお話。
ノスタルジックで幻想的なストーリーに、瞳ちゃんのアンニュイな朗読がはまっています。
瞳ちゃんをモデルに栗栖さんが撮影した写真も映像で流れ、更にその写真を郁さんが水彩画にするというメディアミックス展開も!
ライブ後は、今回の特製メニュー「高菜と鱈子の揚げおにぎり茶漬け」も皆さんに楽しんで頂きました。

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撮影:由良瓏砂

INIBURAライブ、次回はまた秋か冬頃に開催しようと思います。
浮遊感溢れる演奏を、是非とも体験しにいらして下さいませ。

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「みんな違う方を見よう」と撮った集合写真。撮影:栗栖有稀

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07

12

03:17
Fri
2019

No.0255

《哲学者の薔薇園》オカルティズム講座第三回「魔女術 ハーブ活用法」

5月に開講したSPINOR夜学002 オカルティズム講座も、早いもので第三回。
毎回いらして下さる受講者の方も多く、有難い限りです。
今回のテーマは「魔女術」、ゲスト講師は《哲学者の薔薇園》でお馴染み、長南浩氏です。

魔女と言っても指し示すものが相当広いです。
当初は近代から現代にかけての魔女達がどのような魔術や儀式を行っているのか、ということに絞ってお話しようと思っていました。
が、受講者の方からのリクエストもあり、魔女が歴史、特にキリスト教史の中でどのように扱われてきたのか、というところからご紹介していきたいと思います。
また、私が日常的に愛飲している、ハーブを沢山取り入れたスムージーをお出しします。
ハーブやアロマに興味がある方も是非、ご参加下さいませ。
**********
オカルティズム講座第三回「魔女術 ハーブ活用法」
2019/7/19(金)19:30-21:00
スピノールギャラリー
〒101-0051 東京都千代田区神田神保町1丁目1−20 小川ビル2F
料金3000円

講師:由良瓏砂
ゲスト講師:長南浩



魔女とは何か?、キリスト教会と魔女の歴史に始まり、
魔女の生活、儀式、薬草術などについてお話します。
ハーブやアロマの効用等、実践的な内容も。
魔女のスムージーサービス!

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Toru Nogawa "Le Requiem" カンバスに油彩

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07

09

00:05
Tue
2019

No.0254

ほんとうのさいわい

チェロ奏者の青月泰山くんとは、もう結構長いお付き合いになります。
最初は黒色すみれのさっちゃんを介して知り合ったのだったかしら。
私と永井幽蘭ちゃん、常川博行さんで始めたユニット、「電氣猫フレーメン」に参加して頂いたこともあります。



最近では紅白歌合戦での椎名林檎さんのバックで演奏したりと、あちこちで活躍されています。

去年くらいから、泰山くんと、やはり長いお付き合いであるカウンターテナーの湯澤幸一郎さん、アコーディオン奏者のえびさわなおきさんの3人でやっているユニット「青山辺境伯」のライブにお誘い頂き、お伺いすることが多くなりました。
つい先月、えびさわさんからお誘いが届いた、翌日くらいのこと。
ポストに入っていた、普段は捨ててしまうタウン誌をふと持ち帰り、開いてみると、泰山くんの写真が目に飛び込んできました。
見ると、七夕の前日の7月6日、コスモプラネタリウム渋谷でチェロの演奏会があるというのです。

私たちの営業している《哲学者の薔薇園》では、イベントの司会などを引き受けて下さっているカヲルさんのプラネタリウム投影機をお借りして、度々プラネタリウムイベントを開催しています。
プラネタリウムの魅力を力説するカヲルさんの影響で、私と相方も去年サンシャインのプラネタリウムを訪れたりもしました。
コスモプラネタリウム渋谷は、私のバイト先のすぐ近くなので、去年からずっと気になっている場所だったのですが、今まで行く機会を見つけられずにいました。
願ってもないチャンス、と思いました。

青山辺境伯のライブは、今回は物語仕立てになっていて、湯澤さんの朗読に乗せて曲が奏でられ、いつにも増して魅惑的でした。
湯澤さん、年増女や老婆のセリフが上手すぎます。
さすがマリアさ・・・おっと。
長年の夢だったプラネタリウムでのコンサートが実現して嬉しい、という泰山くんの話によれば、七夕は一年で一番、プラネタリウムのお客が多い日なのだとか。
だから特に自分が呼ばなくてもお客さんは来る筈だけど、周りを見回して知った顔が誰も居ないと寂しいので、是非来て下さい、とのことでした。

プラネタリウム演奏会「セロと七夕の夜」当日。
プラネタリウムの空は、昼の3時くらいから始まりました。
周囲には宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」の町並みをイメージしたというノスタルジックな町の風景が。
やがて、まるでアラビアンナイトの王子様のような、胸元に飾り石のついた長衣姿の泰山くんが登場。
オーケストラ音源をバックにしたチェロの演奏が始まると、空は太陽がどんどん移動して沈んでいき、下限の月の残る空に、段々と星々が見え始めました。
解説員さんによる夏の星座のお話。お馴染みギリシア神話のお話です。
でも、そういえば宮澤賢治の「銀河鉄道の夜」に出てくる蠍の話は、ギリシア神話のお話ではありません。
あれは、賢治の創作なのでしょうか。

泰山くんの曲のうち「南十字星の虚孔/ゼロ」という曲は、「銀河鉄道の夜」の朗読を交えて演奏されました。
そういえば、以前泰山くんの「セロ弾きのゴーシュ」の朗読を聞いたこともあったっけ。
「銀河鉄道の夜」も、《哲学者の薔薇園》が武蔵小山TARUHOにあった頃、相方と共に朗読したことのある、思い出深い話です。
「ほんとうのさいわいは一体何だろう。」
その言葉に、はっとしました。

ほんとうの幸福とは何か。
それは賢治の蠍のように、自分が犠牲になって皆を助けるという、キリストに見られるような自己犠牲の精神からくるものではないでしょうか。

「世界幸福度報告」の要素の中で、日本が特に順位が低いのが「寛容さ」(92位)だと言います。
人に慈善を施すことが、自らの幸福に結びつく、ということが、日本人の感覚にそぐわないのだとしたら、残念なことです。

最後の曲「握る指から砂が落つように/アルファルド」
この曲を作る前に泰山くんは、一人モロッコの砂漠を旅したそうです。
満点の星空の下空気が澄み渡る中、砂漠へ消えていった星の王子様やアルチュール・ランボーの孤独と自らを重ね合わせたという泰山くん。
孤独の果てに生み出された至純の音楽が、胸に染み渡るような思いを味わった夜でした。

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07

04

23:54
Thu
2019

No.0253

幸福とは何か

私が入会している倫理法人会で教典のような位置付けにあるのが、丸山敏雄著「万人幸福の栞」。
万人が幸福になれたら、それは間違いなく理想の世界でしょう。
「幸福」というのは、かなり哲学的な命題です。
哲学・宗教も多くは幸福の追求に重きを置かれています。
私は、人間の究極的な目的は「神との合一」にあり、それこそが最高の幸福の形だと思っているのですが、人々に訴求する為には現世利益や幸福を謳い文句にせざるを得ない、というのは理解できます。
では、一体「幸福」って何でしょう。

国連が2012年から毎年レポートしている「世界幸福度報告」2019年度版で、日本は過去最低の58位だったそうです。
ちなみに2012年以降の推移は、44位→43位→なし→46位→53位→51位→54位→58位、とのこと。
数値は、10段階で5.886。1位のフィンランドは7.769、最下位(156位)の南スーダンは2.853でした。
156ヵ国中、三分の一より少し低いこの順位、まあそんなものかな、と思うのですが、経済的・社会情勢的に日本より劣悪な国の方が日本より上位だったりすることに、疑問を呈する向きもあるようです。
しかしこの順位、各国で約1000人を対象とした調査の平均値であり、その回答は主観によるものです。
つまり実際にそう感じている人々がいるからこの順位が出ている訳で、結果についてはそのまま受け止める他は無いものです。
この結果に対し、「説明変数」という6つの数値を用いて分析しています。
その6つは「人口あたりGDP」「社会的支援」「健康寿命」「人生選択の自由度」「寛容さ」「(社会・政府の)腐敗の認識」。
Webサイトの記事などでは、説明変数の数値と実際の順位が必ずしも比例していない、という分析もありました。

他人の幸福については想像することしか出来ませんので、モデルケースとして自分について考えてみます。
私の現在の幸福度は、10段階中7.8といったところでしょうか。
フィンランドの人たちの平均くらい幸福ということになります。
その根拠としては、「今までの人生で望んだ物はほぼ手に入れてきた」ということがあります。

まず、一生かけてでも手に入れたいと思っていた、尊敬する作家の、しかも一番のお気に入りの作品を、人生の割と早い段階で入手できたこと。
中古車一台分くらいのお値段でした。現在はほぼ入手はできないものと思われます。
次に、一生のパートナーと思える相方と出会えたこと。
自分のことではないのでそうそう書けませんが、言い尽くせない程の感謝があります。
それから健康。
もともとほとんど病気をしたことが無いのですが、最近は長年の悩みだった朝起きられない、睡眠不足に弱い、という弱点を克服しつつあります。

そして最後に、自分のやりたいと願っていた幾つものことを、沢山の素敵な人々と共に、仕事やライフワークに出来ていること。
お金があれば幸福ということはない、とは良く言われますが、実際その通りだと思います。
一番の幸福は、尊敬できる人々と共に、何かを作り上げられることではないかしら。

完全な幸福を手に入れるのにはまだまだ私には足りないものがあって、その為の努力は継続中です。

と言っても幸福は主観でしかないので、もし価値観が異なる人が私と入れ替わったら、家も車も持っていない、結婚もしていなければ子供もいない、家の中はぐちゃぐちゃで片付ける時間もない、全然幸福じゃないむしろ不幸、となると思います(笑)。

幸福というテーマは様々な切り口で取り上げられると思います。
次回に続く、かも知れません。

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